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国連科学委員会レポートは砂上のガラクタ

科学的リテラシーはまったくなく、単に権威者(放医研の明石真言やUNSCEAR、県民健康調査検討会、環境省等)の報告内容を広報しているに過ぎず、検証力やジャーナリストとしては程遠い無批判の記事がネット上で反乱している。それを受け入れ、信じる日本人の多い事に失望する。

まずは『明らかにする会』の国連科学委員会(UNSCEAR)2020レポート批判記事をご覧ください。http://fukushimakyoto.namaste.jp/akiraka/20220429NO2.html

NSCEAR 2020レポートは、放医研の明石真言と鈴木元の思惑通りに、非常に偏った(経口摂取と吸入摂取の内部被ばくの矮小化)内容であり、間違いだらけの『砂上のガラクタ』といったもの。

小生からのUNSCEARに対し、多くの質問を提出しているが、一部の質問には回答してくれたが、ほとんどはattachmentを見ろというもので、そのattachmentが誤りだらけ、偏見だらけ。回答は以下ご覧ください。
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2022-05-22-1

権威ある?UNSCEAR 2020レポートに書いてあるからと言って、無批判にメデイア、政府、福島県(県民健康調査検討委員会)、原子力ムラ達が受け入れている。その事によってTBSの報道特集へのパッシングが酷くなっている。

放医研を中心で構成された『日本人作業グループ』※のメンバーを見れば、偏向されている可能性大である事は想像される。いずれUNSCEAR 2020レポートは破たんする。

※メンバー:明石真言、赤羽恵一、青野辰雄(以上放医研)、茅野(JAEA)、小笹(放影研)
甲状腺がん患者を、風評加害者として叩く日本人の冷徹さには、本当に悲しくなる。

以下は小生のツイッターより

★『甲状腺がん多発・被ばく原因はもはや隠せない】
内部被ばくを1/4に矮小化しているUNSCEAR 2020レポートなど信用できない!小生の質問にUNSCEARは苦し紛れの非科学的回答。いずれUNSCEARレポートは破たんする。ジャーナリズムを貫いた報道特集。以下を読んで自ら検証能力付けてほしい。
http://fukushimakyoto.namaste.jp/akiraka/20220429NO2.html?fbclid=IwAR39vN_1cyQs5Qgp0JrR0e3DFRSHL4aPdyImsD8c2nXJnmhgwclVmxdOK1g

★福島甲状腺がん多発~被ばく原因はもはや隠せない~ 『UNSCEAR 2020レポート批判』冊子を出版。出版記念討論会時のパワーポイントは以下。UNSCERA レポートは間違いだらけ。大気中のヨウ素に関するattachiment A-9は『砂上のガラクタ』。是非、読んでから科学的なご批判を!

http://fukushimakyoto.namaste.jp/akiraka/20220429NO2.html

 


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新緑のあだたら渓谷

あだたらスキー場からの安達太良山の登山道の一つにもなっている『あだたら渓谷自然遊歩道』に行ってみた。新緑と滝とのコラボが見事。


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倒木が見事な大木となって、
今も元気に成長している姿にも、元気をもらった。
倒れても見事に復活ている!


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春から夏へ向かう安達太良山

4月12日から5月24日までの安達太良山の変遷。
徐々に残雪がとけ、季節が変わっていく様子が良く分かる・・
                   【4月13日】
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【4月21日】
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【4月25日】
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【5月4日】
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【5月10日】
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【5月24日】
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報道特集の姿勢こそ真のジャーナリズム

【報道特集の姿勢こそ真のジャーナリズム!】 
 
福島の甲状腺がんの実態を取材し報道した、TBSの報道特集の姿勢こそが真のジャーナリズム。それを貫いた報道特集に感謝したい。この報道特集は真実を隠さず良くまとめていた。

津田教授と井戸弁護士のコメントがすべて!デマを発信しているのは政府や福島県、そして国連科学委員会等である事が明確!『甲状腺がん多発・被ばく原因はもはや隠せない』

内部被ばくを1/4に矮小化しているいるのが、UNSCEAR 2020レポート!こんなレポートなど信頼でない。小生の質問にUNSCEARは苦し紛れの非科学的な回答(下記URL)。この回答の矛盾点は今後更に追及していく。いずれUNSCEARレポートは破たんする。

今年7月19~22日にかけてUNSCEARは日本でアウトリーチ(説明会)を開催するとしているが、UNSCEAR2020レポートのデタラメを追求していきたい。

今後は過剰診断論者の圧力に屈する事なく、事実をこれからも伝えてほしい。それがジャーナリストとしての在り方で、他のメデイアの手本。これからあらゆる手段で政府や自民党、原子力ムラからの圧力がかっかってくるはず。是非科学的議論に基づいて、堂々と公開の場で議論してほしい。

これを仕切る環境省役人がUNSCEAR2020レポート全文を読んでいず、間違ったメッセージを誘導する日本語のプレスリリースだけしか読んでいない事が明らかとなった。政府を筆頭に自民党や原子力ムラ、県民健康調査検討委員会メンバーらはレポート全文を読んでいない。UNSCEARレポートでは必ずしも『放射能の影響を完全否定はしていない』。また被ばくの矮小化と結論ありきである事がわかる。

UNSCEAREからの非科学的で自己矛盾の回答:
小生が昨年10月に提出した質問と回答の一部:
以下のスライドでも解説している。
回答は近々UNSCEARのWebサイトで公開するとしているが???

