3・3福島大シンポジウム開催
3月4日の福島医大のシンポジウム(甲状腺がんの被ばくの影響を否定)に対抗する形で、前日の3月3日に福島大学でシンポジウムを開催する。
日本疫学会学会誌の『福島特集号』(福島医大論文集)は、あまりにも非科学的論文と言わざるをえない。更に、UNSCEAR2020/2021報告書もあらゆる手段で、住民の内部被ばくを2桁以上も矮小化・捏造しており、あまりにも酷い非科学的な報告書。
このような福島県民の内部被ばく線量値を矮小化した、間違った報告書や論文が政府、福島医大、県民健康調査検討委員会、甲状腺評価部会等で悪用されている。
住民が起こした日本全国での裁判でも、東電や政府がこのUNSCEAR報告書を持ち出して、論争にもなっている。
今般、疫学や医学、物理学者らの専門家らが、その間違いを科学的に検証した結果を報告するものです。是非、現地または遠隔(Zoom)からご参加ください。(申込必要)
以下はご参考です。
【UNSCEAR2020/2021報告書に日本側はどう関与したか・完全編(前半)】
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2023-02-12
【UNSCEAR2020/2021報告書に日本側はどう関与したか・完全編(後半)】
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2023-02-13
ーーー以下主催者からの案内書を転載ーーー
日本疫学会誌『福島特集号』&UNSCEAR2020/21レポート検証シンポジウム
被曝による甲状腺がん多発を否定する2つの報告書
その検証と健康被害の実情を考える オンライン公開
・日時:2023年3月3日(金) 17:00〜20:15 (開場16時30分) 参加費無料
・場所:福島大学 M講義棟M1教室 & オンライン (会場アクセス/キャンパス地図)
・主催:3・3シンポジウム実行委員会 共催:福島大学放射線副読本研究会
(参加申し込みはこちらから:https://onl.bz/ZKQsHSW)
福島県立医科大学は、同医大の研究者たちが中心になって作成した日本疫学会誌 「福島特集号-東日本大震災後の10年」を公表しました。その中で、福島県民健康調査の小児甲状腺がんの増加は、放射線被ばくが原因ではない、高感度超音波スクリーニングによるものであると結論づけています。同特集の主張をもとに、福島県立医大は2023年3月4日に「県民健康調査」国際会議を開きます。「科学的エビデンスから私たちの健康を考える」(セッション1)のタイトルが示すように、福島特集号の見解を「被ばく影響なし」の「科学的エビデンス」だとしています。福島特集号の見解の多くはUNSCEAR2020/21レポートに依拠しています。
県立医大国際会議前日の3月3日に、福島大学において、『福島特集号』とUNSCEAR2020/21レポートの専門家による検証を目的としたシンポジウムを開催します。
同シンポジウムでは、小児甲状腺がん多発が原発事故による放射線の影響であるとして、その「科学的エビデンス」も提示されます。県民健康調査で明らかになった原発事故後の小児甲状腺がん多発の真の原因を知りたいと考える方は、ぜひ県立医大国際会議と福島大シンポジウムの議論を比較して判断されるようにお願いします。
また、福島大シンポジウムでは、受け入れ難い「科学的知見」を一方的に住民に押し付けるコミュニケーションではなく、原発事故がもたらした健康被害の実情の正確な把握にもとづく研究者と住民の双方向のコミュニケーションが「科学的知見」をいっそう正確で高度なものにするという問題意識なども議論します。
参加申し込みは「https://onl.bz/ZKQsHSW」をクリックください。申し込まれた方全員に3月2日までにシンポジウムオンラインZoom入室のURLをお送りします。
★お問い合わせは tsuyofujioka@gmail.com(藤岡)まで
プログラム
司 会 八巻 俊憲 (原子力市民委員会、元高校理科教諭、博士(学術))
コーディネータ 藤岡 毅 (大阪経済法科大学客員教授、科学史・科学論、博士(比較文化))
<第1部>「福島特集号」とUNSCEAR2020/21報告を検証する
「日本疫学会Journal of Epidemiology 福島県立医大による「福島特集」での甲状腺がん因果関係」
◯加藤 聡子(元短大教授, 物理化学, 理学博士)
〈休息〉
★記者会見のプレスリリース読み上げ
<第2部>原発事故による健康被害の実情を考える
第2部に関するディスカッション
閉会の挨拶
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