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PCR検査数を増やせ

以下は「医療が限定資源である日本では、予算を投入して PCR検査数を増やすしかない」と主張する某大学名誉教授のフェースブックを転載。小生も全く同意であり、その関連記事もご覧ください。

【PCR検査の徹底拡大こそが経済をまわす】
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2020-08-09

【PCR検査が増えない訳】
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2020-08-12

【感染症ムラを解体せよ】
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2020-09-04

【新型コロナ集団免疫論に疑問】
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2020-09-11


【医療が限定資源である日本では、予算を投入して PCR検査数を増やすしかない】

新型コロナ肺炎を「ただの風邪だ」と喧伝する人たちがいます。新型コロナでは 1,500人そこそこしか死亡していないのに、このコロナ騒ぎはいったい何だというわけでしょう。人は恐怖の中では生きられないので、その「ただの風邪だ」には説得力があります。

日本では昨年(2018-2019)のインフルエンザ感染者総数は1,201万人、死亡者総数は 3,323人でした (厚労省)。
日本ではこの 9月20日までに新型コロナに現在までに 79,877人が感染して 1,519人が死亡しています。本当の致命率は、流行が終息してからでないと分かりませんが、伝統的な割り算で現在の致命率は 1.9パーセントです。これは前記インフルエンザの致命率の約 70倍です。

この4月のイタリアのようにいったん大規模な医療崩壊が起きると、致命割合はインフルエンザの100~1,000倍に跳ね上がります。重症者がその数倍いますから、必然的に他の死因での死亡率も跳ね上がります。特に日本の医療水準は、個々の 「質」 は高いのでしょうが、「量」 があまりにも少な過ぎです。現在の日本は人口あたりの医師はイタリアの半数です。日本の医療は「限定資源」です。

「大統領にただ一つのことをお願いしたい。それは、新型コロナ肺炎が存在するのだということを認めていただきたい」(ニューヨーク州 A. クオモ知事 2020年7月6日)

新型コロナ肺炎があることは分かっていても、経済を回して大統領に再選されたい。新型コロナ肺炎も、あれは本当は夢の世界で起きていることであって、最初から存在しない。国民にも小さく見せたいと思う人はアメリカのトランプだけでありません。

政府も地方自治体も、新型コロナ肺炎に対して、これを何とか小さく見せてやり過ごそうというのでなく、真正面から向き合うことが必要でしょう。医療が限定資源である日本では、PCR検査を拡大徹底して、潜在的感染者を一定期間隔離するほかはないだろうと私は考えています。

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