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IAEAへの質問

IAEA代表団を率いてイランを訪問中のグロッシ事務局長は、イラン原子力庁のサーレヒー長官と会談し、「IAEAは外部からの影響を受けるものではないが、圧力は受けている。これもまた国際政治の一端である」と述べている。
IAEAは中立とは言えない事が明らかとなった。
 
謀NPOがIAEAを呼んで4月17日に研究会を実施する。IAEAと直接意見交換できる良い機会なので、事前質問を提出する事にした。

【質問内容】

1.IAEAと福島医大との協定書の中の2項目目に以下の記述があります。
●啓発の強化:IAEAは、放射線が人の健康に与える影響に関する啓発を強化し、福島県民の放射線に対する不安及び心的外傷後ストレス障害に取り組むことを目的として、大学と協力して、会議、セミナー及びワークショップを開催するよう努める。
●専門家による支援及び情報の交換:両当事者は、前記の共同活動を実施
https://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/43130.pdf

質問1:
「放射能に対する不安及び心的外傷後ストレス障害に取り組む」とありますが放射線のよる健康被害の状況が分からない段階でなぜ『不安及び心的外傷にのみ』取組くといった内容になっているのでしょうか?

質問2:
この段階で健康被害が出る想定はしていなかったのでしょうか?それは何故でしょうか?その根拠を教えてください。

質問3:
IAEAは福島医大に資金援助はしていないのしょうか?しているとすればそれな何故でしょうか?金額はいくらでしょうか?

質問4:
上記の協定書の内容が福島医大の論文や県民健康調査検討会における福島医大の動きは福島県で発生している健康被害は放射線の影響が無かった事にするような何らかのバイアスが働いているのではないかと取れますが、如何でしょうか?

2.福島県内の甲状腺がんについて

質問5:
現在福島県内で発生している252名もの甲状腺がんまたはがんの疑いのある患者の発症は地域差がある(『放射線線量に比例)といった論文が日本国内の学者から数例でています。

又鈴木眞一・福島県立医大教授(執刀医)の論文によると、手術施行された症例は腫瘍径:5-53mm、89%にリンパ節転移や被膜浸潤が認められ、遠隔転移は肺転移疑いが3例となっています。
これらは放置すると他に転移する危険があり、腫瘍径53mmの甲状腺がんは目視でも分かるほど進行したものです。診断の中心となっている鈴木眞一教授は「過剰診断を裏付ける術後病理結果は出ていない」と報告しています。この件に対するIAEAの見解とその理由をお聞かせください。

3.UNSCEAR2020レポートについて
質問6:
日本国内ではUNSCEAR2020レポートに対し、一部のメデイアや専門家の間で批判がでています。この事に関してIAEAとしても見解を聞かせてください。

4.別途添付したパワーポント『Underestimation of Doseusing Personal Dosimetry』に関し
パワーポントは以下↓をクリックください。
Underestimation Issues on Personal Dosimetry0409.pdf

質問7:
IAEAの放射線の安全基準に照らしてにコメントやご意見を戴きたくお願いいたします。

質問8:
以下のお願いを是非実行していただきたいのですが、ご回答をお願いいたします。
1)AEA and ICRP should issue the standard protocol for estimation ofadditional doses reflecting theexperiences in Japan
2)IAEA,UNSCEAR and ICRP are required to revise the estimated dose, ifnecessary.

5.原発事故当時の日本政府の対応について
質問9:
日本国内でスクリーニングしたのは5個所で合計1080人と少なく、しかも原発から25~35kmも遠く離れた場所です。このデータをどう評価しますか?

質問10:
当時の混乱の中でスクリーニング基準を10万cpmに上げてしまった為(1.3万cpmが100mSvに相当)に多くの住民は正確な被ばく線量値が分からないままである事をどう捉えていますか?

質問11:
以下は東京新聞の記者である榊原崇仁著書「福島が沈黙した日」で『放医研や文科省等の判断で、甲状腺被ばくの測定を止めさせてしまった事。また同じ放医研の専門家でもない藤林氏の間違った計算によって10万cpmが0.17mSvとの矮小化が原子力安全委員会や政府の現地本部 そして福島県等の関係者が追認してしまった事によって、被ばく線量値が小さいといった 判断となり、その後のスクーリングが止められたようです。放医研は3月17日~19日にかけ、避難者の被曝の問題を矮小化する工作に手を染めてしまったのです。』とありかす。
この事が現在の甲状腺がんの放射線の影響を複雑にしていると考えますが、この日本政府の対応については如何お考えでしょうか?

質問12:
上記の著書によると徳島大学チームによると、郡山市に避難してきた11歳の女の子頸部5~7万cpm(3月17日か18日)甲状腺等価線量で100mSv程度だったという記述もありますが、この事についてIAEAは調査したのでしょうか?またこの事実についてどう評価しますか?
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