福島県・原子力対策課への情報提供と要請
福島第一原子力の廃炉や汚染水海洋放出に関し、福島県・原子力安全対策課に以下の情報と要請を実施した。
(主幹以上実名で明記)
福島県・原子力安全対策課
三浦俊二 課長殿
渡邉慶之 主管殿
×× ×主任主査殿
cc伊藤 繁 政策監殿
一昨日はお忙しい中、ありがとうございました。
説明の中に一部失礼があったとすればお詫びいたします。
経産省や東電の言う事を鵜呑みにせず(忖度せず)、多岐に渡る正しい情報をもとに、県民の生活や健康や命、そして憲法で保障されている基本的人権を護る為、又太平洋諸国や国民の為にも最良の施策や提言を実施して欲しいと願っての事です。
小生が東電や規制庁に昨年公開質問を実施しています。
尚、経産省にも同じ質問していますが、未回答のままです。
その回答は以下で公開していますので、ご参考としてください。
但し、東電からの回答は未回答部分もあり、また回答結果そのものが的外れの部分もありますが、そのまま掲載しています。
昨年の8月の海洋放出以降は東電には、真摯さもなくなってきたとの印象を受けています。
多くのブログの中から以下のブログを紹介します。
一昨日、説明した内容も含んでいます。
【海洋放出に合理性は無く、日本が失うものは甚大】
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2024-01-11
【東電・規制庁からの公式回答と国内外の反対の動き(前半)】
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2024-01-15
【東電・規制庁からの公式回答と国内外の反対の動き(後半)】
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2024-01-16
(上記記事と重なる部分もありますが・・・)
【「汚染水海洋放出に関する問題と疑問」に対する東電からの回答(前半)】https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2023-07-03
【「汚染水海洋放出に関する問題と疑問」に対する東電からの回答(後半)】https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2023-08-11
【原子力規制庁からの回答】
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2023-08-05
★「安全確保県民会議」が形骸化していませんか?
安全確保がこのメンバーで議論できるとは思えませんし、東電の一方的な安全論を単に受け入れるだけのアリバイ作りであって、安全確保ではなく、単に連絡会議と言った位置づけになっているような感じがします。
そこで以下ご検討ください。
- 市民の視点から質問や疑問を公募し、東電や経産省から回答する必要があるのではないでしょうか?これがまさに県民会議です。(※)
- メンバーが浜通りに限定している意味が分かりません。
(事故によって中通りも汚染し(いわきよりも汚染大)、中通りの甲状腺がん患者が非常に多いい)。中通りや、会津の住民の参加も必要。 - 一般市民が自由に参加・討議できるような、公聴会の開催を実施ください。但し、公聴会開してもやり方次第では問題解決にはつながらず、時間の無駄になりそうですが・・試しに一度だけ開催してみるのも良さそうです。(1項目との組み合わせで実施)
4. メディアの取材もできるだけ受け入れるようなメディアへのアナウンスを強化ください。
(メディアへの投げ込みの実施)
※県主催の「廃炉安全確保県民会議」または「安全監視協議会」で、市民の意見や疑問・質問を吸い上げてぶつけられる場を作って下さい。市民からの質問を公募し、県が代表して質問・追及するように要請します。これがまさに県民会議です。質問内容は県が吟味し、採用の可否を判断。
★以下について経産省・東電に確認ください。
福島県として最も重要な作業でありミッションです。
1. 汚染水海洋放出に関しIAEAは判断していません。いかにも海洋放出の正当化を認めたようなミスリードを国民やメデイアにしています。海洋放出の正当化についての判断プロセスを定量的に示してください。
詳細は以下ご覧ください。
【IAEAは海洋放出にお墨付きは出していない】
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2023-07-06
【海洋放出に関する政府の「正当化」説明は捏造】
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2023-07-19
【汚染水海洋放出は「正当化」されていない】
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2023-09-01
【経産省と東電は海洋放出の「正当化」を答えられない】
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2024-01-10
2.経産省が出す資料には都合の良い情報(※)だけで、都合の悪い情報は出てきません。
これをメディアは検証もなく報道するだけ。この都合の悪い情報を出させる事を福島県や安全監視協議会や安全確保県民会議に期待したい。⇒本来の目的はこにあるはず。単なる質問だけで終わってしまっていないか?
安全監視協議会や安全確保県民会議が形骸化していないか再度チェックください。
※例としてIAEAがお墨付きを出したような情報や水産業を守る為の1007億の政策パッケージを強調(実際は他の施策や経済的損失の合計金額は年間5700億円程度)
詳細は以下参照ください。
【海洋放出に合理性は無く、日本が失うものは甚大】
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2024-01-11
3. デプリの取り出しは1日何キロ(何トン、何グラム)を目標としているのか?
デプリの取り出しはいつから始めるのか??
デプリ取り出し完了はいつを目標にしているのか?
4.廃炉の定義(汚染水海洋放出は廃炉には避けて通れない)を再度明確して欲しい
5.東電が言う廃炉の定義と汚染水海洋放出に矛盾はないか?上記の3,4項目の実態からすれば、今すぐ海洋放出する必要性があるのか?あるとする定量的な説明が必要。
6.半減期が1570万年ものヨウ素129が海洋放出する事による地球環境を汚す事の後世に対する「罪悪感」の意識はないのか?SDGsに違反していないか?
7.汚染水(β核種)の基準の決め方に問題はないか?単位合算するだけではなく、半減期の長い核種には重み付けする必要はないか?
8.太平洋諸国が反対していいるが、日本政府はODA(金)で黙らせているのではないか?
9.年間約6700億円の損失(政府対策費:4150億円、輸出の機会損失:1500億円)全て国民の税金。30年間で約20兆円程度の損失。この金は食事もできない子ども達や将来の為の教育費等に回せる税金。日本国家の大損失であり、日本の国力喪失につながる。
あらためて止水の為への施策強化(投資)と廃炉の時間軸(実態はデプリの取り出しは遅れ、取り出しは不可能?ロードマップの見直し:今後何度となく見直され、その都度遅れていく事はもんじゅ等で証明済)を見直せば、今すぐ汚染水を流す必要はないのではないか?国民・県民を騙していないか?定量的な丁寧な説明をお願いしたい。
以上ご回答いただきたくお願い致します。
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