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日本に正義はあるのか?

最近発信したツイッターを転記。コロナと理不尽・無能・隠ぺい・改ざんに終始した日本政治の1年。そして御用学者に良識の欠片もない。日本に正義があるのかと暗澹たる思いの1年。今年も吠えた!来年は希望の年になる事を祈るのみ・・・


★日本の民主主義も三権分立も、そして道徳心までも徹底的に破壊し続けるアベ。この政治犯を支え続ける自民党と自民党支持者は異常。アベによって破壊された8年。そして原発事故によって故郷を失った11年間の避難者の苦闘。自民党政権によって経済成長が止まり、失った30年。A級戦犯アベを許せない!
【きっこ】
森友学園問題、加計学園問題、桜を見る会問題、各省庁のデータ改竄問題、税金の私物化問題、国会での118回にも及ぶ虚偽答弁問題など、歴史改竄主義者としての矜恃を自身の数々の不正でも十分に発揮して証拠を隠滅し、全国民が見ている政治犯罪を次々と「なかったこと」にして行く厚顔無恥の安倍晋三。


★不都合な真実を報道したのが朝日と東京新聞・特報部。まさにジャーナリスト。不都合な真実を覆い隠し、デマを発信し国民を騙し続けているのが政府と御用学者。あなたもその一人!東京新聞・特報部には不都合な真実を追求・検証し国民の前に暴き出す事を今後も期待したい。東京新聞を応援しよう。
【菊マコ】
僕は結果的に放射能問題に関わってしまったわけですが、10年経ってつくづく「マスメディアは敵」だと思いますね。特に放射能デマが酷かったのは朝日新聞(「プロメテウスの罠」)と東京新聞特報部。 新聞は放射能デマに加担したんですよ。人々の不安を煽り風評被害を起こした。忘れてはいけない

★アベノマスクは川口市の株式会社宮岡で検品。検品方法の詳細を厚労省・医政局・経済課に確認したがまったく答えらえない。カビの有無をどうやって検査し、品質保証でき、健康に害がない事を担保できるのかを質問。『ゴミノマスク』は『特別管理廃棄物』の対象!即刻廃棄を!https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2020-05-27

★科学的議論を避け、風評被害や風評加害という細野豪志氏こそが人権侵害!トリチウム汚染水問題は有機結合型トリチウムがベータ崩壊によってヘリウムに変わり、遺伝子の水素結合の分子構造が切断される事。大型タンク設置も検討せず、結論ありきの海洋放出を許さない。

★県民健康調査委員会の在り方の抜本的見直しを要請。 1. 星座長の解任を! 2. 中間報告書の再検証を! 3. 環境省の委員の解任を! 4. 甲状腺がん検査縮小撤回を! 5. 過剰診断論の破綻に関する見解 6.国連科学委員会2020レポートの内部被ばく矮小化の検証を!
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2021-12-27

★結論ありき、委員の反対意見を無視、自民党員である星座長の「放射線の影響は考えにくい」とした中間報告は、政府への忖度は明らか。福島医大・鈴木真一教授が甲状腺学会で、がん患者16例が転移疑いと発表。過剰診断では説明不可。公正・中立とは言えない星氏の座長解任を!
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2021-12-25

★国連科学委員会 2020レポートは明石真言と鈴木元の共同作業によって捏造されたもの。日本人の50%の屋内退避効果や昆布を食べているからと日本人は西洋人1/2の甲状腺等価線量係数を採用し、2013レポートから内部被ばくを1/4にした非科学的・捏造レポート。是非検証を!
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2021-12-20

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福島県からのお粗末な回答

1か月以上も前に福島県に意見・提案していた回答がようやく届いた。7項目の質問・提案中、回答もらったのは3点。それ以外は答えられないので、ご意見として今後の参考にしたいとの回答。

その一つ(意見・提案5)があまりにもお粗末すぎるので、以下再質問をした。わからないなら、あらゆる手段で調査しようとする意志すらない。福島県民に無用な被ばくをさせてしまった県としての反省はまったくない。

但し、担当した職員は原発事故当時は県内に住む高校2年生。県職員になって5年目だという。この職員に責任は無いが、組織として仕事をしている福島県としての対応にはありにも無責任ではないか!こんな回答でお茶を濁そうとする課長はいったいまっとうな責任ある仕事をしているのだろうか?

意見・質問の詳細は以下をご覧ください。
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2021-11-26


福島県
保健福祉部・地域医療課長殿
  cc広聴室殿


先ほどTELした××です。以下の回答いただきましたが、あまりのお粗末な回答に失望しています。以下のようなあらゆる手段を行使して再調査・検証ください。
今検証・記録に残さず、いつ残せるのでしょうか?当時の担当責任者が退職等にいなくなれば、更に当時の検証ができなくなるのです。今回が最後のチャンスととらえ、万難を排してあらゆる手段を行使し検証・調査ください。

200人以上もの甲状腺がんの真相を明らかにする為には、最重要な課題です。既に16名が肺等に転移している事が福島医大の鈴木眞一教授の学会発表で明らかになりました。詳細は以下のブログご覧ください。
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2021-12-25

検証手段案:
1.谷川教授、福井大の寺沢教授、および放医研研究員の意見、さらには福島県立医科大の当時の関係者からの聞き取り調査・及び当時のメモ
2.当時の福島県の責任者からの聞き取り

3.国会事故調の報告者からの再調査
https://www8.cao.go.jp/genshiryoku_bousai/fu_koukai/fu_koukai_2.htm
特に当時放医研の立崎英夫氏への再調査・聞き取り
https://www8.cao.go.jp/genshiryoku_bousai/fu_koukai/pdf_2/560.pdf

4.東京新聞記者榊原崇仁記者著書の『福島が沈黙した日』の184~275ページに詳しく記載されている。265ページにはその計算過程の文書も掲載されている。まずは読んで、榊原記者に確認してみてはどうか。榊原記者は情報公開請求し、あらゆる文書・メモを入手していますので福島県に無いはずはありません。

5.通達を発出した文科省、関連省庁へのヒアリング

その結果を1月14日までの回答をお願いします。不可能な場合は1月末まで待ちますが、必ずまっとうな回答をお願いします。
甲状腺がんの真相を明らかにする為に、最重要な課題です。

以上よろしくお願いします。

   
ーー福島県からの回答の一部が以下ーーーー

○ 「またこの時の規格(13000cpm:甲状腺等価線量で100mSv)を10万cpmにアップした根拠とその計算過程を開示してください」(意見・提案5)につきまして回答します。

避難者へのスクリーニングの基準である13000cpmが10万cpmに引き上げられたことについては、広島大の谷川教授、福井大の寺沢教授、および放医研研究員の意見、さらには福島県立医科大の意見を踏まえて、福島県が決定し、各保健所に通知しました。
なお、その計算過程等の記録はありません。

    (保健福祉部 地域医療課
      電話番号 024-521-7221
      Eメール iryou@pref.fukushima.lg.jp )

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県民健康調査検討委員会の見直し要請

民健康調査検討委員会の見直しと甲状腺がん検査縮小、そして国連科学委員会2020レポートに関する提言を福島県に提出した。


福島県・広聴室殿

日頃のご尽力に感謝申し上げます。

【甲状腺がん患者16名の転移疑い!】
福島医大・鈴木眞一教授の第64回(2021.11.18実施)甲状腺学会発表によると、既に16例も転移疑いが発見されました。肺転移:9例、リンパ節転移:5例、骨転移:1例等。この事実によって甲状腺がん多発が「過剰診断」とする理由が覆された事になります。
いまだに「過剰診断」だと言い続ける非科学的な福島県・健康調査検討委員会や御用学者たちには呆れています。
詳細は以下をご覧ください。
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2021-12-25

更に、上記理由により甲状腺がん検査の縮小はあってはならない事です。

県民健康調査委員会の星座長は結論ありきで、委員会の反対意見を無視し、最後には座長への一任を取り付け、放射能の影響隠しとも思える恣意的な中間報告書を作成してしまった事は上記の転移や星座長が自民党員であった事から判断すれば、中間報告(甲状腺がんは放射能の影響とは考えにくい)は、星氏による政府への忖度の結果であった事が明らかになりました。

自民党員でもあり公正・中立とは言えない星座長の解任が必須です。来年の参議院選挙では自民党公認候補で立候補するという。今までの検討委員会の議論は公平・中立と言えるのでしょうか?これで政府への忖度で恣意的・非科学的な中間報告であった事が明らかとなりました。

更に、県民健康調査委員会の下部組織である甲状腺評価部会』座長である鈴木元氏や放医研(量研)の明石真言氏らによる、共同作業による、意図的な放射能の影響隠しと言える。
詳細は以下ご覧ください。
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2021-12-20 

以下は小生のツイッターから              
『UNSCERA 2020レポートは明石真言氏と鈴木元氏の共同作業によって捏造されたもの。日本人の50%の屋内退避効果や昆布を食べているからと日本人は西洋人1/2の甲状腺等価線量係数を採用し、2013レポートから内部被ばくを1/4にした非科学的・捏造レポート。是非検証を!』


以上により以下提案します。
1. 星座長の解任を!
 理由
① 自民党党員(来年の参議院選挙に立候補予定)であり、政治的にも公正・中立であるべき座長としては、政治を持ち込む事は相応しくない。
② 反対委員の意見を無視し、自分の偏見と政治的な思惑で中間報告を取りまとめた。
③ 座長は互選との事であるが、事務局と某委員及び星氏との筋書きによって選出されたもの。民主主義的な無記名選挙等で選任されたわけではない。
④ 星座長はすでに10年間以上にわたって座長の座にあり、この検討会が形骸化している。あたらいい座長の元で、新たに検証すべき。
⑤ 国の専門家委員会や審議会では座長は10年を超えないものと規定されてる。本検討委員会も国の規定に準じるべき。
⑥ 星氏は元厚労省の技官であり、公正・中立な立場であるべき座長には相応しくない。(厚労省や環境省との癒着・関係がある事は明確)

2. 中間報告書の再検証を(新たな委員・座長の元で)!
理由は下記
① 政治的に色のついた(自民党員)星座長に一任させて策定した中間報告書は、政府に忖度したものである事が明確となり、公正・中立であるべき中間報告書としては相応しくない。従い、新たな座長・委員の元で、今までの中間報告を再検証すべき。

② UNSCEAR 2020レポートを『放射線の影響とは考えにくい』としていますが、UNSCERA 2020レポートは放医研(量研)明石真言と鈴木元氏の共同作業によって捏造されたもの。日本人の50%の屋内退避効果や昆布を食べているからと日本人は西洋人1/2の甲状腺等価線量係数を採用し、2013レポートから内部被ばくを1/4にした非科学的・捏造レポート。

詳細は以下のブログをご覧ください。
【国連科学委員会2020レポートへの公開質問と回答】
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2021-12-20
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2021-12-21

3. 環境省(加害者側)の委員の解任を!
理由は下記
① 加害者である国(行政)が判定者(司法)に加わる事は、三権分立の民主国家としてはあり得ない。従い、第三者で構成されるべき検討委員会に国家権力が加わる事はあってはならない。
② 国の審議会等のメンバーには国(行政)から委員になる事は禁止されている。
③ 公平・中立であるべき検討委員会に国家権力や政治色が入るべきではない。

4. 甲状腺がん検査縮小撤回を!
理由は以下
① 福島医大・鈴木眞一教授の第64回(2021.11.18実施)甲状腺学会発表によると、既に16例も転移疑いが発見されました。肺転移:9例、リンパ節転移:5例、骨転移:1例等。従い、甲状腺がんは過剰診断で見つかったものではなく、放置すれば命にもかかわる問題。一刻も早く、甲状腺検査を継続する事が県民や子供達の命とQOLを上げる事につながる。

② 甲状腺がんの発生には地域差があり、放射能の影響であることは明らか。従い継続的な甲状腺がん検査を長期にわたって実施する必要がある事は明らか。
③ 実際に甲状腺がんに罹患した患者の多くが、継続的な甲状腺がん検査を希望している。
④ 甲状腺がんが「放射能の影響ではない」とする科学的根拠はない。
⑤ 甲状腺がん検査継続によって、救われる命がある事は①が証明している。

