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5Gは本当に安全か?

電磁波、特に5Gの安全性について安全派と危険派に分かれて国際的にも議論されている。そんな中でフェースブックで議論したので記憶と記録の為に本ブログに掲載しておく。

【Aさん】
電磁波といってもいろいろありまして。ラジオの中波、短波も電磁波、テレビのUHFもultra high frequency (極超短波)で電磁波。スマホも電磁波を使う。もっと周波数が高くなると、赤外線、これも電磁波。テレビのリモコンなんかは赤外線を使います。もっと周波数が高くなると、可視光線(目に見える光)、もっと高くなると紫外線。

ここらへんから、ちょっと危険度が増してきて、もっと周波数が高いとX線、ガンマ線というのがあるのです。ですから、電磁波は危険だというのは、十把一絡げな言い方で、ガスは危険ですよ、中毒死しますよというのと似ています。これは、都市ガスなんかのことを言ってるわけで、空気も広い意味ではガスの状態。もちろん酸素も気体のときはガス。

【小生】
電磁波と一括りにするのでは無く5Gの場合は60G帯(日本の場合3.7GHz、4.5GHz及び28GHz帯を使用)の電磁波が健康に影響を与えると言われています。60GHz周波数帯は酸素分子を吸収するスペクトル。分子レベルで電子の軌道を狂わせ、血液中のヘモグロビンと酸素の結合能力を阻害。つまり酸欠になるとも言われています。

日本でも医学者、疫学者等でもっと議論すべき事項であろうと思います。これは低線量被曝による健康被害と同じようなものだろうと思いますが、低線量被ばくもICRPが認定した健康被害は甲状腺がんと白内障に限定していますが、チェルノブイリでは心臓疾患や胃腸疾患も増加している報告もあります。

5G(60G帯)との関連性を証明するのは、長期間の研究(まずはマウスから)が必要なはずですが、そのような論文はみあたりません。総務省の結論もエビデンス(研究論文)が無いので、信頼できるものとは言えないのではと思います。(どこの省庁も結論ありきで、その結論に都合のよい研究論文だけ取り上げ不都合な論文は無視します。そのような都合の良い論文だけを事務局が取り上げて専門家会議で結論を誘導していきます。)

以下の警鐘(You Tube)も癌だけではなくあらゆる疾患があると報告されています。
【5Gの危険性】マイクロソフト・カナダ元社長が暴露~深刻な「17の健康被害」
https://www.nicovideo.jp/watch/sm36600396
ご意見賜れば幸甚です。

【Aさん】
この動画は日本語がかぶせられていますので、元の英語のみのを聞きたいと思い、Frank Clegg, Former President Of Microsoft Canada, on 5G Safetyで検索したところ、YouTubeでいくつか見つかりました。この人の発言は正しいものもある、そして、誤った認識のもあります。すべてが正しいのなら、なるほどと思いますが。

たとえば、
1) "In fact many communities in the US and around the world are passing moratoriums, preventing the roll-out of 5G technology until it is proven safe."
「実際、米国および世界中の多くのコミュニティが禁止令を出しており、安全であることが証明されるまで5Gテクノロジーの水平展開を妨げています。」これは誤りです。禁止しているところもありますが、それがニュースに取り上げられるので、強調されるのです。

2) "5G technology has not been tested"
「5Gテクノロジーはテストされていません」これは誤りです。電磁場(EMF)の生物学的および健康への影響は長年にわたって調査されてきています。EMFへの暴露のすべての既知の悪影響に対する適切な保護を提供する暴露基準が国際的に開発されています。

3) "Multiple studies have shown biological harm from wireless devices"
「複数の研究により、無線デバイスによる生物学的害が示されている」
これはミスリーディングです。ワイヤレスデバイスからの生物学的害を示すと主張する研究が発表されたことは真実ですが、ワイヤレスデバイスが害を及ぼす可能性があることを示唆する査読済みの文献は見つかりません。

4) "In 2018, the National Institute of Health's National Toxicology Program released the findings of a fourteen year, 25 million dollar study that showed clear evidence of harm in terms of cancer and permanent DNA damage."
「2018年に、国立衛生研究所の国家毒性プログラムは14年間、2,500万ドルの研究の発見を発表しました。この研究は、癌と永久的なDNA損傷の点で明白な害の証拠を示しました。」これはミスリーディングです。問題の調査はWiFiまたは5Gに関係せず、2Gおよび3G周波数にのみ関係したものです。それと、この調査では、電話を使用する人間が経験するよりもはるかに高い電力レベルと露出時間を使用しています。

