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パブコメ第3弾~優先すべきは原子炉倒壊の危機対策~

4つのGX関連パブコメの一つは昨日締め切られた。そのうち経産省所管の3つのパブコメに最優先すべきは『福島第一・1号機原子炉倒壊の危機に対する調査と対策を実施すべき』と第3弾のパブコメを提出した。(下))

   ーーーパブコメーーー


まず最優先すべき課題は『福島第一・1号機の原子炉倒壊の危機』に関して、至急調査(東電・
IRIDのシミュレーション偽装の検証含む:東電からの回答は偽装 はしていないと・・)対策を立てる事。老朽化原発の稼働延長などあってはならない。日本を壊滅させるきか!原子力ムラは正気か!

福島第一・1号機原子炉が震度6強(6弱でも)の地震での倒壊の可能性について、東電のシミュレーションに偽装の疑いがあるのではないかと再度質問したが、『ご指摘いただいた「偽装」につきましては、当社として承知しておりません』との回答で、安全に関しての真摯な対応が見られない。是非偽装が無かったのか検証していただきたい。そして至急対策をしてほしい。東電への再質問と回答は以下ご覧ください。

https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2022-12-27

  【第2回目の質問と回答】

 以下の再質問(第2回目)をした。

 東京電力エナジーパートナー株式会社
 お客さま相談室御中

福島第一原発・1号機原子炉倒壊の可能性に関するご回答ありがとうございます。以下再質問いたします。緊急事案でもありますので、今週中にもご回答頂きたくお願いいたします。

 1.『国際廃炉研究開発機構(IRID)が事故後に評価を行っており、ペデスタルが一部欠損していたとしても、RPVを支持する機能が維持される旨の確認を行っております。』に対する実際のシミュレーション条件とその結果データの開示

 2.『仮にペデスタルの支持機能が低下した場合であっても、周辺の公衆に対し、著しい放射線被ばくのリスクを与えることはないと考えております。』とする根拠と科学的なデータの開示

 3.『PCV内部調査を慎重に継続し、新たな知見の拡充、評価を実施するとともに、着実かつ安全な廃炉作業を進めてまいりたいと考えております。』の具体的な調査手法と日程の開示

 4.規制庁や経産省に対してはどのような説明しているのか、上記と同じ説明をしているとすればとても受け入れられるものでは無いと考えます。3.11の原発事故が起きた状況と同じような危機意識の無さ、無責任さが感じられます。規制庁や経産省への説明をどのようなしているのかも開示ください。

 5.IRIDの評価は鹿島建設の耐震シミュレーションの偽装が明らかになっています。(詳細下記)偽装した結果を安全だとする事にはなりません。以下に対する科学的な説明をお願いします。(以下はある技術からの情報です)

 IRIDが鹿島建設に発注し炉心溶融後の東京電力・福島第一原子力発電所1号機において、圧力容器及び格納容器の耐震評価についてネットで成果報告している。その成果報告書のNo40にペデスタル部の耐震性・影響評価手法の開発 3次元弾塑性FEM解析による評価の記載がある。3次元弾塑性FEM解析結果は要素ごとにせん断、曲げ、主応力が出力される。

 評価結果はせん断のみを抜き出し健全であるとしている。せん断のみの評価は不適切であり耐震尤度を誤らせる耐震偽装が発見された。その偽装により原子炉の転倒対策を行うことが出来ず、震度5強クラスの地震で原子炉が転倒し、放射能災害を引き起こす可能性が高い。その偽装は四つの知見,論文及び工認資料で立証される。

 原子炉基礎であるペデスタルに対する地震時の破壊形態はせん断ではなく曲げ(転倒)が優勢である。このペデスタルは全般的にせん断より曲げが優勢であった。したがってこのペデスタルは耐震上、曲げによって評価されるべきである。しかし、IRIDの報告書では、せん断のみで評価を行っている事から耐震偽装と言わざるを得ない。』

  以下が1月5日に届いた東電からの回答。(第2回目)

 お問い合わせへの回答

 ×× ×様

 私どもの福島第一原子力発電所の事故により、今なお、福島の方々をはじめ、広く社会の皆さまに、多大なるご負担とご心配をおかけしていることを、心より深くお詫び申し上げます。

 このたびお問合せいただきました件につきまして、主管部門に確認した結果を以下のとおりご回答申し上げます。

 Q1.国際廃炉研究開発機構(IRID)が事故後に評価を行っており、ペデスタルが一部欠損していたとしても、RPVを支持する機能が維持される旨の確認を行っております。』に対する実際のシミュレーション条件とその結果データの開示

 A1.以下URLを参照願います。

 IRID 圧力容器/格納容器の耐震性・影響評価手法の開発 平成28年度成果報告https://irid.or.jp/wp-content/uploads/2017/06/20160000_11.pdf

 Q2.『仮にペデスタルの支持機能が低下した場合であっても、周辺の公衆に対し、著しい放射線被ばくのリスクを与えることはないと考えております。』とする根拠と科学的なデータの開示

