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2022年まで終息しない

【新型コロナウイルス感染拡大は、2022年までは終息しない】

今回の新型コロナウイルス感染拡大に関しては、2022年までは終息しないし、2024年までは再燃する可能性があるとした、ハーバード大学の M. リプシッツ教授のグループの論考の中で、今後日本人はそして世界はどのような生き方(社会)を作っていくべきか?経済活動をしながら、新型コロナウイルスと共存して行かなければならないという現実を直視しなければならない。

企業活動、学校・保育所や幼稚園、公共施設(介護施設や老人施設)、観光施設、社会活動をどうやって行けばいいのか?働き方改革、教育改革、地域コミュニテイのあり方、公共サービスのあり方等どう確立していけばいいのか?新しい世界観・人生観で切り抜けなければならない。


以下は某大学教授のフェースブックから転載

新型肺炎 COVID-19 のパンデミックは 2022年までは終息しない。終息しても 2024年まではいつでも再燃する。(米「サイエンス」誌 2020年4月14日)この論文は、ハーバード大学の M. リプシッツ教授のグループが、端的には「現在の緊急事態宣言をいつまで出し続けなければならないか」という社会的に喫緊の要請があるため、それに対して科学的見地から検討したものです。

https://science.sciencemag.org/content/early/2020/04/14/science.abb5793fbclid=IwAR1z0BruoLbuymCfIoLUqQUGxmla8w9eoB68fxvfuLbmNhSUwNNWQW80Nxc

この論文は、端的には「現在のパンデミックに対して緊急事態宣言をいつまで出し続けなければならないか」という社会的に喫緊の要請があるため、それに対して科学的見地から検討したものです。

1. 「新型肺炎 COVID-19 のパンデミックは 2022年までは終息しない」

「第 5図」(Fig. 5)は、現在の新型肺炎ウィルス(SARS-CoV-2)大流行について、社会的距離(ソーシャル・ディスタンス)をいつまで取り続けなければならないか、その期間について検討した結果です。その第 5図の数行下に、「2022年まで継続し得る」として、次のように述べられています。
"Under current critical care capacities, however, the overall duration ofthe SARS-CoV-2 epidemic could last into 2022, requiring social distancing
measures to be in place between 25% (for wintertime R0 = 2 and seasonality;fig. S11A) and 75% (for wintertime R0 = 2.6 and no seasonality; fig. S9C) ofthat time."

また、この結論は極めて重要なので、最初の「抄録」(Abstract)と「考察」(Discussion)にも述べられております。

2. 「終息しても 2024年まではいつでも再燃する」

この地上では、ウィルスはウィルスで、多くの種類のウィルスが生き残り競争を繰り広げています。新型肺炎のウィルス(SARS-CoV-2)はこの地上で果たしていつまで生き残り続けるかは、現在のパンデミックが明白に終息した後に再燃しないかどうかに関るのでじゅうようです。それについて検討した結果です。
「第 3図」(Fig. 3)は、それについて検討した結果です。Fig. 3 の(E)の簡単な説明(caption)の中に「明白に終息した後も 2024年までは再燃し得る」と述べられています

(However, a resurgence of SARS-CoV-2 could occur as late as 2024after a period of apparent elimination.)

またこの結論は極めて重要なので、一節「Low levels of cross immunity fromthe other betacoronaviruses against SARS-CoV-2 could make SARS-CoV-2 appearto die out, only to resurge after a few years」を設けて述べるとともに、最初の「抄録」(Abstract)にも述べられています。
新型肺炎 COVID-19について、ハーバード大学の M. リプシッツ教授は世界の 40~70パーセントが感染して集団免疫をもつに至ると予想した。
すると、ざっと考えて世界の人口の 55パーセントの「42億人」が感染することになりますね。すると、仮に世界で毎週 100万人が新たに感染しても、42億人が感染し終わるまでには「84年」かかることになってしまいます。
しかし、前記リプシッツ教授のグループは、前記『サイエンス』4月14日号で、新型肺炎 COVID-19は、いったん終息してその後再燃することがあったとしても「2024年までに終息する」と予想しているのです。これはどういうことでしょう?
     
この地上では、ウィルスはウィルスで、多くの種類のウィルスどうしが生き残り競争を繰り広げています。前記『サイエンス』の論文では、昔から存在し、我われが普通に風邪をひいている病原体であるコロナウィルスの「HCoV-OC43」や「HCoV-HKU1」が、新型肺炎 COVID-19のウィルスの感染を効果的に抑制し、COVID-19の再燃が2024年まで起きることがあったとしてもこれを排除するだろうと考察しています。

それは、前記『サイエンス』の論文の上から 3分の1くらいのところに「Low levels of cross immunity from the other betacoronaviruses against SARS-CoV-2 could make SARS-CoV-2 appear to die out, only to resurge after a few years」という節を設け、第 3図E(Fig. 3E)に依拠してそのように述べています。

もちろん、リプシッツ教授のグループは感染症学の最先端の専門家グループの一つとして、この地上では、多くの種類のウィルスどうしが生き残り競争を繰り広げているという常識のうえに、普通の風邪のウィルスの「HCoV-OC43」や「HCoV-HKU1」をもってきたわけですが、そこにそのグループの強さと弱さがありそうです。


又以下の論考もご覧ください。
http://ieei.or.jp/2020/03/expl200326/

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