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ICRP国際会議

12月1日から4日まで福島県いわき市を中心に国際会議が開催された。コロナ禍の中、演者や一般参加者の多くは遠隔(Zoomによる)による参加だった。

ICRPの各セッションは多岐に渡るものであったが、講演者の話題提供者(一般は除く)の人選には違和感がある。放射能の影響を危惧する専門家の意見をもっと取り入れるべきだろう。
小生からは多くの質問や要請をQ&Aにだした。いずれ質問と回答がHPで公開されるはずです。以下はその一部。

福島医大の神谷氏には以下質問。
福島医大の大平論文において甲状腺がんに地域差が認められないとしているが、京都の学者達が地域差がみられるとして公開質問を提出しているので、福島県民や国民に対し12月末までに納得いく回答を提出するように依頼。

尚、公開質問状の最新版と賛同者・賛同団体は以下をご覧ください。
http://fukushimakyoto.namaste.jp/akiraka/

福島医大(東大)の坪倉氏の話はストレスによる健康被害と決めつけていましたが、ストレスなのか放射線の直接的な影響なのかの(元の原因は放射能)切り分けを科学的・医学的に検証しているのかが甚だ疑問。この事をQ&Aで質問した。

長崎大の高村氏に対しては以下質問。
原子力災害伝承館』は原発事故で故郷を失った凄惨さや苦しみ、悲しさよりもいかに復興を成し遂げたのかを伝えたいのだろうか。これでは後世に原発事故の真実が伝わらないし被災者・被ばく者は救われない。不都合な真実も後世に伝える事が最も大事。平和記念資料館を見習うべきではないか?詳細は以下をご覧ください。ご見解をお願いしたい。
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2020-09-30


飯館村の前村長菅野氏には
8000Bq/kgの汚染度に覆土しないまま畑を利用している件について、誰の助言によるものなのか?田中俊一氏によるものであれば、彼の助言は間違っている事が多いが以下についてICRPに見解を求めた。
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2019-02-06

また個人線量測定のバックグラウンド値の扱い方について、以下の問題点について演者やICRPに見解を求めた。
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2018-07-17

尚、一般において個人線量測定と空間線量値の問題提起(特に早野・宮崎論文含め)を慶応大学の濱岡氏がされていた。


ICRPの国際会議の最終日の記者会見が以下からみれる。
(全ての録画もICRPのサイトから見れる。但し12月11日まで)

http://ourplanet-tv.org/?q=node%2F2531&fbclid=IwAR27vhw1l5tkgw2Yv9HQI1fiGClu54iGE4fCOjdwrFLLX9fZzCWcY3EyBAI

記者会見の中でICRPの甲斐さんから市民研との意見交換にも言及。(4分25秒あたり)
この件は小生がICRP事務局経由で甲斐さんに依頼したもの

新しい勧告は12月末までに発表(発刊)されるとの事も・・・

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