5. 福島医大・鈴木眞一教授の第64回(2021.11.18実施)甲状腺学会発表によると、既に16例も転移疑いが発見されました。肺転移:9例、リンパ節転移:5例、骨転移:1例等。本件に関する福島県のご見解をお聞かせください。これでも過剰診断だと主張できますか?もしそうだとすると科学的根拠をデータを共に開示ください。

6. UNSCEAR2020レポートを『放射線の影響とは考えにくい』としていますが、このレポートは放医研(量研)明石真言と鈴木元氏の共同作業によって捏造されたもの。日本人の50%の屋内退避効果や昆布を食べているからと日本人は西洋人1/2の甲状腺等価線量係数を採用し、2013レポートから内部被ばくを1/4にした非科学的・捏造レポート。
詳細は以下のブログをご覧ください。(必要であればワードをお渡しします)

【国連科学委員会2020レポートへの公開質問と回答】
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2021-12-20
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2021-12-21

本件に関する福島県のご見解を聞かせてください。

以上の提案について、早急に検討・実行されることを要請いたします。その結果を小生あてにもご回答ください。

以上よろしくお願いいたします。

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反原発川柳

2014年8月に創刊し『反原発雑誌』として『NONUKES Voice』がある。コロナ禍の長期化で本体の鹿砦社の売り上げ激減により、このNONUKES Voiveも厳しい状況になっている。創刊以来赤字体質を脱却していず、鹿砦社の黒字食って継続しているとの事。

継続してもらうためにも定期購買をして支援してあげたい。更に書籍やNO NUKES Voicのバックナンバーの「大人買い(まとめ買い)」もしてあげればと思う。脱原発を実現する為には、このような書籍を継続させ、情報を共有させることは大事・・・

鹿砦社のHPは以下
https://www.rokusaisha.com/index.php

以下は『NONUKES Voice』30号から『反原発川柳』を借用

・東電の庭に散水汚染水
・原子力破滅の道に突き進む
・もう一度原発以前に戻りたい
・原発を論破蹴散らすVOICE砲
・先生の数だけ違う地震予知
・あのマスク1億でアベに買い取らせ

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甲状腺がん患者16名の転移疑い!

甲状腺がん患者16名の転移疑い!】

福島医大・鈴木眞一教授の第64回(2021.11.18実施)甲状腺学会発表によると、既に16例も転移疑い。肺転移:9例、リンパ節転移:5例、骨転移:1例等。これでも過剰診断だと言い続ける非科学的な福島県・健康調査検討委員会や、御用学者たち。

学会のプログラムは以下(鈴木教授はR3)
http://www.pw-co.jp/64jta2021/program.html
以下のYou Tubeのちょうど真ん中ぐらいからご欄ください。10分ぐらいの学会発表なので詳細資料は無さそうで、種市さんによると論文はまだ出ていないようです。https://www.youtube.com/watch?v=9JmYQ7oFihY

結論ありき、委員会の反対意見を無視、自民党員でもある中立とは言えない星座長の解任が必須。来年の参議院選挙では自民党公認候補で立候補するという。これで、今までの検討委員会での中間報告(甲状腺がんは放射能の影響とは考えにくい)は、星による政府への忖度の結果であった事が明らか。

更に健康調査委員会の下部組織である『甲状腺評価部会』座長である鈴木元や放医研(量研)の明石真言らによる、共同作業による、意図的な放射能の影響隠しと言える。

ツイッターより。                   
『UNSCERA 2020レポートは明石真言と鈴木元の共同作業によって捏造されたもの。日本人の50%の屋内退避効果や昆布を食べているからと日本人は西洋人1/2の甲状腺等価線量係数を採用し、2013レポートから内部被ばくを1/4にした非科学的・捏造レポート。是非検証を!




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国連科学委員会2020レポートへの公開質問と回答(その2)

国連科学委員会2020レポートの疑惑(問題提起)について、国連科学委員会に提出した公開質問と2回の回答をベースに最終版をまとめた。文字数の制限で2回に分け掲載。
『質問部分』はその1をご覧ください。https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2021-12-20
7.日本作業グループの役割 
【質問19】                                                          日本作業グループが2020レポートの執筆はしていないという事ですが、詳細分析には日本作業グループが強く関与しているので、都合のよい論文やデータを恣意的に選択して結論を誘導していないか?また、明石氏は鈴木元氏との私的なつながり(共同論文多数)があり、鈴木氏の論文を優先的に採用した事実が無いかを検証すべきですが、UNSCEARとしての見解をお聞かせください。

8.UNSCEARの中立性への疑問
【質問20】                                                       UNSCERARの中立性についてUNSCEARの見解をお聞かせください。UNSCEARの内情をよく知る元WHO放射線・公衆衛生顧問キース・ベーヴァーストックが2014年11月に来日し、日本外国人特派員協会での記者会見スピーチ要旨が以下。

『委員のほとんどは、経済的重要性の高い原子力推進プログラムを持つ各国政府の指名制で、これらの政府はまたUNSCEARに資金も提供している。原子力産業ロビーに批判的な声をあげてきた研究者でUNSCEAR報告書の作成に関与している人はいない』
※外務省がUNSCEARの報告書作成に、2013年度約7000万円の資金を提供。2017年度には改訂版作成のため新たに7000万円拠出。被災者たちが日本政府を訴えた裁判で、日本政府の拠出金によって作られた報告書を「中立で」「国際的に権威ある」「科学的知見」として日本政府の弁護に使っていることになる。

【お願い】                                                         UNSCEAR 2020レポートに関し、多くの専門家や市民の疑問に答えくださる事に感謝いたします。そして、その疑問解決の為には情報共有化が欠かせません。世界中の政府、地方自治体、専門家、メデイアそして市民が正しく情報共有する為にはUNSCEARのHP上(Web上)に日本語と英語のQ&Aのサイトを至急準備して頂くようお願いいたします。また、至急日本語版の発刊もお願いいたします。


【国連科学委員会(UNSCEAR)からの回答】
UNSCEARへ提出していた公開質問への回答が3週間後の(2021年)10月21日に届いた。一つ一つの質問には答えず、12月リリース予定のthe 23 electronic attachmentsを見て欲しいとの回答(12月15日のメールでは近々完成するとの回答)。the 23 electronic attachmentsは公開質問のすべてに答えるものになるとは思えず、再々に渡り、項目毎に回答してほしいと要請も、その事には無回答のまま。12月15日のメールでは、来年2月に予定していた福島県での説明会(アウトリーチ)は、来年6月に延長との回答。また公開質問のQ&AもHPに掲載すべきとの要請には、来年2月に新しいサイトに作り変えるとの回答。

10月21日のメールでは、UNSCEARの中立性を一般論として強調はしているものの、個々の内容の問題点や疑問点に関する決定プロセスについての具体的説明には触れられていない。都合のよい論文やデータだけを恣意的に集めて、公正・中立に議論しても、もともと偏った論文やデータでは結論も偏ることになる事は明らかです。これではUNSCEARの公正・中立性を信じる事はできない。


【UNSCEARからの英文回答を翻訳機での日本語訳】

Tさん、          (2021年10月21日)

UNSCEAR 2020報告書、附属書Bに追加の質問とコメントを提供していただき、ありがとうございます。これらは、事務局が2022年に日本で組織する予定のUNSCEARアウトリーチ活動にとって非常に貴重な情報です。
FNDPS放射性降下物の影響を受けた地域の避難者と永住者のUNSCEAR線量評価、放射線被ばくによる甲状腺がんのリスク評価についてコメントし、日本作業部会の役割と使命についても問題を提起しました。この研究におけるUNSCEARの中立性、およびUNSCEARが英語と日本語の両方でQ&Aサイトを準備する必要性について。提起されたポイントの順番でお答えできることをうれしく思います。

技術的実体について
あなたは主に方法論的な性質の質問をしました。方法論的な質問への回答は、2021年3月にリリースされた、UNSCEARレポート(事前コピー)に記述されています。(https://www.unscear.org/unscear/en/publications/2020b.html)   
より詳細な情報は、現在オンライン公開前に編集されている23の電子添付ファイル(2021年12月に予定)に含まれています。これらの添付ファイルには、使用された方法論の詳細な説明と、入力データ、結果、および不確実性分析を含む多数の表の両方が含まれています。関連する電子添付ファイルの内容は、リリースされたらすぐに理解しておくことをお勧めします。ほとんどの答えが見つかると思います。いくつかの質問/コメントが関係する場合、私たちは喜んで答えます。

日本ワーキンググループの役割と使命
日本が指名したパートナーの専門家と機関は、このUNSCEAR評価と専門家グループを特に以下によって支持した。
a.関連する科学的および技術的出版物と研究計画を特定する。
b.委員会および専門家グループによる文献の要求に対応する。
c.公開された情報を解釈し、要求に応じてプロトコルと方法論の詳細な説明を取得するのに役立ちます。 d.報告書の草案に関する技術的コメントを委員会に提供する。

この研究におけるUNSCEARの中立性
12の加盟国とオブザーバーからの30人以上の国際的な専門家が取り組み、13人の批評家が報告書をレビューしました。さらに、200人以上の参加者が参加した第67回委員会が報告書を検討し、採択しました。代表団は、UNSCEARセッションごとに、委員会の作業の統治原則に従って、科学的資格と経験に基づいて指名するよう求められ、科学的資格と経験に基づいて科学的評価を行うことを思い出したいと思います。確立された科学的手順と価値。

これらの専門家は、とりわけ、放射線科学に関連する幅広い関連する科学的および技術的問題に関して深い知識と経験を持ち、科学的発展に遅れずについていき、全国的に効果的な支援を促進することが期待されています。彼らはまた、独立して行動し、委員会の手続きや任務と矛盾する可能性のある外部からの圧力や利益に関連して偏見なく職務を遂行するものとします。さらに、彼らは誠実に行動し、知的財産の問題を尊重することです。

UNSCEARが英語と日本語の両方でQ&Aサイトを準備する必要性
以前述べたように、既存のUNSCEAR Webサイトには公開Q&Aに関するセクション(https://www.unscear.org/unscear/en/faq.html)があり、新しいUNSCEAR Webサイトを作成中です。国連ガイドラインに沿って、2022年第1四半期までに最終決定される予定です。 今後検討される提案に改めて感謝します。

Borislava Batandjieva-Metcalf(Ms) 事務局長


12月初旬に改めて以下をUNSCEAR 事務局長に要請した。

1.2020レポートの日本語版のリリースの促進(予定よりも半年以上遅れている)
2.12月発行予定の23の電子アタッチメント
3.上記の質問に対するアイテム毎の回答
4.2020レポートに対するQ&AもUNSCEARのHPへの掲載
5.日本人の屋内退避効果1/2や甲状腺等価線量係数の1/2の再検証と解説
5.福島県での説明会(アウトリーチ)も開催日程

その回答が以下。

Tさん、          (2021年12月15日)

メールとUNSCEAR作業への継続的な関心に感謝します。
レポートの最終英語版とその日本語訳は、発行の最終段階にあり、まもなく当社のWebサイトで公開される予定です。先月のCOVID-19のパンデミックの進展により、日本で計画されていたアウトリーチ活動は2022年6月に延期される必要がありました。

電子添付ファイルも少し遅れて完成しており、上記の2つのレポートが公開されたら、まもなく公開されます。事務局は、2022年2月に立ち上げられる予定の新しいUNSCEARウェブサイトの質疑応答にも取り組んでいます。事務局は、この困難なパンデミックの時代に文書を完成させ、利用できるようにするために必要なすべての措置を講じていることを保証したいと思います。

Borislava Batandjieva-Metcalf(Ms) 事務局長

       ーーー回答はここまでーーー

【量研への情報公開請求で明らかになった事】
1. 日本作業グループとUNSCEEAR会合参加者
1)日本作業グループメンバー
   量研※(旧放医研):明石真言、赤羽惠一、青野辰雄(福島再生支援研究所)
    JAEA:茅野(理事)、放影研:小笹晃太郎
      ※:量子科学技術研究開発機構

