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安達東高校の統合化に対する新たな提案

3月26日に福島県教育委員会に提出した文書は以下ご覧ください。

以下の文章に追加・修正を加えたもの

(以下の記事をお読みください)
https://nimosaku.blog.so-net.ne.jp/2019-03-27

 

【安達東高校の統合化に対する新たな提案】

福島県は子ども達の減少に伴い、4~6クラスが最適とし、
小規模高校の統合化を発表した。
その中に安達東高校と二本松工業高校を統合し、
新たに家庭科を1クラス設置するという。

今後10年間で県内の高校生の数は5000人、県北地区で1300人減少
二本松市は5年間で82名減少するという。
だから二本松地区の3つの高校では40人の2クラス減らすとの計算だ。
こんな単純計算なら小学生でもできる。
数合わせの守りの選択なら誰でもできる。
福島県には地域振興の為の攻めの戦略を考え実行してほしい。

安達東高校は原発事故前までは
夢未来いなか塾と一緒になって域地づくりに協力してくれた。
いわしろの伝統野菜にも取り組んでくれた。

安達東高校は地元にとっては無くてはならない存在。
安達東高校は地元住民との繋がりも深く、
卒業後の地元への定着率も高く、
地元への貢献度は他の進学校に比べれば格段に高い。
(進学校は大学進学し就職先は殆どが県外で地元への貢献度は低い)

地元への貢献度や卒業後の地元への定着率等を点数化するなどし
高校を評価し統廃合を決めるべきではないか?
中途半端な高校を統廃合するなど
県全体としての効率化がはかれればいいはずだ。
地元への貢献度は少ない都市部(福島市、郡山市等)の普通高校こそ、
統廃合すべきではないか?
この無能・無策の決定が、持続可能な地域づくりに逆行する。
教育委員会には地域づくりの為に、今何を行うべきかを考えて欲しい。
数合わせ等守りの選択なら誰でもできる。攻めの戦略を期待したい。

福島県の『高等学校改革基本計画』には課題として以下を示しているが、
その解決策を示していない。こんな計画書はあり得ない。

○過疎化や高齢化、少子化が進む中、高校生の声を地域創生に生かすなど、
  教育を通した地域づくりの視点が必要となる。
○ 特に、過疎・中山間地域の高等学校において、地域と学校との協働による
  教育環境の向上が必要である。

そして基本方針には以下が記載されている
『地域と連携し、地域の特色を生かした学校づくりの推進』
○ 「地域の核」として高等学校が果たしてきた役割を踏まえ、社会が変化する中で
  も地域の発展に貢献することができる「地域と共に地域を支える人づくり」を推進する。
○ 農業、工業、商業などの職業系専門学科※はもちろん、それ以外の学科において
  も、地域の産業を支え県内の産業の発展に貢献できるよう、県内産業界や生徒の学
  びのニーズに応じて教育内容を充実させる。
○ 高等学校が地域振興に積極的に関わり、地域の人々と交流し地域の自然や文化、
  特産品等の資源を生かして地域活性化に貢献するなど、「学びを通じた地域づくり」の
  視点を教育活動に生かした取組を推進する。

しかし、今回はこの基本方針とは逆行する決定!

地元に貢献し定着する人材育成するために安達東高校を活用し、
島根県の隠岐島前高校(島根県・隠岐島の海士町)のように魅力ある高校にし
県外からも高校生を呼び込むなど、
地元に定着させる等の攻めの戦力を描く必要がある。
その為には、ここでないと受講できないコース設定が必須。
例えば、放射能汚染した土地での農業のあり方や
食の安全にかかわる授業なども考えられる。
福島大学との連携もいい。
福島大学の教授や外部講師らの出張授業が受けられれば
高校としての魅力度はアップする。

更に他校との連携も図り単位取得を他校と共通化すれば
学校としての幅や魅力度もアップし、先生方の負担軽減にもなる。
その事によって小規模校のデメリットも解消される。
私立高校や私立大学の経営手法を取り入れればいい。
高校生の移動手段は二本松市の協力も必要になるだろう。

福島県は農業の担い手作り課まで組織化し
膨大な広報費を使って担い手を都会から集めようともしている。
しかしながら、この政策と今回の教育委員会の決定は相いれない。
福島県をどうするのか?農業をどうするのか?地位づくりをどうすのか?
人口減少対策をどうするのが議論されないまま
枝葉だけの議論で結論を出している教育委員会

残念ながら安達東高校が統合されるような事があれば、
二本松市、特に旧岩代・東和の過疎化が加速する。
生活の基本は食(農業)である。

福島大学にはこれから農学部が創設されるのに
何故福島県は農業高校を切り捨てるのか?
真逆の事をする福島県。

そして家庭科という名称は戦後の男女平等の考え方から
小学生高学年の男女に裁縫等を習わせたもの・・・
これではだれも学ぼうとする生徒はいなくなる・・・
あまりにも福島県の発想が老化していると言わざるを得ない
夢や希望に満ち、学んでみたくなる斬新な名称にすべきだ。
安達東高校に希望溢れる学科名に改称するだけでも
入学希望生徒は増大するはずだ。

大学の学部や学科名が時代とともに変わり、
学生を集めてきた発想がない。
安達東高校の学科名を地域に根差した、希望と夢を待たせるような
そして日本に一つしかないオンリーワンの学科名に改称しよう

攻めの戦略で魅力ある安達東高校(農業を基礎とした食の教育)にし、
県外からも高校生を呼び込むように二本松市も
福島県の教育委員会との協議・連携が必要だろう
二本松市として50年後、100年後の未来を語る前に
何故みすみすと統合を許すのだろうか?

50年や100年先の理想論や夢を語っても、
足元から崩れていく過疎化の実態をなんとかしないと
二本松の未来(50年先)はない。
伝統文化や無形文化の継承も途絶えてしまう。

基本は人口動態。
人口動態の予測は二本松市としてしているのか?
50年後、100年後の人口はいくらになるのか?
過去を追いかけても未来は開けない。

地元住民、二本松市と共に地域に根差した、
希望に満ちたオンリーワンの安達東高校を目指し、
統合化を止める事が、地域そして二本松市や福島県の
地域再生と復興につながる事に気付くべきだ。
福島県や二本松市の英断が若い力を活用につながり
必ずや福島県を再生させると信じる。

以下は安達東高校が地域づくりに貢献してきた事例
こんな安達東高校の復活を期待したい

『若者との地元学』は以下ご覧ください。
https://nimosaku.blog.so-net.ne.jp/2009-08-16

『東大生らと語る地域づくり』は以下ご覧ください
https://nimosaku.blog.so-net.ne.jp/2010-03-27

『いわしろの伝統野菜』は以下ご覧ください。
https://nimosaku.blog.so-net.ne.jp/2009-12-07























 






















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