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甲状腺がん多発は『放射線影響か否か』で激論

科学史学会年会シンポジウムで、原発事故後の甲状腺がん多発は放射線の影響かどうかについて、真っ向から意見の対立している、津田敏秀岡山大学大学院教授と鈴木元国際医療福祉大クリニック院長の公開討論会が開催される。ここで決着つく事を期待したい。

今後の3.11子ども甲状腺がん裁判等の判決にも影響を及ぼす可能性もある。科学史学会会員でなくても25日までに登録すれば、無料で参加できる。

参加希望者は科学史学会の参加登録サイト:https://sites.google.com/view/kagakusi2022/ から、5 25 日までにご登録ください。9行目の“こちら”をクリックください。または→ こちら


以下はシンポジウム事務局からのメールを転載。

529日(日)1540分からネット開催される日本科学史学会年会シンポジウム「原発事故後の小児甲状腺がん多発問題をめぐる歴史と現在 〜被ばく影響か否か〜」のご案内です。

チェルノブイリ原発事故で小児甲状腺がんが多発したのは原発事故による放射線被ばくの影響であることが国際的に確認されました。この歴史的過程を第1部で扱い、第2部で津田敏秀岡山大学大学院教授と鈴木元国際医療福祉大クリニック院長の講演を軸に、福島の小児甲状腺がん多発が放射線の影響と考えられるかどうか討論をします。

コメンテータは津田教授推薦の山内知也神戸大学教授と鈴木院長推薦の柴田義貞長崎大客員教授です。鈴木元先生は放射線の影響ではないと主張し続けている県民健康調査検討委員会甲状腺検査評価部会の部会長で、対する津田先生は環境疫学の専門家で因果推論の第一人者として放射線影響を主張しています。このガチな討論はいわば甲状腺被ばく問題における関ヶ原の戦いのようなものです。

科学史学会会員でなくても25日までに登録さえしたら無料で参加でき、予稿集(電子版)もいただけます。

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<シンポジウム・プログラム>

開催趣旨説明 藤岡 毅(大阪経済法科大学)  /  司会 柿原 泰(東京海洋大学)

<第一部> 歴史的視点から〜チェルノブイリ原発事故 

1. 日野川静枝(拓殖大学人文科学研究所、科学史)「歴史家ケイト・ブラウンのチェルノブイリへの視点」

2. 吉田由布子(「チェルノブイリ被害調査・救援」女性ネットワーク)「チェルノブイリ原発事故後の小児甲状腺がんをめぐる議論の歴史的経緯」

 <第二部> 現代の視点から〜福島原発事故

3. 鈴木 元(国際医療福祉大学クリニック・院長、放射線疫学)「福島原発事故後の小児甲状腺がん「多発」に関する論点整理」 

4. 津田敏秀(岡山大学大学院環境生命科学研究科教授、環境疫学)「福島県での原発事故と甲状腺がん多発に関する因果推論」 

5.コメント 柴田義貞(長崎大学客員教授、放射線疫学) / 山内知也(神戸大学大学院海事科学研究科教授、放射線計測学)

6. 討論 

 


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