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食料・農業・農村基本法で自給率はアップするのか?

今国会で成立した食料・農業・農村基本法の49条には以下の条文がある。https://www.maff.go.jp/j/basiclaw/attach/pdf/index-12.pdf

まさに二地域居住・ダーチャ村構想で、具体的な法整備が必要だ。

(都市と農村の交流等)
49条 国は、国民の農業及び農村に対する理解と関心を深めるとともに、健康的でゆとりのある
生活に資するため、余暇を利用した農村への滞在の機会を提供する事業活動の促進その他の都市と農村との間の交流の促進、都市と農村との双方に居所を有する生活をすることのできる環境整備、市民 農園の整備の推進その他必要な施策を講ずるものとする。

2 国は、都市及びその周辺における農業について、消費地に近い特性を生か し、都市住民の需要に即した農業生産の振興を図るために必要な施策を講 ずるものとする。

農林省・大臣官房政策課にTELし、具体的な自給率アップの方策を聞くと、スマート農業、農地の集約化等と夢のような話をしているのに愕然。今までのやってきた政策が高齢化に追いついていない事の反省はまったくない・・・

農業従事者が60歳代、70歳代、80歳代が80%?以上で、担い手が高齢化でやめて行くスピードの方がはるかに速いのに、どうやって自給率をあげていくのだろうか?

 そこで提案したのが『ダーチャ村』構想。

リモートワーク(二地域居住含む)等で余った(通勤に往復3時間)時間を、農業に従事し安全な食料を自分て作るのです。首都圏直下型、東南海地震や荒川等の氾濫時時の2次避難場所としても使える。農林省の2部門の担当者には以下のブログ(※)を見てもらった。

某国会議員にも提案し、国会で議論してもらよう依頼。

注:この重要な法案を自民党・公明党・維新の3党の賛成で押し切ってしまったのです。

更に以下の法案にもびっくり。
『食料供給困難事態対策法について』

https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/anpo/attach/pdf/horitsu-14.pdf

これで、日本人の食料が安全に確保できるのか甚だ疑問だ。農水省・大臣官房政策課・食料安全保障室の担当者に下記のブログ(※)を見てもらい、是非『ダーチャ村』構想を法律化すべきと提案。

先日のブログ(下記)は鹿砦社の「紙の爆弾」(定価:700円)の記事(下記)の抜粋なので、全文を読まないと誤解が生じそう・・・
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2024-07-01

筆者は半農半ジャーナリストの高野孟氏で、筆者は法案を全文読んでの批判記事。
https://www.fujisan.co.jp/product/1281681351/new/
 

いずれにしても、自給自足の促進、食の安全や世界の食料市場を支配するフードメジャーやゲノム編集のアメリカ大手3社等への言及がない。

日本の食料は、すでにアメリアの大手企業に牛耳られている危機感がまったくないように思える。是非、食の安全について『ルポ食が崩れる』(堤未果さん)を読む事を勧めたい。https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784166613854

 

更に国交省が推進する二地域居住推進の中間報告が出た(詳細は以下のURL
農水省・農村政策推進室?(※)がオブザーバーで参加したようだ。

https://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/content/001719484.pdf

※基本法を策定したのは大臣官房政策課。農村政策推進室の声が届いたのか疑問?

農水省の役人は「ダーチャ」の言葉さえ分からなかった。発想があまりにもプアと言える。縦割り行政の弊害で、国民には不幸な事。

以下が一例。

<地方での就農とテレワークを組み合わせた新しい働き方(瀬戸内ReFarming株式会社) >
香川県三豊市では、瀬戸内ReFarming株式会社が中心となり、農業と他の仕事を組み合わせることで、移 住者のニーズに合った多様で新しい働き方を提案している。空き家をリフォームするように、農業を通じて、地域 の負債である耕作放棄地を新たな地域の価値へと再生させる(=リファーム)がコンセプト。
そのほか、移住者の 住まいの課題などに対し、地域の事業と連携した空き家の紹介や地域の事業者への人材紹介なども行っている。


国交省も農水省も震災時の第二次避難場所として使う事に言及はない。(政府としては不安を煽るので言えないのかもしれないが、内閣府の危機管理担当にも検討してもらう必要がある・?)

国交省・国土政策局・総合計画課(7月1日よりの地方政策課・農村政策推進室に移管)の担当者にも小生の以下のブログ(※)を提示した。


※【廃校となる旧安達東高等学校の校舎の有効活用を中核とした 地域づくりに関する提案書(第一次) 】
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2024-04-23








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