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地元の宝探し

地元の隠れた宝を探す為に
地元学を学んだ。
山形県戸沢村で”地元学”で地域おこしを実践している
山形大学の准教授を招いた。
初日は事前調査。
2日目は講演会を開催。
約30名程の参加者

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           【2日目の地元学講演会】


地元学の意味や趣旨が
市民には未だ理解できないのだろう。
他のイベントとも重なり
参加者は少なかったが・・
内容の濃いものであった。
福島大学からの学生や教授も参加してくれた。
市外からも参加者がいたのに驚いた。
PRもしないのにどこで知ったのかと思うぐらいだ・・


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      【福島市、本宮市、浪江町からの参加者も・・・・・】


3日目はいよいよ地元を歩き、
地元の隠れた宝を探す。
天候は曇り。
暑くも無く、天候は味方してくれた。
何人集まるかが心配。

山形大学の准教授
山形大学の医学生
山形県戸沢村の高校生
福島大学の学生
安達東高校の生徒と教諭
そして地元の人達・・・

17歳~70歳代後半までの
”若者、ばかもの、よそ者”が集まってくれた

一つのグループは
風の人(よそ者)と土の人(地元住民)とで構成し
3つのグループを編成した。
それぞれ違ったルートを歩いた。

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              【池で生き物を探す・・・】


若い高校生は
いつも通っている道端で草に埋もれた湧き出る泉を
地元の人から教えられ感激・・・

地元の先人渡辺閑哉の生家を廻ったり
閑哉が鹿児島より取り寄せ護岸用として植え付けた
台明竹(閑哉竹ともいう)を認識。

江戸末期の古民家の蔵から昔の農機具等を見つけたり、
農薬をまったく使わない窪地にある
田んぼからは多くの生物を発見したりと
多くの新たな発見があった。


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         【梵字岩の前で所有者から説明を受ける】


渡辺閑哉は明治維新の前後に福島県小浜町
(その後は二度の合併により岩代町、二本松市に統合)
が生んだ偉人。
小農村の名主の子として生まれ、
若くして二本松藩校に学び、十代で既に名主となり、
政治の手腕を遺憾なく発揮した。
安積疎水の開拓に尽力。
また漢詩文に優れ、多くの作品を遺している。                      


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           【田んぼのあぜで生き物を探す・・・】                  


新たに発見できた地域の宝を
今後どう活用するかを検討はじめた。

この地域は小さな山に三方囲まれた”窪地”が多い。
この窪地からは必ず湧き水が出る。

この湧き水を利用し、この窪地をビオトープにし
地元の子供達や都会の人達への
自然体験学習の場を提供したい。

そして昔の農機具等を展示し、
子供達への昔の暮らしを伝承する。

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        【蔵で見つけた背負子?や味噌・醤油だる】
  

農業体験もできる。
散策しながら花を愛でる。
水辺の昆虫や植物との戯れ・・
竹の子や山菜狩り
竹細工の体験・・・
昔の暮らしの研究・継承
地元の郷土料理の体験もできる
あずまやもつくる・・・

こんな”いわしろ自然・文化体験塾”(仮称)
を作ることができればと・・・
又夢が大きく膨らむ・・・

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         【取材してきた資料を整理し発表準備・・・】


山の学校、里の学校、暮らしの学校、食の学校、農の学校・・・
この学校を作り上げるプロセスにも
ボランテアに参加いただければありがたい。

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      【福島民友新聞に掲載された記事】


里を守る事が今注目されている。
団塊世代の定年後の
最も人気のあるライフスタイルは
農とボランテアだ。

こんな事に共感を覚え、協力いただける方を募集中。
ご協力いただける方のご一報をお待ちしております。





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