5) ...which is absorbed in the human body, and accumulates in the human body."「...これは人体に吸収され、人体に蓄積されます。」誤りです。ミリ波は身体に浸透できません。これが、ミリ波スキャナー(高度な空港のセキュリティスクリーニングで使用されるスキャナーなど)で使用される理由です。

6) "[The FCC] does not have any scientists or doctors that you would expect to be involved in the regulation of potentially harmful products."
「[FCC]には、潜在的に有害な製品の規制に関与すると予想される科学者や医師はいません。」
誤りです。FCCには研究所部門があり、無線周波数(RF)デバイスと関連技術を評価、それらの干渉リスクの可能性と技術的運用パラメータを決定し、コンプライアンスまたは適切な技術基準を適用しています。また新しいRFテクノロジーの場合、技術標準を開発し、適切な行動を推奨します。

7) "The Federal Telecommunications Act of 1996 prohibits any telecommunication company to be sued on the basis of the safety or health of their products."「1996年の連邦電気通信法では、電気通信会社が製品の安全性または健康状態に基づいて訴訟を起こすことを禁止しています。」
これは誤りです。

8) "There is no liability to the telecommunications industry of any the impacts of their products."
「製品の影響について、通信業界に責任はありません。」誤りです。運営会社、関連会社、または独立した関連会社は、連邦電気通信法の第206条に規定されているように責任を負わなければなりません。

【小生】
丁寧な解説ありがとうございます。正しい部分はあるのでしょうか?特に電磁波と一括りにするのではなく60G帯での健康被害に対する論文はあるのでしょうか?5Gではなく4Gのスマホをポケットに入れていたら、皮膚が赤くなってかゆみが出たという人が周辺に何人かいます。これは電磁波による被害とは言えませんか?放射能と同じく電磁波に敏感な人がいる事も事実です。
疫学的にはその数が少なくなれば、影響は無いと言い切る事になるかもしれませんが、放射能のLNTと同じような影響があるのではと思いますが、如何でしょうか?5Gの60G帯の人体への健康影響に関するエビデンス(論文等)があれば教えてください

【Aさん】
「皮膚が赤くなってかゆみが出たという人」は知っています。それは、目隠しテストで本人には電源を入れてるかどうかを知らせずにテストする必要があります。たとえば、かつて私は船舶代理店にいましたが、港の沖に停泊する船があり、その船に行くのに、ちいさなボート(通船といいます)で行きますが、乗っただけで、とたんに、まだ出発していないのに船酔いする人がいたりします。
人間は「催眠術」にかかりますからね。たとえば、食事中に、気分の悪くなる話を聞いただけで、もどす人とか。

【小生】
いずれにしても電磁過敏症や放射線過敏症の人がいる事は事実です。人間は精神的にストレスがかかる動物です。この事も健康被害です。ガンもストレスによるものが起因しています。アメリカ・カルフォルニア州、メリーランド州の一部、アイルランドやイギリス、スロベニア、スイス等では5Gを規制しています。日本では日本弁護士会が電磁波過敏症の方々に対する配慮として公共施設や公共交通機関でオフエリアを作るべきと国に提言しています。

【Aさん】
それはそれで結構なことです。ところで、携帯電話、アルミホイルでくるんだだけで、電波の届かない場所になってしまうのご存じでしょうか。固定電話でかけても、つながりません。それほど弱いのです、電磁波としては。
カリフォルアですが、サンフランシスコ、ロスアンゼルスは5G使えます。
https://www.latimes.com/business/story/2019-12-13/att-5g-start-up
また、サンディエゴも使えるようになります。
規制の請願はありますが、それは請願です。
https://www.sacbee.com/news/politics-government/capitol-alert/article241927146.html

アイルランド5Gあります。
https://www.ericsson.com/en/news/2019/10/eir-5g#:~:text=Ireland's%20largest%20communications%20service%20provider,5G%20network%20across%20the%20country.&text=The%20next%20generation%20of%20connectivity,follow%20in%20the%20coming%20weeks.

英国は、Huaweiの5Gを規制したので、5Gそのものは規制していません。
https://www.bbc.com/news/technology-51263800

スイスは5G普及を加速しましょうということになっています。反対運動はあります。
https://www.rcrwireless.com/20200617/5g/swiss-telecoms-association-calls-acceleration-5g-deployments

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