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浜岡原発も柏崎刈羽原発も再稼働させるな!

静岡県にある浜岡原発は太平洋に面し、近い将来間違いなく来るであろう東南海地震での津波の被害を受けるのは間違いない。22mの堤防も空から見ると薄っぺらなトタン板のように見える。こんなものが22mを超える津波に耐えられるはずがない。

どこの原発も辺鄙なところに建設されている。住民が避難する道は限られ、一斉に避難すれば道路は渋滞し、その間の放射能の吸入摂取による内部被ばくは相当なものになる。地震や津波による橋や道路の寸断。家の崩壊、倒木や地滑りによる道路の寸断。


雪国では道路に雪が積もっている事も想定され、また夜なら真っ暗、大雨や大雪の場合もあるだろう。高齢者や入院中の介護が必要な住人もいる。そんな最悪のシナリオを想定すれば、住民の避難は困難。事故が起きてからの国や電力会社が謝罪し責任を取るわけでもない。その事は福島第一原発事故で実証済だ。
原発はあってはならない存在である事は明確だ。

以下は久しぶりにたんぽぽ舎からのメルマガを転載。

◆中部電力 浜岡原発の防波壁を超える高さの津波想定まとめる

静岡県にある浜岡原子力発電所について、中部電力が、巨大地震による津波の高さが最大で22.5mに達する可能性があるとの想定をまとめたことがわかりました。これは、「防波壁」の高さを超える想定となっています。
静岡県の浜岡原発では、再稼働を目指して原子力規制委員会による審査が進んでいて、中部電力はこれまで、マグニチュード8や9の地震が発生した場合に想定される最大の津波の高さを20.3mとしてきました。


しかし、中部電力によりますと、このほど、新たに、巨大地震による津波の高さが最大で22.5mに達する可能性があるとの想定をまとめ、次回の原子力規制委員会の審査会合に提出することを決めたということです。

中部電力では、マグニチュード9クラスの地震での津波の発生事例が少ないため、不確かな部分が多く、より厳しい条件で検討した結果だと説明しています。浜岡原発の前面には、津波対策として高さ22mの防波壁が建設されましたが、新たな想定では最大の津波の高さが壁の高さを上回ることになります。(後略)

詳しくはこちら


◆柏崎刈羽30キロ圏内 避難所到着に最長6日半!?
「実効性のない計画 再稼働ダメ」新潟県 除雪済み前提で計算

新潟県の東京電力柏崎刈羽原発で深刻な事故が起きた際、30キロ圏内の住民約45万人が圏外の避難所に到着するのは最長6日半もかかる-。
そんな避難シミュレーションの結果が新潟県によって公表された。ただ、これでも想定は甘く、積雪を見込みながら「除雪が終わって通行できる」という前提で計算した。県は再稼働に反対することもないが、果たして住民を守れるのか。

県が19日に示した「原子力災害時避難経路阻害要因調査」では、地震や津波の複合災害が起きた時など約40パターンを検討。避難の問題点を洗い出した。それによると、30キロ圏住民の90%が避難するとの前提に立ち、平日昼の晴れた場合の避難を見込んだところ、放射能汚染を確認するために約30カ所に設置する「スクリーニングポイント」周辺で渋滞が発生する影響などで、72時間10分から135時間20分を要するとされた。(中略)

避難計画を扱う県の検証委員会で委員を務める環境経済研究所の上岡直見代表は「だいぶ楽観的な想定に見える。ほかにもスクリーニングポイントで汚染した車がでた場合はどうするかなど、スムーズに行くとも限らない」と指摘。 (後略)
   (11月27日東京新聞朝刊28面「こちら特報部」より抜粋)

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