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国連科学委員会の疑惑と歪み

国連科学委員会(UNSUEAR)2020レポート批判が東京新聞榊原記者に続いて再び岩波の『科学』(2021年9月号)にアワプラの白石草さんの記事が掲載された。(政経東北でも批判記事が掲載済)

以下は白石さんのFacebookでのコメント。

『8月25日に発売した岩波書店の「科学9月号」に「UNSCEAR2020年報告書で大幅に減った「経口摂取」甲状腺被曝を検証する」 という13ページの検証記事を書いています。「UNSCEAR2020年報告書」は、福島原発事故に伴う食品経由の被曝はほぼないと結論づけているのですが、その根拠となっているのは主に、環境省の委託研究です。研究しているのは三菱総研。その論拠をすべて覆したつもりです。ご一読ください。』

目次は以下ご覧ください。
https://www.iwanami.co.jp/book/b590470.html

上記の内容も含めてUNSCEARへの公開質問したい。皆さんからもぜひ公開質問を提出しませんか?UNSCEARの2020レポートの疑惑と歪みを暴きましょう!福島県健康調査検討委員会でさえも、2020レポートの線量評価には疑問を持ち、否定しています。(鈴木元座長の強引なやり方にも批判的?)

UNSCEARの事務局長あてには以下を再質問・要請しています。
1.日本語版の早急な発行(注1)
(当初5月発行予定も未だに発行されず。7月に確認したところろ早急に発行するとの 回答も発行が遅れている。)

2.レポートに対するQ&AをWeb上で公開(注2、ICRPのパブコメのように)

3.日本語でQ&Aができるように日本人スタッフの配備

4.日本での説明会(Q&A含む)の開催(来年2~3月に実施予定)

注1:昨日開催されたオンラインでの放射線事故・災害医学会で明石保健医療科学大学教授が解説した内容は以下
① 国連科学委員会報告書の紹介をし、本部から日本語訳を「9月8日までに完成せよ」と言われているとの事のようです。⇒たぶん来週中旬に 
は発刊???但し、日本語版が日本人作業部会(放医研)によって恣意的に誤訳していないかチェック必要

② 「情報提供しているだけで2013年報告書と同じく日本人は執筆はしていないとのことでした。」という事ですが、最終的に英文にまとめな
くとも、都合の良い論文や情報だけを提供し、都合の悪い論文は排除したという事であれば、歪んだ結論を誘導する事に最も影響を与えたという事です。彼らの犯罪的行為は断罪されるべきです。

注2:この事によってUNSCEARの公正・中立性が担保される事になりますが、これが無い場合にはUNSCEARレポートを信頼する事はあり得ないという事になります。

本日現在UNSCEARから回答は届いていませんので、是非、みなさんからもQ&をWeb上で公開すべきとの要請をお願いいたします

要請先は以下。
Mr.or Mrs.Borislava Batandjieva-Metcalf, borislava.batandjievametcalf@un.org
cc UNSCEAR: unscear@un.org;  Biljana Stajic: biljana.stajic@un.org;
Sarah Rowley : sarah.rowley@un.org;  Esther Marsha: esther.marsha@un.org

UNSCEARの日本代表(日本作業部会)は『日本代表として国連の原子力科学委員会に送り出されるのは、いわゆる“アテショク」としてNI放医研の長(所長/理事長)と決まっていました。』という。放医研は文科省所管なので『原子力産業ロビーに 批判的な声をあげてきた研究者で、 UNSCEAR報告書の作成に関与している人はいない』 という事になる。

20mSv/年間までは避難しなくて大丈夫と言っていたのは文科省ですから、この基本方針を放医研が崩すわけにはいかず、放医研から派遣された明石氏を筆頭に日本人作業部会(放医研)は放射線被ばくは無かった事に必死となって、鈴木元氏の論文(被ばく線量を低く見せかけたもの)や三菱総研の調査レポート等都合のよい論文やデータだけを採用し、UNSCEAR2020レポートを強引に歪ませて作成したという事になる。

以下もご覧ください。

『UNSCEAR2020レポートの欺瞞と歪み』
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2021-08-22

『UNSCEARレポートを捻じ曲げた黒幕は誰か』
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2021-04-07

『UNSCEARの完全犯罪を許していいのか!』
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2021-04-10

ツイッターから

『外務省がUNSCEARの報告書作成に、2013年度約7000万円の資金を提供。2017年度には改訂版作成のため新たに7000万円拠出。被災者たちが日本政府を訴えた裁判で、日本政府の拠出金によって作られた報告書を「中立で」「国際的に権威ある」「科学的知見」として日本政府の弁護に使っていることになる。』

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