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「甲状腺被ばく線量モニタリング実施マニュアル案」のパブコメ

原子力規制庁が「甲状腺被ばく線量モニタリング実施マニュアル案」のパブコメの募集開始した。
原発推進しようとする政府に対し、事故時に被ばくから子供たちを護る為にも、極めて重要だ。
締め切り:3月17日

 参考資料・サイトは以下ご覧ください。

【甲状腺被ばく線量モニタリング実施マニュアル案」のパブコメ募集案内】:

https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=198022213&Mode=0

【美浜の会からの問題指摘】
http://www.jca.apc.org/mihama/index.html

問題点の紹介: 
http://www.jca.apc.org/mihama/bousai/pubcomme20230224.pdf

美浜の会がまとめてくれた資料をザーッと読んでの疑問点・問題点が以下。
(マニュアルは未だ読んでいない)

1.被ばく線量の推定方法は『今後の検討課題』としている事は、今まで鈴木元氏らが検討してきた事は間違いだったのか?これでは対策にもならないし、マニュアル作成の基準値設定としても科学的根拠が欠けている。 

2.『今後の検討課題』では、何の為の測定なのか、住民の健康に係る評価にはならない。

3.本人に実測値はその場で伝えなければ、目的達成にはならないし、その時に基準や健康への被害の可能性、今後の健康管理等の資料も渡すべき。
これが医療行為(検診)の位置づけにあたるならば、検診結果を本人に伝える事は当然の事。

 ⇒医療法で問題になりませんか(医療行為のうちの検査結果データは本人に開示が基本では)

4.3週間以内を基本はこれで良いか(4分の一程度以内になる2週間程度を基本目標とすべきで、3週間以内はマストにする必要があるのではないか?(福島の場合は1か月以上も過ぎ、測定無意味としてしまった経緯あり)

6.避難所の規模(避難者数)と測定器(測定箇所)の数(避難者の数と2週間以内から換算)の規定も必要。

7.19歳以下にした根拠は何か?福島では高齢者も甲状腺がんになっている。ヨウ素剤配布の40歳未満との整合性は何か?ヨウ素剤は高齢者も摂取して良い事になっている。

   避難所の混乱が理由とすれば本末転倒⇒原発稼働はあってはならぬ!

8.PAZ(原発から5km圏内)住民は測定不要とした根拠は何か?PAZ住民は取り残される可能性大。PAZ以外の住民が先に避難し、道路は渋滞しPAZ住民は取り残される。
東海第二はまさにその典型。(60万人が一斉に避難する。信頼失った政府や県の指示には従わない。個人の判断で行動。特に高速道のインターに向かって車は渋滞。)

9.サーベイメータでの0.2μSvと甲状腺等価線量100mSvとの関係式は? 

10.BG値をどう測定するのか?福島の1080人の例のように、BG値が大きすぎて測定結果がマイナスにならないか? ⇒被ばく無かった事にされてしまった。
UNSUEAR2020/2021レポートの根拠とされてしまった。)

11.除染基準を40,000cpm(当初の基準の3倍)にした根拠は何か?計算式を提示すべき。300mSv相当では高すぎないか?なぜ、当初の13,000cpm(100mSv)ではなぜダメなのか?その半分の7,000cpmぐらいにすべきではないか?

12.福島での事故後に基準値を100,000cpmに上げてしまった基準との整合性は?高被ばくしながら、除染もしてもらえなかった住民への謝罪と反省はないのか?

13.避難所に混乱を避ける為と言うなら、本末転倒。住民の健康を守る事を目的とするなら、あるべき基準(13,000cpmまたは半分の7,000cpm)にすべきで、できないなら、原発の稼働はあってはならない。

14.除染とは具体的に何を実施するのか?除染の方法も基準化し提示すべき。(マニュアルはまだ読んでいない)

15.すでに甲状腺に取り込まれたヨウ素に対する対処方法は無いのか?(24時間以内ならば安定ヨウ素剤を飲めば少しは効果あり?)基準を超えた住民には今後の健康管理についてもマニュアルを配布すべき。

 

 

 

 


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