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伝承館の在り方に関する福島県からの回答

原子力災害伝承館の在り方について福島県に意見・提案を提出していたところ、ようやく回答が届いた。しかしながら内容には乏しく、今までの主張を繰り返すのみ。尚、福島県に提出した意見・提案は以下をご覧ください。
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2021-11-23

【原子力災害伝承館の展示等に関する意見・提案に対する回答】

このたびは県民広聴室宛てに貴重なご意見をいただきありがとうございます。
令和3年11月17日にお寄せくださいました県民提案につきましては、担当部署に確認したところ下記のとおり回答がありましたのでお知らせします。

 令和3年12月8日
 ×× × 様

       福島県総務部県民広聴室長

東日本大震災・原子力災害伝承館の展示等に関する御意見・御提案に対して回答いたします。
伝承館は、未曽有の複合災害の記録及び教訓、そして復興のあゆみを着実に進める過程を収集、保存及び研究し、決して風化させることなく後世に引き継ぎ、国内外と共有するとともに、福島イノベーション・コースト構想の推進及び本県の復興の加速化に寄与することを目的とした施設です。
伝承館の展示については、学識経験者等で構成された資料選定検討委員会での検討や、市町村・関係機関の御意見等を踏まえ、県において展示内容を決定しております。また、来館者の声をもとに、今年3月には、震災被害の実情や県民の苦労を伝える展示内容の充実を図ったところです。
今後とも、来館者の声をお聞きしながら展示内容の充実を図るなど、進化し続ける施設となるよう、市町村や関係機関と連携して取り組んでまいります。

なお、××様のブログに対するコメントは控えさせていただきます。

加えて、御質問ありました高村氏を館長とした理由についてお答えいたします。
伝承館館長については、福島県の復興や被災地支援に長く関わり、復興に大きく貢献していることや、伝承館の運営に必要な能力を有していることなどの条件を満たす方を幅広く検討した結果、県から高村氏を推薦し、指定管理者が任命いたしました。

         (文化スポーツ局 生涯学習課)

     ーーー    ーーー

『伝承館は、未曽有の複合災害の記録及び教訓、そして復興のあゆみを着実に進める過程を収集、保存及び研究し、決して風化させることなく後世に引き継ぎ、国内外と共有するとともに、福島イノベーション・コースト構想の推進及び本県の復興の加速化に寄与することを目的とした施設です。』とある。これ自体を修正すべきで、広島の平和記念館を見習うべきだ。それについては何ら回答が無く、TELで担当主任(課長不在の為)に伝えた。
また館長は当時の災害を体験している、地元大学である福島大学から出すべきであるとも・・・

伝承館は時に以下の項目に関する反省と教訓を後世に記録として伝えるべきもので、復興のあゆみを伝えるものではない。

① なぜ原発事故は発生したのか?防げなかったのか?
② なぜヨウ素剤が配布されなかったのか?送信されたFAXがなぜ置き去りにされたのか?
③ なぜ県に送信されたSPEEDIのデータは市町村や住民やに伝わらなかったのか?
④ なぜ初期被ばくによって甲状腺がんが多発しているのか?
⑤ なぜ入院中の患者が置き去りにされ亡くなったのか?
⑥ なぜ住民の初期被ばく(経口摂取と吸入摂取等)は防げなかったのか?

上記に関し具体的な回答が無かった為に、改めて福島県に以下の意見・提案・質問を提出した。

【原発事故の反省と教訓は活かされたのか??】
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2021-12-10

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