2)UNSCEAR67回会合の参加者(2020年11月開催)
   量研:中野隆史、明石真言、神田玲子、放影研1名(たぶん小笹晃太郎)
   広島大:吉永信治、他に量研から4名の計9名参加
     尚、福島事故関連は明石氏と量研の2名が担当。
明石氏らがまとめた日本案がこの会合前に、UNSCEAR事務局に提出された。
(他の2名も量研である事から、日本案は明石氏の思惑が強く反映されたものと推測)

2.第29回国内対応委員会議事録(2020年10月12日開催)
1) 福島報告書の改定について事務局より説明(議事内容は黒塗り)
 以下は会議資料から転記
・2019年までに受理された論文等にもつづき、レビューが行われており、(67回)本会合にて承認を目指す予定。

・福島フォローアッププロジェクトのSenior technical advisorは明石前代表、放影研から1名、量研から3名
・量研から1名UNSCEAR事務局に派遣
・新しい報告書では、改定された放出量のデータ、個人線量や空間線量のデータを使用。
・日本人のヨウ素吸着率や屋内における空気中放射性核種のフィルター効果などを考慮し、より現実的な線量推定実施。
  ⇒これらの考慮の結果、外部被ばく線量は若干上昇。摂取による内部被ばく線量は劇的に減少。

・健康影響については2013年報告書の見解は引き続き有効であるとした。
・14か国から723件のコメントがあり、63件のコメントを技術的検討。クリティカルなコメントは無かった。

2) UNSCEAR 67回会合の審査予定のドラフトに対するコメントを10月16日まで提出するよう委員に依頼
3) アウトリーチ活動が2021年5月に予定(実際は2022年2月頃に延期か?)
4) 国連総会議長への説明(2020年10月に予定(実施))
5) 各国代表への説明(2020年12月に予定(実施))
質問部分は「その1」をご覧ください。
      ---       ---     ---
★公開質問と回答は以下。
【UNSCEARへの公開質問】
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2021-11-21-1
【UNSCESARからの回答】
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2021-11-22

★ 関連記事です。
【UNSCEAR・国内対応委員会は公正・中立か】
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2021-11-30
【UNSCERAレポートの内部被ばくの矮小化】
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2021-10-09
【UNSCEARレポートを捻じ曲げた黒幕は誰か?】
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2021-04-07

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国連科学委員会2020レポートへの公開質問と回答(その1)

国連科学委員会2020レポートの疑惑(問題提起)について、国連科学委員会に提出した公開質問と2回の回答をベースに最終版をまとめた。文字数の制限で2回に分け掲載。
続きの『回答部分』はその2(以下)をご覧ください。
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2021-12-21



【国連科学委員会(UNSCEAR)2020レポートへの公開質問と回答】
                                            

国連科学委員会は2021年3月に『UNSCEAR 2020レポート』を発表。『将来にわたり被ばくを直接原因とするがんなどの健康影響が増加する可能性は低い』との、日本語のプレスリリース(☆)を発表し、日本のメデイアや国民にミスリードを誘導した。 
                         
このレポートには、特に野菜や生乳が出荷停止になる3月23日までの11日間の野菜等からの経口摂取と、地域によって異なるヨウ素とセシウムとの比率の違いによる吸入摂取の内部被ばく評価、日本人は日頃から昆布を食べているからと言って、甲状腺等価線量係数を西洋人(ICRP基準値)の1/2にし、更に事実とは異なる日本人は鉄筋コンクリートの住居に住んでいるからとして、屋内退避効果で吸入被ばくを1/2にした。その結果2013レポートから内部被ばくの評価線量を約1/4に下げてしまった。

避難地域住民の40のシナリオ(代表的な避難経路によって住民の被ばくを推定)には、避難が遅れたり、一時避難先で、炊き出しで出された高濃度に汚染された野菜を食べたりした住民が考慮されていない等、多くの疑問がある。そこで2021年9月下旬、UNSCEAR事務局長宛 に『公開質問』を提出した結果、3週間後に回答が届いたので、その内容について報告する。但し、20以上の質問に対し、項目ごとの質問には答えず、12月に発行予定の電子アタッチメントを読めといった回答で、満足な回答は得られていない。

また、主に量子科学技術研究機構(以後量研・元放医研)の明石真言氏らで構成されているUNSCEAR日本人作業グループはレポートを直接執筆はしていないが、詳細分析や情報提供には日本作業グループは強く関与している。

そこで作業グループが都合の良い論文やデータを意図的・恣意的に選択して、結論を誘導していないか?また量研・明石真言氏と国際医療福祉大学(甲状腺評価部会座長)・鈴木元氏との個人的な関係によって、鈴木氏の論文を意図的に忖度・優先した事実は無いのかをUNSCEARに質問すると同時に、日本国内で定期的に開催されている、明石氏らが主導している『国内対応委員会議事録』の情報公開請求を実施しながら、検証も試みた。

尚、実際に公開質問した内容の一部(別紙や英文部分等)は、この報告書からは省略し、後日明らかとなった事実も一部追記しました。
 ☆:Microsoft Word - ous419jp ys2 (unscear.org)

【UNSCEARへの疑問・質問】
1.初期の経口摂取線量の過少評価
【質問1】                                                    
「UNSCEARがモニタリングデータによる詳細な評価を組み合わせて、より現実的で頑健な推計を行った」としていますが具体的記述はありません。以下の事実①~⑥について、UNSCEARはどう評価したか?

①浪江町民が津島に避難した3月12日以降、避難先で路地野菜の炊き出しを食べた。
https://www.asahi.com/articles/DA3S14471890.html
https://withnews.jp/article/f0210106000qq000000000000000W0f710601qq000022255A
 (3月15日、38km北西部の雑草は123万Bq/kg★)

★:この雑草と同じ汚染の野菜を幼児が200g摂取した場合に甲状腺等価線量は51.7mSv。400g以上摂取すれば100mSvを超える。

②3月16~17日の川俣町の原乳(ヨウ素131は1,190~1,510Bq/kg、3月20日は最大で5,300Bq/kg)が福島県内でヨーグルト加工し出荷。
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000015iif.html(厚労省HP)
⇒原乳2L(毎日200ml×10日(注2))で約1万Bq。乳児で甲状腺等価線量が60mSv程度(4Lなら120mSv) 

注2:3月21日:出荷制限(ホウレンソウ、原乳)                                           
   3月23日:出荷制限、摂取制限(ホウレンソウや小松菜等葉物野菜)

③未公開福島県中央卸市場データ(3月19日)                                           福島市のアサツキ      ・I-131  48,000Bq/kg ・I-132 76,000Bq/kg  
※出荷制限なし(注2)    ・Cs-134 64,000Bq/kg ・Cs-137 64,000Bq/kg                               大玉村のホウレンソウ(注3 ・I-131  43,000Bq/kg ・I-132 73,000Bq/kg                              ※3月23日まで流通    ・Cs-134 90,000Bq/kg ・Cs-137 89,000Bq/kg 
  福島県内各地で10,000Bq/kg以上の野菜が3月22日まで出荷されていた。                                           詳細は以下Our Planet TVのURLを参照ください。
 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2597

出荷制限の3月23日まで大玉村のホウレンソウ―(注3)と同等レベルの汚染された野菜を1日 200g(大人は400g)摂取すれば、13日(爆発は12日)から23日までの11日間のI-131の平均汚染度は19日(8日目)の約1.1~1.15倍程度と想定されるので

例1:幼児が1日200gを摂取した場合の甲状腺等価線量は43,000×0.2×12日×1.15=118,680Bq
      118,680Bq×2.1E-06 Sv/Bq=249mSv                         
  ( 注:摂取量が400gになれば2倍の498mSv)
例2:大人が1日400gを摂取した場合の甲状腺等価線量は 
      43,000×0.4×12日×1.15=237,360Bq
      237,360×4.3E-07=102mSv 
   (注:摂取量が800gになれば204mSv)     
      いずれも甲状腺等価線量は100mSvを超える

④福島県の基本調査結果はどのように線量評価に反映したか?避難地域住民は40シナリオの中にランダムに取り入れたようですが、ランダムでは高線量被ばく者が漏れている可能性もある。又汚染された野菜が流通していた中通り地区住民はどのように評価したか? 具体的なデータを開示し解説ください。

⑤事故後10日間廃棄処分の牛乳を3世帯で飲んでいた。
 原乳2リットルで約1万Bq。乳児だと甲状腺等価線量が60mSv程度 (4L飲めば120mSv)

⑥元京都大・今中氏の飯館村個別訪問インタビュー結果
(3月15、16日何をしていたか、何を食べたか、いつ避難したか?)   
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/ISP/ISPmemo12126.pdf               
 住民の答えが以下              
・給水を待つ間に屋外で飲食した。                                  
・当時淡水魚を食べていた。         ・イノシシを食べた。  
尚、飯館村住民は摂取制限が出る3月22日まで高濃度に汚染された路地野菜を食べていた事が想定される。

【質問2】
「食品のモニタリングデータによる詳細な評価も組み合わせて、より現実的で頑健な推計を行った」(150)とありますが、いつ、どこで、誰が何をどのように測定したのか等全ての具体的なデータを開示ください。                                          特に初期被ばくのI-131に関する出荷制限の3月23日までのデータを開示ください。

2.吸入摂取量の矮小化
【質問3】                                                            避難地域の対象者の40のシナリオの選定方法に関する以下の疑問(①~⑤)についてUNSCERARの見解をお聞かせください。

①40のシナリオでのサンプル抽出が10万人以上の避難者の全てを表しているとは言えない。対象数シナリオが40と少なすぎ、高線量被ばく者の存在等全容が見えにくく、データを意図的、恣意的に捻じ曲げていないか?

②甲状腺がんの関係を追及するなら高線量被ばく(内部被ばくも含めて)の地域住民を主に対象とすべき?又少なくとも対象者の数は当時の住民の人口にも比例させるべき。

③比較的線量の低い相馬市、楢葉町、小高地区、川内村住民を多数対象としているが恣意的なデータ改ざんに当たらないか?
④線量の高い、避難地区となっている浪江町(特に津島地区)、双葉町、大熊町、飯舘村、川俣町山木屋地区の住民を重点的に対象とすべきではないか?

⑤質問1の①や質問4の①~④の住民は40のシナリオに含まれているか?

【質問4】                                                           1号機のベントや水素爆発後の以下(①~④)の住民の被曝線量値(内部被ばく+外部被ばく)をどう評価したのかのデータ等を具体的に開示ください。
・1号機のベント :3月12日 14:30頃
・1号機水素爆発:3月12日 15:16

①爆発当時300人が北西3kmの双葉町役場に残っていた。
②双葉町民の一部は12日12:00~18:00に避難開始。
③双葉町民の一部には13日以降に避難した住民もいた。
④原発から北西部にあたる浪江町赤字木地区は3月16日には最大170μSv/hであった。津島地区も100μSv/hを超えていた。(3月13日には220μSv/h程度と予測)

【質問5】                                                     初期被曝(ヨウ素)は外部被ばく(Cs)から推定していますが、地域によっては外部被ばく線量(Cs)とは必ずしも比例していない地域(最大で30倍の開き)があり(森口教授らの論文)ますが、その事を考慮しているか等、I-131に関する線量評価方法を開示ください。UNSCEARではその比率はいくらか?

この係数(倍率)によって吸収摂取量は大幅(最大30~100倍まで)に変わり、内部被ばく(甲状腺等価線量)に関するUNSCEARレポート結果は大幅に変えざるを得ません。  
放医研の栗原治氏のパワーポイント(注4)によれば、I-131とCs-137との比率がいわきでは18.7倍程度、川俣では4.6倍程度、飯舘では3倍程度といったデータがでている。
注4: https://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/50320.pdf

注5:以下の8行は新たに判明し追記したもの(公開質問には含まれていない)
更に東電発表の報告書では50倍。 
                                                                元東大・森口氏らの以下の論文では栗原氏らの倍率よりも更に高い数値が出されている。https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0265931X19309920
『この論文のFig5におけるBはBase(基本)、PはPlume Specific(プルームごとに固有のI/Cs比を設定)、Kは放医研のKimさん(栗原さんチーム)の先行研究の意味で、Bは10倍にて甲状腺等価線量を算出。UNSCEARはI-131とCs-137との比率は独自の計算を行っており、I/Cs比については、BよりもPに近い条件で計算しているとの事。避難のシナリオは、Kをもとにさらに細分化したものを使ったはずです』との情報を得た。

【質問6】                                                           40シナリオだけの被ばく線量値を平均化する事は被ばくの実態全容を表しているとは言えまない。レポートのTableA12及びTableA13の避難期間の線量評価(経口及び吸入摂取による内部被ばくと外部被ばく線量値)のすべてのシナリオの計算過程やサンプルも含めた詳細データを開示ください。特に初期被ばくが大きいと思われる地域住民はどのように抽出されたのか?

