規制庁への質問
原子力規制庁主管で有識者(御用学者も含む)で
放射線防護に関し放射線審議会を実施している
今年6月に開催された、第141回の審議会で議論されたのが
放射線防護の方針を空間線量ではなく
個人線量で実施する事に関する審議が行われた。
しかし、この時規制庁の事務局から提出された資料が
あまりにもデタラメであった為に、規制庁に対し以下の質問を行った。
回答は正月過ぎになるだろう・・・
第141回放射線審議会の資料は以下。
http://www.nsr.go.jp/data/000235881.pdf
第141回放射線審議会の資料(141-4-1)についてお尋ねいたします。
1.P13の図7について
①相馬市や伊達市のデータのうち、都合の悪い(被曝線量の高い)データは削除し
都合の良いデータのみを抽出してグラフ化している理由
②サンプル数が極めて少ない理由
この加工されたグラフが科学的なデータとし審議会資料として提出された理由。
2.P14のグラフについて
①福島市、二本松市、伊達市、郡山市のそれぞれのバックグラウンド(BG)値は
いくらですか?
②いつのデータですか?
注:小生の調査によれば、福島市と伊達市は千代田テクノルのガラスバッジを使用し
年間0.54mSv/y、二本松市は1.02~1.26mSv/y、郡山市は0.63~0.70mSv/y。
この値は福島市と伊達市は原発事故前の大洗の空間線量値を適用(BG値)。
二本松市と郡山市は原発事故以降に市役所内で測定したコントロールバッジの値を適用。
個人線量計(ガラスバッジ)の測定値は空間線量値の約0.7倍になり、子ども達の行動
パターンから推定するBG値は二本松市では0.24mSv/y程度にもなり、BG値が過大に
引かれしています。
詳細は以下の小生のブログ(論考)をご覧ください。
【個人線量測定で明らかになった事】
https://nimosaku.blog.so-net.ne.jp/2018-07-17
【二本松市の個人線量測定のデタラメ】
https://nimosaku.blog.so-net.ne.jp/2018-11-04
【二本松市民のみなさまへ】
https://nimosaku.blog.so-net.ne.jp/2018-11-16
③上記の小生の実証試験の論考【個人線量測定で明らかになった事】に対する
規制庁の見解とコメント
3.P15のグラフについて
①38人の年齢構成、男女構成は?
②屋外で仕事をしている人は対象になっているか?
(飯館村民がこの時期に屋外に出ている人はいなく、飯舘村村民を対象にする事自体
は公平性から欠けるのではないか?)
③サンプル数が少ない38人で結論を出す事が正しいとする統計的な根拠は?
4.P16のグラフについて
①なぜ平均値で議論しているのか?
②周辺線量当量(青色の線)を超えて被ばくしている人もいる。この規準が間違っている
との論拠を示して欲しい。
③個人線量当量を採用した場合は同じ家族であっても被ばく線量値が異なる。
家族間の分断、地域間の分断職業毎の分断等、大きな社会問題がでてきる可能性が
あるが、なぜ、個人線量当量の議論をしているのか?
④伊達市の個人線量測定に関する早野・宮崎論文は個人情報の扱い方に不正があった。
研究倫理に詳しい東京大学の井上悠輔准教授は「一義的に責を負うのは、杜撰な
情報提供を行った伊達市でしょう。
一方、これを受け取った研究者も、この状況を看過したばかりか、仮に約束違反と
知りながら漫然と使用を継続していたならば、一方の当事者であるといえます」と厳しい。
「個人情報が社会にとって重要な知識をもたらしうる場合、どこまで本人の同意を
厳密に得る必要があるか。
これは法解釈上の大きな課題です。しかし、今回はそれ以前の問題ではないでしょうか。
この研究は、個々人や地域にとって重要な意味を持ちうる情報を取り扱うものであり、
『個人情報ではない形での情報の取り扱い』と『同意の取得』を市民に約束していたにも
かかわらず、これらの約束は 疎かにされてしまいました。
調査は市民の生活と深くかかわるものですが、今回のようなことがあれば、人々は
自治体や研究者による説明を信頼できなくなるでしょう。
また、こうした雑な運営のもとで生み出された成果を我々は信用できるでしょうか。
情報を出した自治体側もこれを受け取った大学側も、組織的な反省と今後の対応策を
目に見える形で提示してほしいと思います』とコメントしている。
原子力規制庁としての見解を教えてください。
以上よろしく御回答いただきたくお願いいたします。(1週間程度を目途に回答希望)
放射線防護に関し放射線審議会を実施している
今年6月に開催された、第141回の審議会で議論されたのが
放射線防護の方針を空間線量ではなく
個人線量で実施する事に関する審議が行われた。
しかし、この時規制庁の事務局から提出された資料が
あまりにもデタラメであった為に、規制庁に対し以下の質問を行った。
回答は正月過ぎになるだろう・・・
第141回放射線審議会の資料は以下。
http://www.nsr.go.jp/data/000235881.pdf
第141回放射線審議会の資料(141-4-1)についてお尋ねいたします。
1.P13の図7について
①相馬市や伊達市のデータのうち、都合の悪い(被曝線量の高い)データは削除し
都合の良いデータのみを抽出してグラフ化している理由
②サンプル数が極めて少ない理由
この加工されたグラフが科学的なデータとし審議会資料として提出された理由。
2.P14のグラフについて
①福島市、二本松市、伊達市、郡山市のそれぞれのバックグラウンド(BG)値は
いくらですか?
