放射線測定で判明した事実
京都大学が開発したKURAMA-Ⅱで、
11月17日、18日の2日間に渡って、
ダーチャ村始め、二本松市内4個所で専門家の協力を得て
現在と事故前のバックグラウンドの放射線線量を測定した。
又、アメリカの大学教授ら専門家3名と市民との意見交換会も実施。
その結果、子ども達が個人線量計で検出するBG値は
平均で0.24mSv/y程度が妥当だ。
各市町村のバックグラウンド値は0.3mSv/y(福島市・伊達市)
から1.02mSv/y(二本松市)も過剰に
引いていた事が明らかとなった。
但し、バックグラウンド値は地域によっても異なるので
若干の数字の変動はあるものの
過剰に引きすぎている事は明らか・・・
この結果を二本松市や放射線アドバイザー、
そして各学会や福島県、郡山市や伊達市、
そして元東大の早野氏あたりにも送付・・・
この方法では空間線量率(A)と放射性セシウムの影響を除いた
BG線量率(B)が同時に計測できる。
測定された(空間)線量率(A)とBG線量率(B)の差が
事故による追加線量になる。
事故による追加線量を屋外と屋内で比較すると
鉄筋コンクリ作りの合同庁舎は0.14倍、
木造家屋は0.42と0.37倍となり
ICRPがいう鉄筋は0.1倍、木造は0.4倍に近い値になった。
線量率が高い(1.0mSV/h)以上の地域では
バックグラウンド値の値が無視でき
線量率だけでも鉄筋は0.1倍、木造は0.4倍程度になるだろう・・
空間線量が低下した現在では
上記の0.1倍や0.4倍の比率が1に近づいて
屋外と屋内の線量率がそれほど変わってないのは
バックグランド値がセシウムの追加線量の影響を
マスクしてしまっていた事によるものと判明した。
11月17日、18日の2日間に渡って、
ダーチャ村始め、二本松市内4個所で専門家の協力を得て
現在と事故前のバックグラウンドの放射線線量を測定した。
又、アメリカの大学教授ら専門家3名と市民との意見交換会も実施。
その結果、子ども達が個人線量計で検出するBG値は
平均で0.24mSv/y程度が妥当だ。
各市町村のバックグラウンド値は0.3mSv/y(福島市・伊達市)
から1.02mSv/y(二本松市)も過剰に
引いていた事が明らかとなった。
但し、バックグラウンド値は地域によっても異なるので
若干の数字の変動はあるものの
過剰に引きすぎている事は明らか・・・
この結果を二本松市や放射線アドバイザー、
そして各学会や福島県、郡山市や伊達市、
そして元東大の早野氏あたりにも送付・・・
この方法では空間線量率(A)と放射性セシウムの影響を除いた
BG線量率(B)が同時に計測できる。
測定された(空間)線量率(A)とBG線量率(B)の差が
事故による追加線量になる。
事故による追加線量を屋外と屋内で比較すると
鉄筋コンクリ作りの合同庁舎は0.14倍、
木造家屋は0.42と0.37倍となり
ICRPがいう鉄筋は0.1倍、木造は0.4倍に近い値になった。
線量率が高い(1.0mSV/h)以上の地域では
バックグラウンド値の値が無視でき
線量率だけでも鉄筋は0.1倍、木造は0.4倍程度になるだろう・・
空間線量が低下した現在では
上記の0.1倍や0.4倍の比率が1に近づいて
屋外と屋内の線量率がそれほど変わってないのは
バックグランド値がセシウムの追加線量の影響を
マスクしてしまっていた事によるものと判明した。
尚、修正版・完成版は以下ご覧ください。
https://nimosaku.blog.so-net.ne.jp/2018-07-17
【放射線測定結果1(単位:μSv/h)】
【合同庁舎】 屋外 屋内 比率(屋内/屋外)
①(空間)線量率(A) 0.127 0.058 0.43
②BG線量率(B) 0.027 0.044 1.63
③(A)-(B) 0.100 0.014 0.14
【木造家屋】(岳)
①(空間)線量率(A) 0.093 0.059 0.63
②BG線量率 0.034 0.034 1.00
③(A)-(B) 0.059 0.025 0.42
【木造家屋】(下長折)
①(空間)線量率(A) 0.125 0.075 0.60
②BG線量率(B) 0.041 0.044 1.07
③(A)-(B) 0.084 0.031 0.37
【子どものBG被曝線量推定値】
子ども達の1週間の生活を以下と仮定
学校 屋外 自宅(木造)
滞在時間 42H(25%) 12H(7%) 114H(68%)
BG線量率 0.044 μSv/h 0.034μSv/h※ 0.039μSv/h★
(※3個所の平均値) (★2個所の平均値)
加重平均BG線量率 :0.03989μSv/h
BGの被曝線量値(年間) :0.349mSv/y
個人線量計でのBG線量値:0.349×0.7(注)=0.244mSv/y