【質問7】                                                           避難者への甲状腺内部被ばくモニタリング基準13,000cpm(甲状腺等価線量:100mSv相当)に関し、政府事故調のヒアリングで当時現場に立ち会った放医研の立崎英夫氏は『かなりの割合で13,000cpmを超えていた。』と説明(※)している。この事は相当数の避難者の甲状腺等価線量が100mSvを超えていた事になる。
※:https://www8.cao.go.jp/genshiryoku_bousai/fu_koukai/pdf_2/186.pdf

1)UNSCERARはこの事実を40のシナリオの中ではどのように評価したか?
2)基準値を3月14日以降10万cpmに引き上げましたが、この基準値変更をUNSCEARは正しい判断だったと評価するか?
3)又10万cpmは甲状腺等価線量で何mSvと判断しますか?計算方法を開示ください。
4)基準値を上げた事によって多くの住民の初期内部被ばくの実態は把握されずに、闇に葬られたままになっているが、UNSCEARとしてこの事実を、報告書では触れていない。アンフェアではないかと思いますが、UNSCEARとしての見解をお聞かせください。
 
※あまりにも多くの住民が13,000cpmを超えたので、3月14日以降、放医研(福島県)は『10万cpmに達しても0.17mSvに過ぎない』(注6)とし、17日には10万cpmに引き上げた通知文書を出し、「避難者はどんな値でも問題ない」とされてしまった。             この結果、避難住民の初期内部被ばくの実態は把握されずに、闇に葬られたままとなった。

注6:放医研の細井 義夫氏の福島県のスクリーニングレベル引上げについての証言も重要。立崎英夫氏の証言と一致。
https://www8.cao.go.jp/genshiryoku_bousai/fu_koukai/fu_koukai_2.html
https://www8.cao.go.jp/genshiryoku_bousai/fu_koukai/pdf_2/761.pdf

【質問8】(質問7と関連)                                                   3月24日~30日に政府によって実施された1,080人のスクリーニングで、甲状腺等価線量で100mSv※を下回った為に、全体的に問題ないとして、その後のスクリーニングを中止。 この一連の役割を当時放医研の明石真言氏が深く関与(注7)しています。
更に、UNSCERA2020レポート作成にも関与しています。この事実によってUNSCEARの中立性や信頼性が揺らいでいます。(多くの専門家や市民が危惧)本件に対するUNSCEARの見解を聞かせてください。 
 
注7:以下の一連の重要な役割を果たしたのが『放医研』(明石氏ら)
https://www8.cao.go.jp/genshiryoku_bousai/fu_koukai/pdf_2/761.pdf
・「10万cpmでも0.17mSv」の文書作成に関与。                          
・「半減期の問題で測る時間が残されていない」と政府に進言
・放医研は被害の過少化や測定中止へ働く
・UNSCEAR2020レポートに放医研の明石氏が深く関与 
 (上級技術顧問、日本人作業部会で文献調査を指揮)
 ⇒自らの不作為を消し去る為のマッチポンプとも受け取られていますが、UNSCEARとしてはどのようにお考えでしょうか? 

3.線量推計値の矮小化(係数を1/2)
【質問9】                                                           放射性ヨウ素の体内摂取量から甲状腺に集まる係数をICRP係数の1/2 を採用し、以下の ①~③の理由で被ばく線量値を矮小化したと考えます。本件に対するUNSCRARの説明を聞かせてください。                        
※日本人は西洋人に比較し昆布の摂取量が多い為に甲状腺に集まる放射性ヨウ素が甲状腺に集まるのは西洋人(注8)の半分(15%)とした。                         
注8:西洋人は30%としている。 

①最近の研究(2015年学術誌論文:K5)によると「特に若い人に食事パターンの変化に伴い、ヨウ素不足が徐々に増加しうる」とある。
K5 Katagiri, R., K. Asakura, K. Uechi et al. Adequacy of iodine intake in three different Japanese
adult dietary patterns: a nationwide study. Nutr J 14: 129 (2015)

②日本人が放射性ヨウ素を摂取した場合に甲状腺への取り込みは、16.1±5.4%や,12.8±5.7%とした。この時の被験者は15人及び6人のみで、日本人全体の平均とは言えない。

③福島県によるとがん患者の尿中の安定ヨウ素は1Lあたり「100μg」台と少なかった。
  (日本人は300μgと言われてきた。)
https://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/240821.pdf

4.内部被ばくの線量評価(線量係数)の矮小化
【質問10】                                                          内部被ばくの線量評価に関するICRPの線量係数について、UNSCRARはどのように評価しまたか?
・例えば放射性微粒子がホットスポット的に集中し、被ばくが生じる不均一被ばく時の内部被ばくの実効線量の計算方法について開示ください。特に線量係数について (電離を受けなかった細胞を「吸収線量」を臓器毎にする平均化する手法採用)
・黒い雨裁判の判決ではICRP勧告・見解(内部被ばく等)を否定
・ECRR,矢ケ崎氏(琉球大名誉教授)、西尾氏(元北海道がんセンター所長)等多くの有識者や市民からの不信感。
・ICRPの甲斐倫明委員は7年前に見直しを検討すると小生に回答
5.外部被ばく線量値の矮小化

【質問11】                                                          以下の①,②に関するUNSCEARの見解をお聞かせください。
①各自治体の外部被ばく線量値の平均値では個人の被曝線量の実態を示せない。自治体毎の最大被ばく線量値(95パーセンタイル)と最少被ばく線量値も示すべき。
②個人線量測定時のバックグラウンド値は過剰に引き過ぎている。
バックグランド値は空間線量値ではなく子ども達が装着している状態のオンファントムで測定した線量値を採用すべき。また子ども達の行動パターンも考慮すべき。
  ⇒バックグラウンド値は0.54と0.63 mSvとしているが ⇒0.24mSv程度が妥当(注9)

注9:詳細は以下をご覧ください。
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2021-04-22
https://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/003/302/01/N000/000/000/161906861162644080329.pdf

6.甲状腺がんの多発は放射線の影響

①UNSCEAR2013年報告による甲状腺がんのリスクの記述
『UNSCEARは、放射線に最もさらされた子供たちのグループの甲状腺がんのリスクが高まる可能性があることを理論的に指摘し、状況を綿密に追跡し、将来さらに評価する必要があると結論付けました。』
 【質問12】                                                         上記の甲状腺がんのリスクの記述がありますが、具体的にその根拠等を解説ください。
 
②A129では、0.2%(約200人強?)程度は100mGyの被曝をしたと推定。        
【質問13】  この根拠となるデータ等を開示し、詳細に解説ください。

③パラグラフ220,221で事故時5歳までのグループでは放射能に起因した甲状腺がんが 約16~50例になると推定。                                     
 【質問14】 この根拠についてデータ等を開示し、詳細に解説ください。

④福島県の評価部会ではUNSCAER 2020レポートの線量評価には問題が多いとして、 UNSCEARレポートの採用を否定。                                 【質問15】 何故否定されたとお考えでしょうか?UNSCEARの見解をお聞かせください。

⑤日本国内の4つの論文(津田氏、加藤氏、土岐氏等)では甲状腺がんの発症には地域差があるとしている。                                             
【質問16】                                                 
 これらの論文の根拠があいまいとして無視し、明石氏らの関与により鈴木元氏や福島医大の大平論文を主に採用した理由を開示ください。

⑥チェルノブイリ原発事故後に生まれた、35,000人の子ども達(1998~2000年実施)の超音波検査で甲状腺がんはゼロでした。(福島では10万人中38.3人)         
 【質問17】                                                         上記結果から福島での甲状腺がんは過剰診断ではないと断言できますが、UNSCEARの見解をお聞かせください。

⑦UNSCRAR2020レポートの日本語のプレスリリースで読売新聞は「将来にわたり被ばくを直接原因とするがんなどの健康影響が増加する可能性は低い」としています。「影響があったとしても統計的に検出できない」ではなく、「放射能の影響がないと評価した」と誤読を誘導し、上記①~③やレポートの215,218とも矛盾しています。
【質問18】                                                          1)事実と異なる事を日本メデイアにプレスリリースをし、日本国民に誤ったメッセージを与えるようなミスリードを、なぜ誘導したのか?これは公式見解か?
2)改めて正しい情報を日本語でプレスリリースする必要があると思いますが、その予定は あるか?

続きは”その2”をご覧ください。

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地球温暖化がCO2によるものではない6つの理由

地球温暖化のCO2説への議論・対峙は、福島で起きている甲状腺がんの放射能の影響を否定する学者と、放射能の影響は明らかであるという学者が対峙している構図に似ている。放射能の影響ではないと主張する学者たちは、都合の良いデータだけを採用するか、データを都合の良いように集計の仕方を変えているのです。

国連科学委員会(UNSCEAR)2020レポートが、日本の2名の工作員?によって歪められ、欺瞞に満ちたレポートであるように、IPCCが同じ事をしていないのか?IPCCの正体は何なのか?IPCCの中に強力な工作員が加わっていないのか?それを見定めるまでは、IPCCの報告書を100%信じる事は出来ないとは言えそうだ。国際機関でもあるIAEA、WHO、国連科学委員会(UNSCEAR)、IOC、ICRPの機関が、公正・中立とは言えない事が明らかになっている。IPCCはどうなのか??

以下はたんぽぽ舎からのメルマガの一部を転載。内容については読者がご判断ください。

また同じ論調は他の専門家からも出ています。以下のURLをご覧ください。
尚、地球温暖化の要因が必ずしも明らかになっていない為に、『脱炭素』を否定するものではありません。『脱炭素』によって新たなイノベーションが起きている事、空気が綺麗になることは否定できません。動き始めた『脱炭素』の大きな動き止める事はできない・・


【地球温暖化がCO2によるものではない-6つの理由】
(4回連載の初回部分)

☆ 地球が目下のところ局所的に温暖化していることは認められると言ってよいでしょう。しかし、それがCO2の増加によると言えるかというと、疑ってみる必要があります。世論や報道ではなく、科学的な議論と検討をしなければなりません。CO2のためだと思い込まされているあなたのために、このリーフ
レットは作られました。


1.地球温暖化がCO2によるものではない-6つの理由
(1)因果関係が逆です。
温暖化しているからCO2が増えているのです。
温暖化とCO2は確かに因果関係があります。
しかしCO2が増えて温暖化しているのではありません。
温暖化しているためにCO2が増えているのです。
それはハワイにおけるCO2の長期観測者キーリングが作成した気温とCO2との相関関係を示すグラフ(注)を見れば分ります。CO2は気温の変化の後追いをしているのです。
グラフ:「気温の変化と二酸化炭素の変化の対応」
CO2は気温の上昇よりは遅れて変化している。
(C・D Keeling 1989 による)
(根本順吉『超異常気象』中公新書 1994)

(2)温暖化の主因は天象の変動にあります。
地球が温暖化しているのは、主に太陽の黒点活動や宇宙線の照射量などの天象の変動によるものです。つまり太陽の黒点が増えれば太陽からのエネルギーが増え気温が高くなります。また宇宙線の照射量が 増えると水蒸気が雲になりやすくなり、気温は下がりますが、逆に減ると気温は上がります。
さらに地軸の傾きが変わることによって、地球と太陽の距離が変化します。温暖化に限らず寒冷化も、こうした天象の複合的関係にまず目を向けるべきです。

(3)CO2の温暖化への寄与率は、わずか3%です。

温暖化の原因となる温室効果ガスにはさまざまな物質がありますが、水蒸気が95%の寄与率を占めて圧倒的に高くCO2はわずか3%にしかすぎません。複雑系の地球環境がわずか3%の寄与率のCO2だけで左右されるはずがありません。

