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NHKに正義はあるのか?

NHKの「ニューズウォッチ9」が御用学者の百地章氏にインタビューしたことは、公共放送のNHK自体が「報道の自由」を放棄したと言わざるをえず、不偏不党を掲げるNHKは次は菅氏批判を論理的に語る、憲法学者にインタビューするべきだ。NHK に正義はあるのか!?


以下はある方のフェースブックからの転載。

NHKの「ニューズ・ウォッチ9」は有馬キャスターが日本学術会議の会員任命拒否の件で菅新総理に結構食い下がったり、原発事故に翻弄された福島県飯舘村の菅野村長に退任時にインタビューするなど、最近少し良くなったかな、と思っていました。処が29日(木)は日本学術会議の会員任命拒否の問題に関し、何と、よりによって、御用学者で知られる国士舘大学特任教授、百地章氏へのインタビューを紹介していました。
百地氏は、会員任命が拒否されたかと言って学問の自由が損なわれることはない、、、など要するに菅氏の任命拒否支持の一点張りのインタビューでした。

そこには厳しく学問に従事する者としての見識はみじんもなく、御用学者としての面目躍如たるものでした。日本にこのような学者がいるのか、と、聴いている人たちもはずかしくなったのではないでしょうか。菅氏による日本学術会議の会員任命拒否に対し、これだけ各界の多くの人たちが批判し、今国会でも焦点になっていることは分かっているはずです。
百地氏は静岡大学の学生時代から「生長の家学生会全国総連合」の一員として民族派の学生運動に加わり、安倍晋三氏と結びついていきます。
当時の2012年9月の自民党総裁選では「安倍晋三総理大臣を求める民間人有志の会」の発起人に名を連ねてもいます。
しかし憲法学者としては論理矛盾が多く、圧倒的多数の憲法学者から相手にされていません。慶応大学名誉教授の小林節氏などは百地氏に公開論争を呼び掛けたりしましたが、百地氏は徹底的に逃げまくった、と言われています。このような百地氏を一体誰がインタビューをするよう提案したのか、それとも菅官邸からの指示があったのか、「ニューズウォッチ9」担当者や報道局内に反対する職員はいなかったのか、NHKは説明する責任があります。
菅氏は当初は「総合的俯瞰的に判断」などと意味不明の言い訳をしていました。その後、日本学術会議から会員に推薦された「名簿は見ていない」と言い出して以来、追及されるたびに、今では会員に大学や地域に偏りがある、と言い出す始末です。次々に新た根別の言い訳をしては更にその矛盾を指摘される支離滅裂という展開が続いています。
日本学術会議の会員任命拒否の問題は、今では安倍政権の時から始まったことを日本学術会議の山際寿一・前会長が自身の体験として語っています。この会員任命拒否は、どうやら大学時代に上級公務員試験に合格しただけの警察官僚上がりの杉田和博副長官が安倍氏や菅氏の意図を受けてやった疑いが濃厚になっています。
日本学術会議の会員任命拒否が憲法違反であり、学問の自由を侵害する行為でしかないことは、幾ら詭弁を弄しても否定できません。菅氏は表向き強がりを言っていますが、このままではますます泥沼に入っていくのを恐れていることでしょう。
この期に及んでNHKの「ニューズウォッチ9」が御用学者の百地章氏にインタビューしたことは、NHK自体が「報道の自由」を放棄したと見なされても否定できません。公には不偏不党を掲げるNHKが、もしそれを証明するのであれば、次は菅氏批判を論理的に語る、憲法学者にインタビューするべきです。

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