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原発ゼロが日本経済を救う

世界は欧州を中心にコロナ禍からの経済再生の為に『グリーンリカバリー』が提起されている。脱炭素社会実現に向けた投資により経済の再生を目指すもの。その柱が再生可能エネルギーの利用拡大。最近の系統運用技術により、再エネ100%で電力の安定供給が可能である事が実証され、劇的に安価な『燃料費ゼロ)電力供給が始まっている。原発・化石燃料から再エネ100%へシフトによって、日本の海外からの20兆円の資源調達は国内で回るようになる。地方の内発的な発展のエンジンになるのが再エネ。

新しい新立憲民主党の綱領には原発ゼロを目指す事が含まれている。元国民民主党議員の中に原発維持派の議員は立憲民主党に参加しなかったので、新立憲民主党は是非政権を奪還し、原発ゼロと再エネ100%を目指し欲しい。

現在の原発の稼働状況は以下の3基のみ。稼働率は33%と低い。経産省の原発コスト算出時の稼働率は70%。稼働数も稼働率も低くなれば実際の原発コストは経産省の算出コストよりも明らかに高くなってくる。原発事故によって費やしたコストも放射性廃棄物の処分コスト等原発稼働にかか全のコストを原発による総電力量で割って出しているのが原発コスト。

従い原発の総電力量は当初の原発コスト算出時の10分の1程度。従い原発コストの固定費部分は10倍になっているはず。再生可能エネルギーコストは年々安くなっている。原発コストもデタラメ。2030年には全電力の25%程度を原発とするという計画も、現在の原発の電力比率はせいぜい2%程度だろう。もう原発ゼロでも日本の電力は十分にやっていける。省エネ化がどんどん進んでいる。

グリーン・リカバリーがコロナ禍の経済落ち込みを再生させる。


以下はたんぽぽ舎のメルマガの記事を転載。

【2020年9月18日(金)現在の原発稼働状況】
   稼働中は大飯4、高浜4、玄海4の3基
 

電力会社名 号 機  状  態   運転開始日  停 止 日   出力(万kW)

関西電力   大飯3   定検停止中              2020.07.20      118
          大飯4  運転中   2019.10.11                  118
          高浜3  定検停止中             2020.01.06        87
          高浜4  運転中   2020.02.26                        87
四国電力   伊方3  定検停止中             2019.12.26        87
九州電力   玄海3  定検停止中             2020.09.18       118
              玄海4   運転中   2019.11.20                      118
          川内1  定検停止中             2020.03.16           89
         川内2  定検停止中              2020.05.20           89

 合 計  9基   3基                                323/824


*運転開始日は営業運転開始の日なので原子炉起動の日とは一月程度違いがある。
*運転可能な9基の原発のうち稼働中は3基(33%)で、その出力は824万kWに対して323万kW(39%)









 
 

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