注:0.7は個人線量計を体前面に装着している場合の
ROT(無限の方向から放射線がある場合)条件下で
セシウムに対し、体での遮蔽の効果によって
個人線量計の計測値と実際の空間線量値(周辺線量当量)の
との比率(影響係数)。
0.7に関しての詳細は以下をご覧ください。
【放射線測定結果1(単位:μSv/h)】
【合同庁舎】 屋外 屋内 比率(屋内/屋外)
①(空間)線量率(A) 0.127 0.058 0.43
②BG線量率(B) 0.027 0.044 1.63
③(A)-(B) 0.100 0.014 0.14
【木造家屋】(岳)
①(空間)線量率(A) 0.093 0.059 0.63
②BG線量率 0.034 0.034 1.00
③(A)-(B) 0.059 0.025 0.42
【木造家屋】(下長折)
①(空間)線量率(A) 0.125 0.075 0.60
②BG線量率(B) 0.041 0.044 1.07
③(A)-(B) 0.084 0.031 0.37
【子どものBG被曝線量推定値】
子ども達の1週間の生活を以下と仮定
学校 屋外 自宅(木造)
滞在時間 42H(25%) 12H(7%) 114H(68%)
BG線量率 0.044 μSv/h 0.034μSv/h※ 0.039μSv/h★
(※3個所の平均値) (★2個所の平均値)
加重平均BG線量率 :0.03989μSv/h
BGの被曝線量値(年間) :0.349mSv/y
個人線量計でのBG線量値:0.349×0.7(注)=0.244mSv/y
注:0.7は個人線量計を体前面に装着している場合の
ROT(無限の方向から放射線がある場合)条件下で
セシウムに対し、体での遮蔽の効果によって
個人線量計の計測値と実際の空間線量値(周辺線量当量)の
との比率(影響係数)。
0.7に関しての詳細は以下をご覧ください。
『ガラスバッジのウソ』
http://49981367.at.webry.info/201402/article_10.html
但し、エネルギーがセシウムよりも大きい自然放射線(BG)に対しては
0.7が適用できるかは今後継続的に検証していく。
やや大きく(0.8程度?)なる可能性はあるが
結論に大きく影響を与える事は無いだろうと見ている。
【各市町村が使用したBG線量値】
(単位:mSv/y)
個人線量計メーカ BG線量値(注) 過剰値
福島市 千代田テクノル 0.54 0.30
伊達市 千代田テクノル 0.54 0.30
郡山市 長瀬ランダウェア 0.63~0.70 0.39~0.46
二本松市 長瀬ランダウェア 1.02~1.26 0.78~ 1.02
個人線量計で検出するBGは0.24mSv/y程度が妥当。
注:福島市と伊達市は大洗における事故前のBG線量値。
郡山市と二本松市は事故後、市役所内でコントロールバッジで計測した線量値。
【お願い】
1.各市町村は個人線量計による外部被ばく線量測定時のBG値を再検証し、
測定結果を修正し公表する事。(個人宛て再通知も含む)
2.国又は福島県は、外部被ばく測定方法のガイドラインを策定する事。
3.福島県は事故前の各地のBG値を調査し公表する事。
4.各学会はROT条件下での個人線量計による正しい外部被ばく測定方法を議論し
http://49981367.at.webry.info/201402/article_10.html
但し、エネルギーがセシウムよりも大きい自然放射線(BG)に対しては
0.7が適用できるかは今後継続的に検証していく。
やや大きく(0.8程度?)なる可能性はあるが
結論に大きく影響を与える事は無いだろうと見ている。
【各市町村が使用したBG線量値】
(単位:mSv/y)
個人線量計メーカ BG線量値(注) 過剰値
福島市 千代田テクノル 0.54 0.30
伊達市 千代田テクノル 0.54 0.30
郡山市 長瀬ランダウェア 0.63~0.70 0.39~0.46
二本松市 長瀬ランダウェア 1.02~1.26 0.78~ 1.02
個人線量計で検出するBGは0.24mSv/y程度が妥当。
注:福島市と伊達市は大洗における事故前のBG線量値。
郡山市と二本松市は事故後、市役所内でコントロールバッジで計測した線量値。
【お願い】
1.各市町村は個人線量計による外部被ばく線量測定時のBG値を再検証し、
測定結果を修正し公表する事。(個人宛て再通知も含む)
2.国又は福島県は、外部被ばく測定方法のガイドラインを策定する事。
3.福島県は事故前の各地のBG値を調査し公表する事。
4.各学会はROT条件下での個人線量計による正しい外部被ばく測定方法を議論し
提示する事。
5.早野・宮崎論文やIAEA等の国際機関の報告書を見直しする事。
5.早野・宮崎論文やIAEA等の国際機関の報告書を見直しする事。