(4)CO2では寒冷化の時期を説明できません。
CO2は年を追って増加し続けているのに対して、1960年代、および1999年から2013年の間、地球は寒冷化しており、CO2との相関関係が認められません。つまり温暖化はCO2の増加では説明できないのです。
(5)地球は温かくなることもあれば、寒くなることもあります。

地球は誕生以来、温かくなったり寒くなったりをくり返しています。現在は暖かくなっていますが、ごく長期的な40万年単位で見れば気温差12度Cでの温暖化ど寒冷化を何度も繰り返していますし、短期的な700年周期で見れば温暖化に向かっているとも言えるのです。
悠久とも言える地球の歴史の中で、20~21世紀の気温変化などは寒暖史の一瞬のできごとにすぎないのです。

(6)IPCCのデータは意図的な握造を疑ってみる必要があります。

CO2の温暖化を言い始めた組織IPCC(気候変動に関する政府間パネル)のデータは信用できません。その典型例は、1000年から最近までの気温変化を示したIPCCのいわゆる「ホッケースティック」と呼ばれる下記の図(注)が、過去の気温変化を正確に図示せず、1900年頃から急激に気温が高くなったように捏造されたのです。
それは2009年にイギリスの気候研究ユニットのサーバーから多数の交信メールや文書が流出したことで明らかになったのですが、それが発覚するとその図がIPCC報告書かち消えてしまいました。これがクライメートゲート事件と呼ばれるものですが、日本では全く報道されませんでした。 (その2)に続く
図:「ホッケースティック」
2001年1月のIPCC第3次評価報告書。「人為的CO2温暖化の決定的証拠」として大々的に宣伝されたグラフ。その後、各界から大きな批判を受けて2007年の第4次評価報告書で削除され、現在は捏造されたことが明らかになった。

(2021年12月1日発行・編集 「みどり 温暖化問題検討委員会より)
 
【注】グラフや図は、本文と共に、たんぽぽ舎のホームページにアップされる予定です。

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国連科学委員会からの回答

9月に国連科学委員会(UNSCEAR)に公開質問(20以上の質問)に対する、国連科学委員会からの回答としては、12月に発行予定のelectronic attachments を参照してほしいとの回答だったが、そのelectronic attachments の発行がいつになるのか?また2020レポートの日本語訳の発行時期、福島で開催予定の説明会(outreach activities )の開催時期、そして何よりも20以上に及ぶ公開質問に対し、一つ一つ回答すべきである事等について再度確認したところ以下の回答が届いた。
日本語訳もelectronic attachmentsも現在遅れ気味だが近々に発行するとの回答。来年2~3月開催予定の福島での説明会(outreach activities)は来年6月に延期との回答。Web siteへのQ&A(具体的にどのようなものになるのか不明)も来年2月から運営するとの返事。
この返事に対し、公開質問に対する項目毎の回答を要求した。そして最も問題(矮小化)の部分の50%の屋内退避効果や日本人の甲状腺等価線量係数(1/2)の再検証要求に関しては無回答のまま・・・この件に関しては再度質問中。
詳細は以下の【国連科学委員会2020レポートの過小評価解明にむけた共同研究の提案】をご覧ください。
   ーーー以下国連科学委員会事務局長とのやり取りメールーーー
Dear Mr T
Thank you very much for the email and continued interest in UNSCEAR work.
I would like to inform you that the final English version of the report and its Japanese translation are in the final stage of publication and will become available on our website shortly.
Due to the COVID-19 pandemic developments in the recent month, the planned outreach activities in Japan needed to be postponed to June 2022.
The electronic attachments are also being finalised with a slight delay and they will be published very shortly, once the two reports mentioned above are published.
The secretariat is also working on the Q&A for the new UNSCEAR website, which is scheduled to be launched in February 2022.
I would like to assure you that the secretariat is taking all necessary measures to complete and make the documents available in this challenging pandemic times.
I do hope this email finds you well and safe.
Borislava
Dear Ms. Borislava Batandjieva-Metcalf,
This is reminder.
I would be highly appreciated, If you will reply within this week.
In addition to the previous questions, I would like to add the following two items.
6. Outreach activity will be held on Feb – March 2022 in Japan.
Is this schedule still on time?
In this case, 2020 report in Japanese must be released within this year.
And your response to my 20 questions item by item within this year is also mandatory.
7. Verification of the coefficient that collects in the thyroid gland from the intake of radioactive iodine in the body
is 1/2 of the ICRP coefficient.
Your prompt action and reply within this week would be highly appreciated.
Best regards,
S.T in Fukushima
---------------------------------
Dear Ms. Borislava Batandjieva-Metcalf,
Thank you for your prompt action and reply .
And I am also appreciate you for your acceptance our questions in Japanese.
I am still waiting for the following your actions .
1.2020 report in Japanese.
2.23 electronic attachments which are currently being edited prior online publication (scheduled in December 2021)
3.Open English and Japanese Q&A web site for 2020 report.By operating the open Q&A web site, UNSCEAR will be recognized as fair and reliable committee.
Please prepare the above mentioned web site soon, we can also assist this important work.
4.Answer for my questions item by item( 23 electronic attachments may not answer my question one by one).
5. Verification of 50% indoor evacuation effect (Note1)and Japanese thyroid equivalent dose coefficient (1/2).
Note1: Most Japanese houses are made of wood
Note2: Fukushima Prefecture Health Survey Review Meeting Minutes]
41st (held in May 2003) Remarks by former Chairman of the Thyroid Evaluation Department, Dr. Gen Suzuki
• I gave a brief explanation of the UNSCEAR 2020 Report. UNSCEAR In 2020, the English version was announced in March of this year.
• The Japanese version is in May, so I think it's about to come out, but I gave a brief explanation about the English version.
• It is known that the major difference from the 2013 report is that in the case of Japanese, the rate of radioactive iodine uptake into the thyroid gland is actually a little lower than the 30% of the standard model of ICRP.
• Corrected the ICRP I-131 and thyroid equivalent dose conversion factors to suit the characteristics of Japanese people, and applied the corrections, which changed the dose by about 50%.
• Also, the dose reduction coefficient of inhalation exposure due to indoor evacuation was evaluated as being outside in the cold sky by all Fukushima residents in the form that the effect of indoor evacuation was not recognized at all in the 2013 report. However, it has been re-evaluated in the form of a 50% indoor evacuation effect.
• With just these two, the dose will change to about a quarter.
Your prompt action and reply would be highly appreciated.
Best regards,
S.T in Fukushima

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日本沈没~失われた30年~

日本は本当にここ30年間で衰退してしまった、韓国にも科学技術力、大学ランキング、平均賃金、GDP、IT化、民主主義、政治力等あらゆる分野で負けている。いずれも日本の政治の責任だ!失われたアベ・スガ政権下の8年、そして自民党政権下の30年間で失われたものは大きすぎる。原発事故によって失われたふくしまの11年が足を引っ張る。それに気づかない、国会議員たちと霞が関・・・それを支持し続ける日本国民・・絶望的だ!

孫達にこんな日本を引き渡す事の無念と責任を感ずる・・・何ができるだろうか?国会議員への問題提起と自覚喚起による経産省・霞が関の改革をしてもらう事しかできそうもない・・・最近のツイッターやフェースブックでのつぶやきの一部を掲載。

★佐藤章氏ツイッターより
『嘘とフェイクで日本社会と日本のリーディング産業を破壊し続けてきた安倍・菅自民党政権。岸田政権になってもその本質は変わらない。無能政権の下で眠り続ける日本経済はアジアの中で落ちこぼれG 7アジア代表は日本から韓国に取って代わられるだろう。いい加減覚醒せよ日本人!』https://www.youtube.com/watch?v=etBtPjHhfF4

★金子勝さんツイッターより
·『日刊ゲンダイの連載で「霞が関機能不全のツケ「新しい資本主義」の中身はアベノミクスそのもの」を書いた。18歳以下10万円給付も、賃上げ法人税減税も、介護士・保育士の3%給与引き上げも欠陥だらけの愚策。公文書改ざんや左遷人事の横行で政府機能がいよいよ麻痺してきた。』

★家内が一言。なぜ紙の資料を予算委員会でくばるの?資料コピー準備に労力も金もかかるのでは・・・環境にも悪いし・・全くその通り、日本の企業も韓国はじめ他国の国会はデジタル化が進んでいます。デジタル化が最も遅れているが日本の国会!国民にデジタル化(マイナンバーカード)を言う前に、まずは国会からデジタル化始めるべきでは・・是非国会で議論してください。(某国会議員数名にFBで)

★自民党の大罪!30年前と比較し、日本はマイナス成長と世界中の先進国でマイナス成長は日本だけ。韓国にも一人当たりの平均賃金で抜かれた。自民党政権下での国民からの搾取政策で、消費が伸びない、将来への不安が増大。世界を知らずに、こんな政権に満足する日本の若者(40歳代以下)には驚きだ!(ツイッターで)

★ウソつき政権が国民にマイナンバーカード強制普及させようとしても、信頼の無い政府に個人情報を提供しようはずがない。原子力ムラ、感染症ムラ,ITムラの闇だらけの堕落した政権下で、日本の経済力が復活するはずがない。韓国や台湾に学んだほうがいい・・(国会議員数名にFBで)

★日本は絶望的!韓国にも太刀打ちできない現在・未来・・失われた自民党政権の30年間、失われたアベ・スガ政権による9年間!そして失われた原発事故による福島の11年間。マクロ経済が議論されない日本政治。日大はじめ大学も堕落・・若者の希望を失っていく・・こんな日本に誰がした。失われた30年を取り戻す為には、永田町の改革と科学的で論理的な頭脳の元の改革と、霞が関を動かす能力が必須。国会議員が現状を認識し、変わらなければ日本は沈没する。
https://youtube.com/watch?v=etBtPjHhfF4 (国会議員数名に)

★マクロ経済政策について国会で議論すべき。日本は30年間『GDPギャップの範囲で財政出動し需要不足対策を実施して来なかった。』『消費拡大により需給バランスを図り賃金アップして来なかった』『悪循環から抜け出せない』『企業経営者は賃上げにダンマリ』https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2021-11-21 (某野党議員に)

★『究極の悲劇は悪人の圧政や残酷さではない。それに対する善人の沈黙である。問題に対して沈黙を決め込むようになった時、我々の命は終わりに向かい始める。』キング牧師の言葉。為政者(原子力ムラ)の『原発安全神話』から『放射能安全神話』に、疑いもなく乗せられる善人の沈黙ほど罪である。(ツイッターで)

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国連科学委員会レポートに関し福島県へ質問

国連科学委員会は2021年3月に発行した『UNSCEAR 2020レポート』に関し、福島県に見解を聞く為に以下の質問を提出した。


福島県・広聴室殿

日頃のご尽力に感謝いたします。

国連科学委員会は2021年3月に『UNSCEAR 2020レポート』を発表しました。『将来にわたり被ばくを直接原因とするがんなどの健康影響が増加する可能性は低い』との、日本語のプレスリリース(☆)を発表し、日本のメデイアや国民にミスリードを誘導したのです。                          
☆:Microsoft Word - ous419jp ys2 (unscear.org)

このレポートには、特に野菜や生乳が出荷停止になる3月23日までの11日間の野菜等からの経口摂取と、地域によって異なるヨウ素とセシウムとの比率の違いによる吸入摂取の内部被ばく評価に問題があり、矮小化されています。
更に、日本人は日頃から昆布を食べているからと言って、甲状腺等価線量係数(放射性ヨウ素の体内摂取量から甲状腺に集まる係数)を西洋人(ICRP基準値※)の1/2にされています。しかしながら、以下の①~③の理由で1/2を採用することは過少評価になると考えます。

※日本人は西洋人に比較し昆布の摂取量が多い為に、甲状腺に集まる放射性ヨウ素が甲状腺に集まるのは西洋人(注)の半分(15%)とした。注:西洋人は30%としている。

①最近の研究(2015年学術誌論文:K5★)によると「特に若い人に食事パターンの変化に伴い、ヨウ素不足が徐々に増加しうる」とある。
 ★K5 Katagiri, R., K. Asakura, K. Uechi et al. Adequacy of iodine intake in three different Japanese adult dietary patterns: a nationwide study. Nutr J 14: 129 (2015)