②いつのデータですか?
注:小生の調査によれば、福島市と伊達市は千代田テクノルのガラスバッジを使用し
年間0.54mSv/y、二本松市は1.02~1.26mSv/y、郡山市は0.63~0.70mSv/y。
この値は福島市と伊達市は原発事故前の大洗の空間線量値を適用(BG値)。
二本松市と郡山市は原発事故以降に市役所内で測定したコントロールバッジの値を適用。
個人線量計(ガラスバッジ)の測定値は空間線量値の約0.7倍になり、子ども達の行動
パターンから推定するBG値は二本松市では0.24mSv/y程度にもなり、BG値が過大に
引かれしています。
詳細は以下の小生のブログ(論考)をご覧ください。
【個人線量測定で明らかになった事】
https://nimosaku.blog.so-net.ne.jp/2018-07-17
【二本松市の個人線量測定のデタラメ】
https://nimosaku.blog.so-net.ne.jp/2018-11-04
【二本松市民のみなさまへ】
https://nimosaku.blog.so-net.ne.jp/2018-11-16
③上記の小生の実証試験の論考【個人線量測定で明らかになった事】に対する
規制庁の見解とコメント
3.P15のグラフについて
①38人の年齢構成、男女構成は?
②屋外で仕事をしている人は対象になっているか?
(飯館村民がこの時期に屋外に出ている人はいなく、飯舘村村民を対象にする事自体
は公平性から欠けるのではないか?)
③サンプル数が少ない38人で結論を出す事が正しいとする統計的な根拠は?
4.P16のグラフについて
①なぜ平均値で議論しているのか?
②周辺線量当量(青色の線)を超えて被ばくしている人もいる。この規準が間違っている
との論拠を示して欲しい。
③個人線量当量を採用した場合は同じ家族であっても被ばく線量値が異なる。
家族間の分断、地域間の分断職業毎の分断等、大きな社会問題がでてきる可能性が
あるが、なぜ、個人線量当量の議論をしているのか?
④伊達市の個人線量測定に関する早野・宮崎論文は個人情報の扱い方に不正があった。
研究倫理に詳しい東京大学の井上悠輔准教授は「一義的に責を負うのは、杜撰な
情報提供を行った伊達市でしょう。
一方、これを受け取った研究者も、この状況を看過したばかりか、仮に約束違反と
知りながら漫然と使用を継続していたならば、一方の当事者であるといえます」と厳しい。
「個人情報が社会にとって重要な知識をもたらしうる場合、どこまで本人の同意を
厳密に得る必要があるか。
これは法解釈上の大きな課題です。しかし、今回はそれ以前の問題ではないでしょうか。
この研究は、個々人や地域にとって重要な意味を持ちうる情報を取り扱うものであり、
『個人情報ではない形での情報の取り扱い』と『同意の取得』を市民に約束していたにも
かかわらず、これらの約束は 疎かにされてしまいました。
調査は市民の生活と深くかかわるものですが、今回のようなことがあれば、人々は
自治体や研究者による説明を信頼できなくなるでしょう。
また、こうした雑な運営のもとで生み出された成果を我々は信用できるでしょうか。
情報を出した自治体側もこれを受け取った大学側も、組織的な反省と今後の対応策を
目に見える形で提示してほしいと思います』とコメントしている。
原子力規制庁としての見解を教えてください。
以上よろしく御回答いただきたくお願いいたします。(1週間程度を目途に回答希望)
2018-12-26 21:22
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