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国会エネルギー調査会

3月23日、原発ゼロ・再エネ100の会の国会エネルギー調査会(準備会)が開催された。主催は立憲民主党の阿部知子議員。記憶と記録の為に掲載する。

阿部とも子議員(立憲民主)主催の、「国会エネ調(準備会)避難計画は子どもたちを守れるか?」の会合で、環境省・内閣府・規制庁からの説明を聞いて、原発事故時のヨウ素剤の配布計画、避難計画に至っては、まともに検討されていない事が明らかとなった。

福島事故当時の反省を活かせず、SPEEDIもない状態でモニタリングポストの線量を見てヨウ素剤の配布を決定し、集団避難で集まった住民に配布するとの発言。さらにはプルームが収まって、放射性物質が沈着してから配布するとう発言には驚いた。

モニタリングポストで放射性物質が空気中に舞っているか沈着したかの判断は付かない。福島県以外はモニタリングポスト数は極端に少ない。 現場を知らない官僚の無責任と無能さに呆れた。10年間何をしていたのか?こんな状況で原発の再稼働など認められない。

又、UNSCEAR2020レポートの日本語のプレスは、はなはだ誤解を生ずる内容で、未だに環境省はUNSCEAR2020レポートの全文を読んでいず、日本語のプレスだけで判断している事が明らかとなった。これが日本の官僚(政府)たち。実にお粗末。国に国民の命をゆだねる事はできない。

嘉田由紀子議員から小生のFBに以下のコメントを頂いた。

『××さん、私も同じ研究会に参加をしていて、ヨウ素剤配布方法など作文を読んでいるだけ、現場がどうなるのか、全く想像力がない。あきれました。小児甲状腺がんの多発は原発事故とは関係ない、とひたすら環境省が主張する根拠であるUNSCEAR2020レポートも、××さんのご指摘どおり、全文をよまず、プレスリリースのところのつまみぐいですましているということもわかりました。災害対策委員会の次の会議で、さらに追及します。』

以下はある方のMLの一部を修正し転載。

避難計画は子どもたちを守れるか~1F事故の教訓から~がオンラインで開催された。http://blog.livedoor.jp/gempatsu0/archives/28427156.html

甲状腺がんの「過剰診断」論に関する質問に対し、環境省・放射線健康管理担当審議官室で甲状腺がんを担当する青木文子氏は過剰医療を否定した。
https://www.youtube.com/watch?v=dXXSdVmbNLg#t=1h17m 

嘉田由紀子議員(元滋賀県知事)が 福島の甲状腺がんは過剰診断で、原発事故が原因ではないのか?と質問。
https://www.youtube.com/watch?v=dXXSdVmbNLg#t=1h21m6s

青木文子(環境省):検討委員会、UNSCEARなど専門家会議で「現時点では放射線の影響とは考えにくい」と評価されていると承知している。


崎山さん:過剰診断は科学的な根拠がない。2巡目でも増えてきた頃から過剰診断が言われるようになった。
嘉田議員:これは過剰医療ですか? 
https://www.youtube.com/watch?v=dXXSdVmbNLg#t=1h24m22s

青木氏:過剰診断については明確な定義がされていない。甲状腺がんは一般的に進行が遅く、甲状腺検査によって、将来的に障害や死亡を引き起こさないがんを診断して治療してしまう可能性がある、という指摘がある。

一方で、甲状腺検査によって発見された甲状腺がんについては、学会のガイドライン等を踏まえて必要性を適切に判断した上で、医療の中で治療が行われているものと承知している。 

阿部知子議員:そうすると、過剰医療ではないんですね。
青木氏:過剰医療についても正確な定義を把握しておりませんが、

阿部議員:必要な医療と認めておられますか?

青木氏:甲状腺検査によって発見された甲状腺がんについては、学会のガイドライン等をふまえて、必要性を適切に判断した上で治療されていると承知しております。

 (以下、詳細は添付ファイルに)

崎山さん資料「政府が因果関係を認めない甲状腺がんについて」
大河陽子弁護士資料「東海第二原発運転差止判決の意義」https://drive.google.com/file/d/1T7uE5aDcqnkXIhdFdiVueBgq1M9qdxk4/view

大河弁護士によると、東海原発判決は「5層の壁」を逆手にとって、5層の壁が全て機能しないと安全は確保されないので、ハード面で例え完璧でも避難できなければダメという画期的判決。

 

 

 

 


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