②日本人が放射性ヨウ素を摂取した場合に甲状腺への取り込みは16.1±5.4%や,12.8±5.7%とした。この時の被験者は15人及び6人のみで、日本人全体の平均とは言えない。

③福島県によるとがん患者の尿中の安定ヨウ素は1Lあたり「100μg」台と少なかった。(日本人は300μgと言われてきた。) 
https://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/240821.pdf


更に、事実とは異なる日本人は鉄筋コンクリートの住居に住んでいるからとして、屋内退避効果で吸入被ばくを1/2にし、その結果2013レポートから内部被ばくの評価線量を約1/4に下げてしまったのです。(注1)

避難地域住民の40のシナリオ(代表的な避難経路によって住民の被ばくを推定)には、避難が遅れたり、現地に留まって汚染された野菜等の炊き出しを食べたり、吸入摂取で大きな内部被ばくをした住民が考慮されていない等多くの疑問があります。

また、主に量子科学技術研究機構(以後量研・元放医研)の明石真言氏らで構成されているUNSCEAR日本人作業グループはレポートを直接執筆はしていないが、詳細分析や意図的な情報提供に日本作業グループは強く関与しています。

そこで作業グループが都合の良い論文やデータを意図的・恣意的に選択して、結論を誘導していないか?また量研・明石真言氏と国際医療福祉大学(甲状腺評価部会座長)・鈴木元氏との個人的な関係によって、鈴木氏の論文を意図的に忖度・優先した事実は無いのかを、UNSCEARに質問すると同時に、日本国内で定期的に開催されている、明石氏らが主導している『国内対応委員会議事録』の情報公開請求を実施しながら、検証が必要です。

詳細は添付パワーポイント及び以下のブログをご覧ください。
【UNSCEARへの公開質問】
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2021-11-21-1
【UNSCEARからの回答】
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2021-11-22

UNSCEAR2020レポートが健康調査検討会や甲状腺評価部会等、あらゆる場面で間違った解釈(矮小化)で悪用される事が危惧されます。県民の命と健康を守るべき福島県(民)としては、極めて重要な問題と言えます。福島県としても、UNSCEARに問い正すべきです。
また県民に対し説明会や公開討論会の場を設定するようUNSCEARに要求すべきです。UNSCEAR 2020のレポートに関する以下の疑問について、福島県の見解をお聞かせください。

1. 上記の屋内退避効果の1/2を福島県としては認めますか?認めるとすれば、その理由をお聞かせください。認めない場合も、その理由お聞かせください。

2. 甲状腺等価線量係数の1/2を福島県として認めますか?認めるとすれば、その理由をお聞かせください。認めない場合も、その理由をお聞かせください。

3. 避難地域の住民は代表的な避難経路をもとに40のシナリオの被ばく線量を計算しています。しかしながら、避難が遅れたり、摂取制限がかかるまでの11日間、汚染された野菜や生乳を摂取したりし高線量に被ばくした住民が考慮されていません。40のシナリオだけでは、高線量被ばくしたすべての住人を把握する事は不可能です。この事に対する福島県の見解をお聞かせください。

4. UNSCEAR 2020レポートには上記以外にも経口摂取や吸入摂取に関する評価の疑惑・問題がありますが、本件に対する福島県の見解をお聞かせください。詳細は添付パワーポント及び公開質問をご覧ください。
【UNSCEARへの公開質問】
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2021-11-21-1
【UNSCEARからの回答】
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2021-11-22

5. UNSCRAR2020レポートは2013レポートに比較し内部被ばく線量を約1/4にしました。上記1~4を鑑み、2020レポートに関する福島県の見解をお聞かせください。

6. 疑問についてはUNSCEARに説明を要求するか、公開質問を提出すべきですが本件に対する福島県の方針をお聞かせください。

7. 多くの県民がUNSCEAR 2020レポートに疑問を抱いています。説明会や公開討論会の場面を設定するようUNSCEARに要求すべきです。本件に対する福島県の方針をお聞かせください。

8. レポートの結論には量研の明石真言氏を主体とする日本人作業グループメンバーや鈴木元氏の恣意的な論文が大きな影響を与えています。
鈴木元氏は甲状腺評価部会の座長もしています。明石真言氏は避難者のモニタリングの基準を1.3万cpmから10万cpmに上げた事にも関わっています。このような人たちが大きく関わっているUNSCEAR2020レポートは公正・中立性に欠けるものと考えていますが、福島県の見解をお聞かせください。

注1:第41回(H3年5月開催)の県民健康検討委員会で 鈴木元・甲状腺評価部会長の発言が以下。

•UNSCEAR 2020年 報告書について 、私から簡単な説明を行いました。 UNSCEAR 2020年 、今年3月に英語版が報 告されました 。 日本語版は 5月になりましたので、そろそろ出てくるかと思われますが、 英語版につきまして簡単な説明をいたしました 。
•2013年報告と大きく違ってきているのは、 日本人の場合ですと 放射性ヨウ素が甲状腺に取り込まれ率がICRPの標準的なモデルの30%ではなくて、実際もうちょっと低いということが知られており ます 。

•日本人の特性に合わせたICRPのヨウ素131、 甲状腺等価線量換算係数を修正する修正項を適用した 。これで約50%線量が変わりました 。
•それから、 屋内退避による吸入被ばくの線量低減係数というものも 、2013年報告では 全く屋内退避の効果は認めないという形で、 福島県民全員、 寒空の中、 外にいたという評価になっていましたが 、それが 50%の屋内退避効果 があるという形で再評価されています 。
•この2つだけで大体4分の1に線量が変わってきます 。

非常に重要な課題提起です。以上ご回答いただきたくよろしくお願いします。

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伝承館の在り方に関する福島県からの回答

原子力災害伝承館の在り方について福島県に意見・提案を提出していたところ、ようやく回答が届いた。しかしながら内容には乏しく、今までの主張を繰り返すのみ。尚、福島県に提出した意見・提案は以下をご覧ください。
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2021-11-23

【原子力災害伝承館の展示等に関する意見・提案に対する回答】

このたびは県民広聴室宛てに貴重なご意見をいただきありがとうございます。
令和3年11月17日にお寄せくださいました県民提案につきましては、担当部署に確認したところ下記のとおり回答がありましたのでお知らせします。

 令和3年12月8日
 ×× × 様

       福島県総務部県民広聴室長

東日本大震災・原子力災害伝承館の展示等に関する御意見・御提案に対して回答いたします。
伝承館は、未曽有の複合災害の記録及び教訓、そして復興のあゆみを着実に進める過程を収集、保存及び研究し、決して風化させることなく後世に引き継ぎ、国内外と共有するとともに、福島イノベーション・コースト構想の推進及び本県の復興の加速化に寄与することを目的とした施設です。
伝承館の展示については、学識経験者等で構成された資料選定検討委員会での検討や、市町村・関係機関の御意見等を踏まえ、県において展示内容を決定しております。また、来館者の声をもとに、今年3月には、震災被害の実情や県民の苦労を伝える展示内容の充実を図ったところです。
今後とも、来館者の声をお聞きしながら展示内容の充実を図るなど、進化し続ける施設となるよう、市町村や関係機関と連携して取り組んでまいります。

なお、××様のブログに対するコメントは控えさせていただきます。

加えて、御質問ありました高村氏を館長とした理由についてお答えいたします。
伝承館館長については、福島県の復興や被災地支援に長く関わり、復興に大きく貢献していることや、伝承館の運営に必要な能力を有していることなどの条件を満たす方を幅広く検討した結果、県から高村氏を推薦し、指定管理者が任命いたしました。

         (文化スポーツ局 生涯学習課)

     ーーー    ーーー

『伝承館は、未曽有の複合災害の記録及び教訓、そして復興のあゆみを着実に進める過程を収集、保存及び研究し、決して風化させることなく後世に引き継ぎ、国内外と共有するとともに、福島イノベーション・コースト構想の推進及び本県の復興の加速化に寄与することを目的とした施設です。』とある。これ自体を修正すべきで、広島の平和記念館を見習うべきだ。それについては何ら回答が無く、TELで担当主任(課長不在の為)に伝えた。
また館長は当時の災害を体験している、地元大学である福島大学から出すべきであるとも・・・

伝承館は時に以下の項目に関する反省と教訓を後世に記録として伝えるべきもので、復興のあゆみを伝えるものではない。

① なぜ原発事故は発生したのか?防げなかったのか?
② なぜヨウ素剤が配布されなかったのか?送信されたFAXがなぜ置き去りにされたのか?
③ なぜ県に送信されたSPEEDIのデータは市町村や住民やに伝わらなかったのか?
④ なぜ初期被ばくによって甲状腺がんが多発しているのか?
⑤ なぜ入院中の患者が置き去りにされ亡くなったのか?
⑥ なぜ住民の初期被ばく(経口摂取と吸入摂取等)は防げなかったのか?

上記に関し具体的な回答が無かった為に、改めて福島県に以下の意見・提案・質問を提出した。

【原発事故の反省と教訓は活かされたのか??】
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2021-12-10

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原発事故の反省と教訓は活かされたのか??

以下を福島県に提出した。3週間後(今年中に届くか??)に届く回答が、どこまで検証され、現在、その反省と教訓がどこまで活かされているのか、はなはだ疑わしいが、とにかく回答を待ってみよう。

福島県・広聴室殿

日頃のご尽力に感謝申し上げます。

原発事故から10年以上経過し、いまだに高線量で帰還できない住民も存在する一方で、福島県や国は自主避難住民を切り捨て初めています。
また、甲状腺がんの患者も増え続けているにも関わらず、福島県もや国は甲状腺がんは放射能の影響は考えにくいとして、甲状腺がんの患者を切り捨てようとしています。
更にF1の汚染水もたまる一方で、住民の反対にもかかわらず、代替案を検討もせず、結論ありきで海洋放出を決定しています。福島県は何らの見解も出していないありさまです。

更に『伝承館は、未曽有の複合災害の記録及び教訓、そして復興のあゆみを着実に進める過程を収集保存及び研究し、決して風化させることなく後世に引き継ぎ、国内外と共有するとともに、福島イノベーション・コースト構想の推進及び本県の復興の加速化に寄与することを目的とした施設です。』といった、本来の事故の悲惨さ、事故原因や当時の対応への反省点を伝えるべき伝承館の目的とは逸脱した目的となっている事は非常に残念です。是非、広島の平和記念館を見習ってほしいと思っています。

そこで教訓を伝える為には何が問題だったのか?当時の混乱の中でも、福島県の対応に間違いや不作為は無かったのか等の問題点を検証し
記録すべきです。そしてこれを伝承館で伝える事によって、全国の自治体でのガイドラインやマニアル化、法制化に活かすべきです。それが福島県としての重大な責務であろうと考えます。

そこで以下の質問について、福島県の立場として反省点を検証した結果をご回答いただきたくお願いいたします。

1. なぜ原発事故は発生したのか?なぜ防げなかったのか?
① 福島県としてやるべき事は無かったのか?
② 福島県の政策や、国や東電を監視・チェックする体制に問題は無かったのか?
③ 津波の予測高さについて県は知らされていたのか?この時どう対応したのか?
④ 多くの裁判で国と東電を糾弾していますが、福島県としてどう捉えているか?(福島県としてやるべき事がなされていたか?反省は無いか?)
⑤ 原発事故を防げなかった事の福島県の反省と教訓として、福島県は何が変わったか?

2.なぜヨウ素剤が配布されなかったのか?
①原子力規制庁(当時は文科省?)から送信されたヨウ素剤の住民配布に関するFAXがなぜ置き去りにされたのか?鈴木元氏が複数回FAXしたがが届かなかったという情報もあるが、届かなかった原因は何か?そして、そのまま放置された原因は何か?
②ヨウ素摂取の基準は県独自になかったのか?訓練はされていたのか?
③ 県と市町村の連絡体制や事前の訓練に問題は無かったのか?
④ この事実を反省し、県民に謝罪したのか?
⑤ 甲状腺がんが多発している原因の一はこの事が原因であると考えるが、福島県はどう認識しているか?
⑥ 反省と教訓を福島県はどう活かし、現在はどう変わったのか?