 A2.以下URL掲載の資料を参照願います。

 第100回特定原子力施設監視・評価検討会https://www.nra.go.jp/disclosure/committee/yuushikisya/tokutei_kanshi/140000136.html

 資料3 1号機原子炉格納容器内部調査の状況について

 Q3.『PCV内部調査を慎重に継続し、新たな知見の拡充、評価を実施するとともに、着実かつ安全な廃炉作業を進めてまいりたいと考えております。』の具体的な調査手法と日程の開示

 A3.現在実施しております「1号機PCV内部調査(後半)」の一環として「ペデスタル内調査」に向けたROV投入を、順調ならば2022年度末頃に計画しております。

 Q4.規制庁や経産省に対してはどのような説明しているのか、上記と同じ説明をしているとすればとても受け入れられるものでは無いと考えます。3.11の原発事故が起きた状況と同じような危機意識の無さ、無責任さが感じられます。規制庁や経産省への説明をどのようなしているのかも開示ください。

 A4.特定原子力施設監視・評価検討会における議論等につきましては、上述A2で示したURLに掲載されている議事録等をご確認願います。

 Q5.IRIDの評価は鹿島建設の耐震シミュレーションの偽装が明らかになっています。(詳細下記)偽装した結果を安全だとする事にはなりません。以下に対する科学的な説明をお願いします。(以下はある技術からの情報です)

 A5.ご指摘いただいた「偽装」につきましては、当社として承知しておりません。

 以上

何とぞご理解を賜りますようお願い申し上げます。


 
 【第1回目の質問と回答】

 東電に対し、福島第一・1号機原子炉の倒壊の可能性について質問(第1回目)していたところ、回答が届いた。

『国際廃炉研究開発機構(IRID)が事故後に評価を行っており、ペデスタルが一部欠損していたとしても、RPVを支持する機能が維持される旨の確認を行っております。』との回答には驚いた。

 IRIDのデータは耐震シミュレーションを偽装し安全だとしている。そのIRIDのデータをもって安全だとする事自体、東電の安全に対する対応が、3.11以前の体質と何ら変わっていない事が明らかとなった。

 東電への第1回目の質問は以下

 ご意見:『福島第一・1号機の原子炉倒壊の危機』に関し緊急対応をお願いいたします。

 元三菱重工技術者のMさんの当初(8月頃)の想定では震度6強(440ガル)での倒壊予測だったものが、建築学会の協力で再検証した結果、震度5強・震度6弱(200ガル)でも倒壊してしまうとの危機的な報告がありました。

 この震度程度の地震なら頻繁にあるし、昨年の春、今年の春の福島県沖の地震では震度6弱?(200ガル以上)です。これは危機的状況。東電はようやく(予定より早めて?)原子炉内部のロボっトでの再調査をするとアナウンスをしたが、緊急対策が必要です。>原発回帰の議論よりも、デプリ取り出しよりも、最優先して取り組む緊急かつ最重要課題です!

 『東工大瀧口教授の論文により、ペデスタルの熱膨張によりペデスタル外側の鉄筋が切断していることが判明。ペデスタルの縦筋全てが無効となり起き上がりこぼし状態です。計算すると200ガルでも倒壊します。昨年、今年と200ガルを超える地震が来襲していますが倒壊していません。辛うじて本来の耐震構造でない原子炉周りの配管が防いでいるだけです。この配管も地震のたびに損傷しますので、やがて200ガルでも倒壊します。』

 倒壊すれば東日本が壊滅します。詳細は以下のブログと「福島事故対策検討会」をご覧ください。(Mさんの承諾済)

 https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2022-12-16

 https://www.facebook.com/%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E4%BA%8B%E6%95%85%E5%AF%BE%E7%AD%96%E6%A4%9C%E8%A8%8E%E4%BC%9A-507003732770888/?notif_id=1671325861099391&notif_t=top_fans_fan&ref=notif

 

 ~東電からの第1回目の回答~

 ×× ×様

 私どもの福島第一原子力発電所の事故により、今なお、福島の方々をはじめ、広く社会の皆さまに、多大なるご負担とご心配をおかけしていることを、心より深くお詫び申し上げます。

 このたび、お問合せいただきました件につきまして、主管部門に確認した結果を以下のとおりご回答申し上げます。

  1号機の原子炉圧力容器(RPV)および原子炉格納容器(PCV)の耐震性については、国際廃炉研究開発機構(IRID)が事故後に評価を行っており、ペデスタルが一部欠損していたとしても、RPVを支持する機能が維持される旨の確認を行っております。この評価を踏まえれば、地震等によりRPVおよびPCVの大規模な損壊に至ることは無いと推定しており、仮にペデスタルの支持機能が低下した場合であっても、周辺の公衆に対し、著しい放射線被ばくのリスクを与えることはないと考えております。

 引き続き、PCV内部調査を慎重に継続し、新たな知見の拡充、評価を実施するとともに、着実かつ安全な廃炉作業を進めてまいりたいと考えております。

 以上

 


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