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ICRPシンポジウムに参加

【ICRPシンポジウムに参加】

昨日東京・四ツ谷で開催された、ICRPのシンポジウムに大雨の中参加した。開催時に質問したが、念の為にICRP委員に以下メールを送信。

「昨日は貴重なお話しの機会を設けていただきありがとうございました。若干討論時間が足りなかった事が残念です。昨日、小生から質問いたしましが、個人の価値観と避難の権利に関する論考をご参考までに送付いたします。ICRP内部でも議論き、是非避難の権利をICRPの新勧告には入れるようにお願いいたします。
『個人の放射線への価値観は年齢、性別、職業、家族構成、地域のコミュニテイ等で異なるもので 、その価値観の違いがあるにもかかわらず、政府(ICRP)が一律に線引きしているから福島県民を分断している。避難の権利を与えればすべて解決する。ICRPの新勧告にも追記すべきです。』
 Kさん(ICRP委員)には”避難の権利”の必要性については理解して頂きました事に感謝いたします。その事をもう少しICRPの関係者全員に理解してもらう必要があります。
この為には多くの被災者や避難者の意見を聴くためにも、福島県内や東京での公聴会の開催や勉強会(意見交換会)の開催をお願いいたします。

福島県各地で開催されたダイアログセミナーは限定的な人達(帰還を積極的に進める人達が中心)を集め、公開の場(なぜ福島市や郡山市で開催しなかったのか)での話し合いでは無かったのではないか、帰還を進めたい人達だけの閉ざされたセミナーではなかったのか、自主避難者達の思いはくみ取ったのか、個人の価値観をどう捉えたのか等危惧するものです。又ICRPのジャック(ICRP委員でダイアログセミナーの首謀者)の話を聴いて、その成果がICRPの新勧告への具体的な反映がされていなかった事、その結果福島県や国の政策にもほとんど影響を与えて来なかった事、単なるICRPの自己満足(ありばいつくり?)に終始していなかったのか?が気がかりです。(ジャックの”避難者”の認識には自主避難者は入っていないのではないか??)

午後のシンポジウムでは座長が山下俊一氏(とジャック)になった事に驚きました。何故??時間が限られていたせいもあり、小生のJAEAや弘前大の事故当時のスクリーニングの対象者が極めて限定的であった事や福島県からスクリーニングを止められた弘前大学の問題、又 スクリーニング結果と甲状腺がん対象者の突合せを実施していない事。そしてヨウ素剤の配布についてのガイドラインが未だにできていない事(甲斐さんもこの問題を認識)や事故当時のヨウ素剤の配布が福島医大や県庁職員、警察等限定的であった問題について質問したところ、座長の山下俊一氏が、この問題が後で議論(総合討論?)とかわされ、総合討論は時間なく取りやめになった事が非常に残念でした。

又内閣府原子力対策支援チームの政策そのものが、福島の避難者の切り捨てを促進している事。この原因になっているのがICRPの勧告である事を自覚してください。避難の権利を新勧告で認める事が新勧告の重点課題として議論ください。
このシンポジウムをもっとオープンにすべきだったと思います。何故、写真撮影が禁止されたのかその理由を明確にしなかった事も残念です。」

http://www.icrp.org/admin/ICRP-QST-Symposium%20Oct%202019-20191002.pdf?fbclid=IwAR3L7o_MvXGIM-W76CX4IdqE4JkEra0HH2xAHWQgap67QtK2wTNaTEv40ac
提出したパブコメは以下をご覧ください。

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