3.なぜ県に送信されたSPEEDIのデータは市町村や住民に伝わらなかったのか?
① 原因は何か?どこの責任か?緊急時の福島県の体制に問題は無かったのか?
② 通信手段や国との連絡体制に問題は無かったのか?
③ 担当部署の連絡体制(国⇔県⇔市町村)に問題は無かったのか?
④ この事実を反省し、県民に謝罪したのか?
⑤ 甲状腺がんが多発している原因の一つは、この事が原因であると考えるが、福島県はどう認識しているか?
⑥ その問題と教訓を活かし、福島県はどう変わったのか?

4. なぜ双葉厚生病院に入院中の患者の多くが、亡くなったのか?(注1参照)
① 患者の緊急搬送は正しかった判断だったのか?
② 双葉厚生病院が原発から4km程度と近い位置にあった事は正しかったのか?(建設当時に事故は想定されていなかったのか?)
③ 事故時の緊急対応の訓練はされていたのか?
④ 建設や訓練に関し、県の関与はどこまでしていたのか?
⑤ 病院関係者や患者はヨウ素剤は接種したのか?もし摂取していないとすれば、摂取できなかった原因は何か?(2に関連)

5. なぜ初期被ばくによって甲状腺がんが多発(地域差は明らかに存在)しているのか?(注2参照)
① 福島県としてどう捉えているか?
② UNSCEAR 2020レポートをどう捉えているか?
③ 甲状腺がん患者に福島県としてどのようなサポートをしているのか?
④ 広島原爆による『黒い雨』裁判で内部被ばくを国は認めたが、福島原発事故での内部被ばくについて福島県はどう捉えているか?
⑤ 県立高校の発表を見に行った当時の中学3年生や家族が吸入摂取による内部被ばくをしていると考えるが、この事を防げなかった原因は福島県にあると考えるが、どう捉えているか?
尚、16日は1Fの主に南方(いわき方面)に、事故後最大のヨウ素131のプルームが×10¹⁶Bq/h、そして、セシウム137のプルームは5×10¹⁴Bq/hが放出されていた事が東電から発表されている。

a. 発表当日の3月16日は上記のごとく事故後最大のプルームが福島市、郡山市、いわき市(特に南方へ)等県内各地に降りそそいでいた。予定通り高校の屋外で合格発表すれば、受験生や家族が被ばく(特に内部被ばくし甲状腺がんになる)する。
プルームが流れている事は福島県は知っていた。(教育委員会が知っていたかは不明)このような状況下では、子供の健康を守る教育委員会の立場からは、合格発表を延期(入学式も延期?)するか、以下のツイッターにもあるような、あらゆる施策を取るべきだったのではないか?

b.このようなプルームが飛散している中で、16日に予定通り合格発表をしてしまった判断は間違っていなかったか?どのような(科学的な)判断で、16日の合格発表を実施したのか?その事は間違いだったと認めるか?

c.この環境下で4時間(発表前後含め)屋外に滞在したとすれば、内部被ばくはいくらになるか?市町村毎に算出してください。
d.この子供たちの内部被ばくについて、UNSCEAR 2020レポートではどのように評価しているか?

e.300人以上の子供たちが甲状腺がんに罹患している。当時中学3年生の甲状腺がんの罹患者は他の年代(年齢)よりも多いという事実はないか?この年代(現在26歳?)の甲状腺がんの発症が高くないか?データでお示すください。

f.この年代の甲状腺がんの検査と調査をフォロー検証する予定はないか?今後20年間、この年代の甲状腺がんの発症を調査する事は考えていないか?
g.合格発表が甲状腺がんや内部被ばくの増加をもたらしたすれば、福島県からの反省と謝罪は有ったのか?もしも無かったなら、今後謝罪する予定は無いか?

h.教育委員会にプルームの情報が届いていなかったとするなら、それは福島県の組織や情報共有化ができていなかったからと考えられるが、その誤りは何に起因していたと考えるか?
J.同じ過ちを繰り返さない為に、県の組織の緊急時の情報共有化の改善はされたのか?それは具体的にどのようは方策か?


詳細は以下ご覧ください。
https://togetter.com/li/643149
詳細は以下ご覧ください。
https://togetter.com/li/643149

6.なぜ住民の初期被ばく(経口摂取と吸入摂取等)は防げなかったのか?(注2参照)
①住民への放射線量(経口摂取と吸入摂取による内部被ばく量等)の情報提供や伝達方法に問題は無かったのか?
②野菜や原乳等の放射線量は測定していたが、県独自に出荷制限や摂取制限を実施する事はできなかったのか?
③野菜や原乳等の出荷制限や摂取制限の基準はいくらか?(県独自に判断はできなかったのか?)
④出荷制限(3月23日)や摂取制限の時期をもっと早められなかったのは何が原因か?

7.オフサイトのロケーションや耐震性、気密性や指示体制や情報共有化等に問題は無かったのか?
8.当時のモニタリング体制やオフサイトセンターの引き上げのタイミングに問題は無かったのか?

注1:
https://futabafuture.com/2021/03/30/shigetomi/
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/32106
https://www.tokyo-np.co.jp/article/17078
https://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2012/02/post_3206.html
https://togetter.com/li/112903
https://doi.org/10.14879/nnigss.60.0.21.0
https://doi.org/10.2169/naika.103.1210

注2:未公開福島県中央卸市場データ(3月19日)
福島市のアサツキ   ・I-131  48,000Bq/kg ・I-132  76,000Bq/kg
※出荷制限なし(注1)  ・Cs-134 64,000Bq/kg ・Cs-137 64,000Bq/kg
★大玉村のホウレンソウ ・I-131  43,000Bq/kg ・I-132 73,000Bq/kg
※3月23日まで流通  ・Cs-134 90,000Bq/kg ・Cs-137 89,000Bq/kg
 福島県内各地で10,000Bq/kg以上の野菜が3月22日まで出荷されていた。
(詳細は以下OurPlanetTVのURL)
 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2597

出荷制限の3月23日まで大玉村のホウレンソウ―★と同等レベルの汚染された野菜を1日200g(大人は400g)摂取すれば、13日(爆発は12日)から23日までの11日間のI-131の平均汚染度は19日(8日目)日の約1.1~1.15倍程度とすれば
例1:幼児が1日200gを摂取した場合の甲状腺等価線量は 43,000×0.2×12日×1.15=118,680Bq
118,680×2.1E-06 Sv/Bq=249mSv ( 注:摂取量が400gになれば498mSv)
例2:大人が1日400gを摂取した場合の甲状腺等価線量は 43,000×0.4×12日×1.15=237,360Bq
237,360×4.3E-07=102mSv(注:摂取量が800gになれば204mSv)     
 いずれも甲状腺等価線量は100mSvを超える 


以上について、どのように福島県として当時を検証・反省し、その教訓を記録に残したのか?その事を県民や国民に対し、どのように今後伝承していくのかについてもご回答をお願いいたします。

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国連科学委員会2020レポート過小評価解明に向けた共同研究

STS学会の自由研究集会で『国連科学委員会2020レポート過小評価解明に向けた共同研究』とのタイトルで話す機会を得た。その時に使ったパワーポイントの一部を掲載。UNSCEAR 2020レポートへの公開質問について、その背景と問題点(デタラメぶり)について話した。
尚、以下は公開されている人、あるいは公人である為、実名を記載した。

【UNSCRARへの公開質問の背景】

1.今年3月にUNSCEAR 2020レポートが発表。『将来にわたり被ばくを直接原因とするがんなどの健康影響が増加する可能性は低い』とのプレスリリースに違和感。日本のメデイアや国民をミスリード
    https://www.unscear.org/docs/publications/2020/PR_Japanese_PDF.pdf

2.このレポートには、特に経口摂取と吸入摂取の内部被ばく評価に、多くの疑問がある為、2021年9月下旬に【公開質問】を提出。(3週間後に回答が届いた。)

3.日本作業グループは2020レポートを直接執筆はしてはいが、詳細分析には日本作業グループが強く関与。都合のよい論文やデータを恣意的に選択して結論を誘導していないか?また、量研・明石氏は国際医療福祉大・鈴木元氏との私的なつながり(共同論文多数)があり、鈴木氏の論文を意図的に優先した事実が無いかを検証する必要があった。UNSCEARへ、この事実の報告と見解の確認が必要。


【福島県健康調査検討会議事録】

第41回(H3年5月開催) 鈴木元・甲状腺評価部会長の発言
『UNSCEAR 2020年 報告書について 、私から簡単な説明を行いました。 UNSCEAR 2020年 、今年3月に英語版が報 告されました 。日本語版は 5月になりましたので、そろそろ出てくるかと思われますが、 英語版につきまして簡単な説明をいたしました 。 2013年報告と大きく違ってきているのは、 日本人の場合ですと 放射性ヨウ素が甲状腺に取り込まれ率が ICRPの標準的なモデルの30%ではなくて、 実際もうちょっと低いということが知られており ます 。

そういう日本人の特性に合わせたICRPのヨウ素131、 甲状腺等価線量換算係数を修正する 、修正項を適用した 、 これで約50%線量が変わりま した 。 それから、 屋内退避による吸入被ばくの線量低減係数というものも 、2013年報告では 全く屋内退避の効果は認めないという形で、 福島県民全員、 寒空の中、 外にいたという評価になっていましたが 、それが 50%の屋内退避効果 があるという形で再評価されています
こ の2つだけで大体4分の1に線量が変わってきます 。』

【UNSCEARへの公開質問内容】

• 1.初期の経口摂取線量の過少評価
• 2.吸入摂取量の矮小化
• 3.線量推計値の矮小化(係数を1/2)
• 4.内部被ばくの線量評価(線量係数)の矮小化
• 5.外部被ばく線量値の矮小化
• 6.甲状腺がんの多発は放射能の影響
• 7.日本作業グル―プの役割・ミッション
• 8.UNSCEARの中立性への疑問
• 9.お願い

詳細は以下をご覧ください。
 【UNSCEARへの公開質問】
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2021-11-21-1
  【UNSCESARからの回答】
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2021-11-22


【第29回国内対応委員会議事録(2020年10月12日開催)】

1) 福島報告書の改定について事務局より説明(内容黒塗り)
 以下は【別紙資料から】
・2019年までに受理された論文等にもつづき、レビューが行われており、(67回)本会合にて承認を目指す予定。
・福島フォローアッププロジェクトのSenior technical advisorは明石前代表、放影研から1名、量研から3名
・量研から1名UNSCEAR 事務局に派遣
・新しい報告書では、改定された放出量のデータ、個人線量や空間線量のデータを使用。

・日本人のヨウ素吸着率や屋内における空気中放射性核種のフィルター効果などを考慮し、より現実的な線量推定実施。
⇒これらの考慮の結果、外部被ばく線量は若干上昇。摂取による内部被ばく線量は劇的に減少。
・健康影響については2013年報告書の見解は引き続き有効であるとした。
・14か国から723件のコメントがあり、63件のコメントを技術的検討。クリティカルなコメントは無かった。

2) UNSCEAR 67回会合の審査予定のドラフトに対するコメントを10月16日まで提出するよう委員に依頼
3) アウトリーチ活動が2021年5月に予定(実際は2022年2月頃に延期か?)
4) 国連総会議長への説明(2020年10月に予定(実施))
5) 各国代表への説明(2020年12月に予定(実施))


【日本作業グループと会合参加者】
1.日本作業グループメンバー
  量研(放医研:明石真言、赤羽惠一、青野辰雄(福島再生支援研究所)JAEA:茅野(理事)、放影研:小笹晃太郎

2.UNSCEAR67回会合の参加者(2020年11月開催)
   量研(放医研):中野隆史、明石真言、神田玲子、放影研1名(たぶん小笹晃太郎)
他に量研(放医研)から4名、広島大から1名の計9名参加

それぞれの参加者は専門分野を分担しており、福島事故関連は明石氏と量研の2名が担当。明石氏らが中心となってまとめた日本案がUNSCEAR事務局に提案された。(他の2名も量研であり、明石氏の思惑でどうにでもなりそう)


【UNSCEAR2020レポート過小評価解明に向けた共同研究(1)】

1.経口摂取については、出荷制限がかかった3月23日までの間に、どの市町村に、どれだけの量が出荷され、どのような人が消費したかの調査必要。⇒中央卸市場への情報公開要求
 ※現在福島県に調査要請中(情報公開請求が必要か?)
 https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2021-11-26

