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国連科学委員会の確信的な捏造レポート

国連科学委員会2020レポートを、分かりやすく批判すると以下のようになる。

  1. 深刻基本的な誤りが数多くある。(特に表など)
  2. 明らかに間違っている論文を採用
  3. 出典が古く、限定的な対象者のデータや論文(査読なし)の採用が複数存在
      (甲状腺への取り込み率を日本人は一律1/2した等多数)
  1. 科学的な理由の説明もなく、不都合な論文を排除 (津田論文や加藤論文等)
  2. 事故の初期内部被ばく(経口摂取+吸入摂取)を過小評価
  3. 不正な補正を追認(1080人の小児の甲状腺実測値時のバックグラウンド値や41の避難シナリオ)
  4. 甲状腺がんの発症に地域差が歴然とある事を、放射能の影響を見せないようにする為に途中から検証方法を変える等の(不正な)措置を加えた。
  1. 甲状腺がん患者に対し、論理面の配慮が欠如している。

  2. 日本人の論文や文献をUNSCEARの専門家に提供する日本作業グループメンバーは放医研(3名)、JAEA及び放影研から1名と、やや公正・中立に欠ける組織であった。国内対応委員会メンバー19名も放医研が事務局となり、メンバー構成にもやや公正・中立に欠けるものであった。

10.アウトリートを開催の詳細(日程、場所、事前質問の受付等)を1週間に迫っても公表しなかった。開かれた国際組織としてはほど遠い。

Isotope News 2021年2月号に寄稿した鈴木元氏の論考で、UNSCEAR2013レポートとUNSCEAR2020レポートの違いを解説をしている。

Isotope News〔No.773〕2021年2月号目次 | 公益社団法人日本アイソトープ協会|JRIA (jrias.or.jp)sotope News 2021年2月号 No.773 (jrias.or.jp)

2013レポートに比較し2020レポートの線量評価が小さくなった理由を以下の5つを挙げている。以下の5つの理由すべてが破綻(矮小化の確信犯!?)していると言わざるを得ない。鈴木元と国連科学委員会(UNSCEAR)の確信的な捏造レポートと言わざるを得ない。

1.       自治体が汚染レベルの高いい思われる食品を選択し流通前の測定したもの。無作為ではなかった。基準値を超えた場合は流通制限を行ったので、実際は食卓にはのぼらなかった汚染食品データ

【反論】
①流通制限をかけたのは3月21日以降。最も汚染度の高い15日~21日までは流通していた。
②農家の大半は自給で、自宅の畑の野菜を食べていた。
③避難者は避難先で炊き出しを食べていた。野菜は汚染された野菜を食べていた。
④最もヨウ素の経口摂取の内部被ばくをしたのは、線量の高い15日~22日頃まで
⑤牛乳の出荷制限がかかるまで、多く県民が牛乳を飲んでいた。

2.       福島県産の消費率は25%以下。流通がとまった為にさらに県産の消費は減った。   
【反論】
①農家は自給が基本。ほぼ100%が福島産。
②地域によってヨウ素の汚染度は大きく異なっている。

14日~15日間の天候状態によって土壌や野菜への沈着量は異なる。これらが考慮されていない。

詳細は以下ご覧ください。(主に質問1)
【国連科学委員会への公開質問
(前半)https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2021-09-19
(後半)https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2021-09-20

3.       日本人の甲状腺取り込み率を西洋人の1/2にした。
【反論】
①北海道の40歳代男性の数少ないデータをもとにした結論であり、最近の調査結果に基づいたものではない。
②子どもを対象としてデータでなく,データは非常に古い。
③本行さまが公開質問準備中

尚、詳細論考は以下ご覧ください
前半部分:https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2022-02-18
後半部分:https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2022-02-18-1

最近の調査結果は以下(参考)
https://www.fgs.or.jp/business/lodine/business/research_study/

4.       屋内退避効果として全体を対象に1/2
【反論】

名古屋大学の某教授のシミュレーションによると
        日本の家屋は1~2時間で屋外と同程度に汚染される。
        プルームが立ち去った後に窓を開けないと、汚染が長期間続く。
        従い、長時間窓もあけずに屋内退避していれば、屋外退避よりも吸入摂取による内部被ばくは大きくなる
        /2どころか、3月の寒き季節だった事を考慮すれば、窓は締め切ったままであり、人によっては屋外よりも数倍の内部被ばくの可能性あり。

5.       代表的な18の避難シナリオに問題があった。甲状腺等価線量は過大評価だった。
【反論】
        避難シナリオに含まれていない住民を全く無視。
        避難せずに留まっていた住民や避難が遅れた住民は対象外
        上記の1~4による過小評価が酷すぎる

【国連科学委員会への公開質問(前半)の主に質問3~8
(前半)https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2021-09-19







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