風評被害の罠
~小生が某新聞へ投稿した記事を掲載~
「風評被害」という表現が安易に使われ、
ともすれば放射性物質による汚染を
矮小化する文脈で乱用されている。
100ベクレル/kgまでは安全だと国が国民を洗脳し、
消費者にその食材を押し付けている。
販売不振が消費者の悪意にあるかの如く吹聴し、
生産者と消費者間の対立を煽動しているようにも見える。
農地や住宅周辺にセシウムが
10万ベクレル/㎡以上もある中で農作物を作り、
そこで生活している実態を『風評』と言うのだろうか?
『風評被害』として片づけてしまう事は、
加害者である東電や国の責任を
生産者や消費者に転化させる事につながる。
福島で起きている事は風評被害では無く、正に原発被害だ。
前知事の「風評被害の払拭」の発言は、
国や東電の責任を追及すべき知事が
消費者や生産者に責任を転嫁してしまった。
その事が原発事故は無かった事としたい国が
事故後も原発を推進し、
福島を見放す事に加担した事になる。
マスメディアや県、JA等はこの事に早く気づくべきだ。
以前の『風評被害の罠』は以下ご覧ください。
http://nimosaku.blog.so-net.ne.jp/2013-04-17
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