2.スーパーには、農家が直接持ち込み販売するケースも多い。主なスーパーに対し、当時の取引状況の調査必要。又、道の駅や農産物直売所では、農家が直接持ち込んで販売していた為、野菜の種類や販売量の調査必要
3.吸入摂取については、今後の森口祐一氏(現在国立・環境研理事)の論文を待って、再検証必要。
4.50%の屋内退避効果日本人の甲状腺等価線量係数(1/2)の検証

5.公開質問に一つ一つの質問には答えず、12月リリース予定のthe 23 electronic attachmentsを見て欲しいとの回答。
⇒今後の検証必要。
6.都合のよい論文やデータだけを恣意的に集めて、公正・中立に議論したとしても、偏る結論になる事は明らか。
⇒国内対応委員会や日本人作業グループでの議事録等の検証が必要。(情報公開請求も黒塗り部分もあり、解明は限定的か?)
7.多くの方々が公開質問すると同時に、Q&AのHPへの掲載要請が必要。又、レポート策定のプロセスを開示させたい。

【関連論考とサイト】
白石草さん(NPO Our Planet-TV代表)の『科学』と『週刊金曜』や 榊原崇仁記者(東京新聞)の『科学』の論考、そして著書『福島が沈黙した日』によって、UNSCERAレポートがいかに経口摂取や吸入摂取による内部被ばくを過少評価したものである事が明らかとなった。

★公開質問と回答は以下。
【UNSCEARへの公開質問】
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2021-11-21-1
【UNSCESARからの回答】
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2021-11-22

★ 関連記事です。
【UNSCEAR・国内対応委員会は公正・中立か】
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2021-11-30
【UNSCERAレポートの内部被ばくの矮小化】
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2021-10-09
【UNSCEARレポートを捻じ曲げた黒幕は誰か?】
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2021-04-07

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沈黙は罪!

『究極の悲劇は悪人の圧政や残酷さではない。それに対する善人の沈黙である。結局、我々は敵の言葉ではなく、友達の沈黙を覚えているのだ。問題に対して沈黙を決め込むようになった時、我々の命は終わりに向かい始める。』キング牧師の言葉。

為政者(原子力ムラ)の『原発安全神話』から『放射能安全神話』に、疑いもなく乗せられる善人の沈黙ほど罪である。
国が一体となって宣伝している『放射能安全神話に乗せられて、福島原発事故により健康被害、生活の場を失った人達の無念さを忘れてはならないし、決してこの問題に沈黙する事があってはならない。

広島の『黒い雨』裁判の判決では「黒い雨と放射性微粒子について」という一節を設けいる。これも多くの科学者によって研究・調査された報告書を裁判官が取り入れた結果。戦後75年も経過し、国際放射線防護委員会・ICRPの主張をも否定したもの。
沈黙していれば得られない結果。原告とそれらを支援する科学者の勝利だ。

地球温暖化論争も、エネルギー政策、原発政策、放射線被ばく、公害問題等あらゆる場面での意見対立と同じ構図・・・
国際機関であるIPCCが絶対正しいといった先入観にとらわれてはいけない。IPCCへの批判も大切であろう。批判から新しい科学が生まれる。ICO2温暖化説を唱えるIPCCは、それに異論を唱える広瀬さんの主張や疑問※にも答えるべき。

国連科学委員会(UNSCEAR)の2020報告書は一方的であることが問題!市民・国民の疑問・質問に真摯に答えるべき。
UNSCESARが絶対正しいという先入観にとらわれてはいけない。UNSCEAR2020レポートでは明石や鈴木元のように必ず工作員がいると考えて、反対派の主張を聞いてみる事も大切だろう。福島での甲状腺がんの問題も公開討論会で県民・国民の疑問に答える場が必要・・

先日開催されたSTS学会での6人(小生も含め)の主張(講演内容)はすべて体制側(為政者)に対する批判。このような批判を言える機会は非常に大事。

※以下のCO2温暖化説を否定する広瀬隆さんの冊子を購入し読む事から始めよう!
『「512枚の全スライドをカラー印刷した冊子」を希望される場合は、1月15日以降にたんぽぽ舎【電話03-3238-9053 E-mail:nonukes※tanpoposya.net ※⇒@に変換】にご注文ください。実費300円で販売する予定です。』

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世界一危険な浜岡原発

太平洋に面した静岡県御前崎にある浜岡原発は世界一危険な原発。近々発生するであろうマグニチュード9クラスの東南海地震と津波に耐えられるのか?浜岡原発が爆発すれば、横浜や東京にも大きな影響を与える。関東から中部、関西地区の日本の人口の7割程度の住民は住めなくなる可能性もある。

御前崎市には太平洋に突き出た御前崎半島の住民もいる。ここの住民は津波が来れば灯台のある高台に一時避難する事になるが、低地の住宅地に押し寄せた津波で,灯台のある高台が孤島状態となり、ここに一時避難した住民は原発から逃げ出す事は不可能な危険な場所だ。


浜岡原発に近ずくと、道路は片側2車線の立派な道路が出現。原発によって潤っていた事がよく分かる。3年前に浜岡原発構内に入って見学をした。近づいてみると堤防の上は車が通れるほどの幅があるが、上空から見る薄っぺらなトタン板のようにも見える。22mを超える津波には耐えられるとは思えない。


以下はたんぽぽ舎のメルマガの一部を転載。
「浜岡 最大津波高22.5m提示へ」中部電力防潮堤越える想定
運転停止から10年半、中電の浜岡原発維持費が1兆円超え。御前崎市の危険な動き
 (浜岡原発を考える静岡ネットワーク)

11月29日「浜岡 最大津波高22.5メートル提示へ」と大きな見出しが地元紙の一面を飾った。
中部電力(以下、中電)が原子力規制委員会の審査会合に提示することを決めた。福島第一原発震災を受けた政府の運転停止要請による全炉停
止から10年半。中電が安全性向上対策工事として建設した防潮堤(海抜22m)を津波が越え、構内の一部が浸水する想定になる。
中電は越流に備えた多重の津波対策があり、追加対策は必要なく、今後新規制基準に適合するかどうか議論したい考え、規制委の判断を待つ。
そもそも中電は、福島第一原発事故直後、浜岡原発と海の間にある砂丘は、他の原発にはない天然の「堤防」と言って、海抜10~15メートルの立地条件を半ば自慢し、私たちの不安を一蹴した。その後、最大津波高を20.3メートルとし、砂丘の強度も指摘され、その砂丘に加え防潮堤を建設したではないか。その場限りとも言える中電の安全対策に、私たち住民の不信感は募る一方で、「何を今さら言っているのだ!」と怒りに震えた。

運転停止から10年半、この間、中電の浜岡原発維持費が総額で1兆円を超えた。巨額の安全対策費は、私たち国民や消費者が支払う電気料金・税金に跳ね返ることになる。

原発の経済性を研究している龍谷大学の大島堅一教授は、浜岡原発の3ー5号機が仮に今すぐ再稼働した場合、1キロワット時間当たり3号機21.0円、4号機14.3円、5号機12.1円で、国が2015年に発表した原発の発電コスト10.1円を上回ると試算し、再稼働が遅れるほど「発電コストは上昇する」と分析、浜岡原発が経済的に成り立たなくなっていると指摘した。

中電の原発依存度は10%と他会社と比べ一段と低い、世界一危険な浜岡原発を巨額な資金を投入し、再稼働することは許されないことなのです。

 
本年6月の静岡県知事選挙では、リニア工事から南アルプスの「命の水を守る」ことを大きな争点に川勝知事は四選(~2025年まで任期)を果たした。この間知事は、浜岡原発再稼働は核のゴミ問題と避難計画の実効性を指摘し、「任期中の再稼働は認められない」との発言を続ける。

県知事選・国政選挙での知事の失言演説が続き県政は混乱、その背景には川勝知事にストップをかけたい勢力の存在が見え隠れする。浜岡原発の再稼働は「ここ数年がヤマ場」と中電社長は発言、次回の知事選が大きな意味を持つことになろう。

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晩秋の月風景

晩秋の満月の多様な風景・・・(撮影は11月18~21日)
安達太良山の上空に出る満月・・・
夕刻、日が沈むと同時に東の空から上がってくる。
そして日が出る朝の6時頃に西の空に沈んでいく・・・
満月の夜は家の中まで月の明かりが差し込む・・・
自宅から写す満月・・・
木々の枝が満月を奇妙な顔にしてくれる・・

貼り付けていた写真が見れなくなってしまいました

  ご面倒でも以下をクリックすると写真が見れます↓

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浜岡原発も柏崎刈羽原発も再稼働させるな!

静岡県にある浜岡原発は太平洋に面し、近い将来間違いなく来るであろう東南海地震での津波の被害を受けるのは間違いない。22mの堤防も空から見ると薄っぺらなトタン板のように見える。こんなものが22mを超える津波に耐えられるはずがない。

どこの原発も辺鄙なところに建設されている。住民が避難する道は限られ、一斉に避難すれば道路は渋滞し、その間の放射能の吸入摂取による内部被ばくは相当なものになる。地震や津波による橋や道路の寸断。家の崩壊、倒木や地滑りによる道路の寸断。


雪国では道路に雪が積もっている事も想定され、また夜なら真っ暗、大雨や大雪の場合もあるだろう。高齢者や入院中の介護が必要な住人もいる。そんな最悪のシナリオを想定すれば、住民の避難は困難。事故が起きてからの国や電力会社が謝罪し責任を取るわけでもない。その事は福島第一原発事故で実証済だ。
原発はあってはならない存在である事は明確だ。

以下は久しぶりにたんぽぽ舎からのメルマガを転載。

◆中部電力 浜岡原発の防波壁を超える高さの津波想定まとめる

静岡県にある浜岡原子力発電所について、中部電力が、巨大地震による津波の高さが最大で22.5mに達する可能性があるとの想定をまとめたことがわかりました。これは、「防波壁」の高さを超える想定となっています。
静岡県の浜岡原発では、再稼働を目指して原子力規制委員会による審査が進んでいて、中部電力はこれまで、マグニチュード8や9の地震が発生した場合に想定される最大の津波の高さを20.3mとしてきました。


しかし、中部電力によりますと、このほど、新たに、巨大地震による津波の高さが最大で22.5mに達する可能性があるとの想定をまとめ、次回の原子力規制委員会の審査会合に提出することを決めたということです。

中部電力では、マグニチュード9クラスの地震での津波の発生事例が少ないため、不確かな部分が多く、より厳しい条件で検討した結果だと説明しています。浜岡原発の前面には、津波対策として高さ22mの防波壁が建設されましたが、新たな想定では最大の津波の高さが壁の高さを上回ることになります。(後略)

詳しくはこちら


◆柏崎刈羽30キロ圏内 避難所到着に最長6日半!?
「実効性のない計画 再稼働ダメ」新潟県 除雪済み前提で計算

新潟県の東京電力柏崎刈羽原発で深刻な事故が起きた際、30キロ圏内の住民約45万人が圏外の避難所に到着するのは最長6日半もかかる-。
そんな避難シミュレーションの結果が新潟県によって公表された。ただ、これでも想定は甘く、積雪を見込みながら「除雪が終わって通行できる」という前提で計算した。県は再稼働に反対することもないが、果たして住民を守れるのか。

県が19日に示した「原子力災害時避難経路阻害要因調査」では、地震や津波の複合災害が起きた時など約40パターンを検討。避難の問題点を洗い出した。それによると、30キロ圏住民の90%が避難するとの前提に立ち、平日昼の晴れた場合の避難を見込んだところ、放射能汚染を確認するために約30カ所に設置する「スクリーニングポイント」周辺で渋滞が発生する影響などで、72時間10分から135時間20分を要するとされた。(中略)

避難計画を扱う県の検証委員会で委員を務める環境経済研究所の上岡直見代表は「だいぶ楽観的な想定に見える。ほかにもスクリーニングポイントで汚染した車がでた場合はどうするかなど、スムーズに行くとも限らない」と指摘。 (後略)
   (11月27日東京新聞朝刊28面「こちら特報部」より抜粋)

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