UNSCEAR批判の冊子は以下よりご欄ください。(購入要)
過剰診断論者から集団バッシングがなされていると思われる。
是非、TBSへの応援と支持の意見を以下へお送りください。http://www.tbs.co.jp/contact/









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国連科学委員会からの回答

国連科学委員会(UNSCEAR)に3月に質問していた回答がようやく届いた。UNSCEARが無視せず、真摯に検討した事は評価したいが、回答内容についてはまったく同意できるものではない。つっこみどころ(反論)満載だ!?

”参照しろ”と言うthe electronic attachment を十分に検証し、この回答に対し、7月19日~22日に日本で開催されるアウトリーチ(説明会)までに再度公開質問したい。
又、同時に組織的な対応を検討したい。
みなさま方からのコメント・反論・質問等もお寄せください。
アウトリーチ(説明会)に関する国連科学委員会からの連絡は以下ご覧ください。
  ーー以下国連科学委員会事務局長からの回答ーー
   (日本語訳も併記)

Dear Mr T,
 Thank you very much (for your 注1) questions and for the expressed interest in the UNSCEAR 2020/2021 Report, annex B. The final English and Japanese versions of this annex are now available on our website (www.unscear.org), together with the supporting technical and methodological information in 23 electronic attachments. With this email I would like to summarize the answers to the questions received since March 2022 and I would like to thank you for your understanding that the responses reach you with some delay due to the preparation and successful completion of the 69th UNSCEAR session (9-13 May 2022).
                          ( 注1:原文にはないが追加)


UNSCEAR2020/2021報告のannex Bに対する多くの質問および、UNSCEAR 2020/2021報告のannex Bに関心を持っていただいたことに感謝いたします。 この annex の最終的な英語版と日本語版および、それを支える技術的および方法論的情報である23個のattachment を私たちのwebsite (www.unscear.org) 上で見ることができます。このmailでは、2022年3月から(注2)寄せられた質問に対する回答をまとめております。また、5月9日から13日にかけて行われた第69回UNSCEARセッションを成功裡に終わらせる準備のために応答が遅くなったことをご理解いただければと思います。
      (注2:それ以前からも質問しているが・・・)


The Committee has, based on the scientific information available to it at the time, made a realistic assessment of the range of exposures of the Japanese population from the accident at the Fukushima Daiichi Nuclear Power Station (FDNPS). Average doses to particular age groups and distributions of doses in the population as a whole have been estimated for particular municipalities and prefectures. In estimating distributions of doses, account has been taken of the variability and uncertainty in many parameters influential in determining doses (e.g., iodine in diet, uptake to thyroid, shielding and filtration provided by buildings, lifestyle, diet). The scientific basis for the choice of average values and distributions assigned to each of the parameters influential in determining doses is set out in detail in the electronic attachments to the UNSCEAR 2020/2021 Report, annex B and in the report itself (https://www.unscear.org/unscear/en/publications/2020_2021_2.html ).


委員会は、その時点で利用可能な科学的情報を基に、FDNPS事故による日本の人々の被曝量の範囲についての実際的な評価を行っております。ある特定の年齢のグループにおける平均的な線量と全員における線量の分布は、特定の市町村といくつかの県において評価されております。

線量を評価するにあたっては、線量の決定に影響をおよぼす多くのパラメータ(食物中のヨウ素の量、甲状腺への取り込み、建物による遮蔽(注:原文はshielding and filtration 遮蔽と濾過ですが、遮蔽とだけ訳す)、ライフスタイル、食事習慣)における違いと不確定性が考慮されています。線量を評価するときに影響を及ぼすそれぞれのパラメータに与えられた平均値と分布の選択についての詳細は、attachments、UNSCEAR 2020/2021報告 annex BとReportそのものに示されています。


Inevitably, some individuals with extreme habits may have received lower or greater doses than those estimated - for example, those who chose to consume only bottled water or foodstuffs packaged before the accident or produced far from Fukushima will have received essentially no exposure or very limited exposure via ingestion; conversely, those who chose to ignore governmental advice and restrictions and consumed large amounts of wild produce may have received exposures greater than estimated. Notwithstanding this, the Committee concluded that the ranges of dose presented in the report will largely encompass those actually received by respective populations and they are in accord with the available data on measurements of individuals, including those of both internal and external exposures.  Many, if not all, of the issues you have raised in your e-mails (amount of iodine in diet, filtration and shielding afforded by being indoors, etc) are addressed in the electronic attachments, in particular the data and information underpinning the judgements made by the Committee in assigning average values and distributions to each of the parameters.


必然的に、とても特殊な習慣を持つ人々は、この評価より少ない、あるいは多くの線量をうけるかもしれません。 例えば、ミネラルウォーターや事故以前に梱包されたり、福島から遠く離れたところで生産された食料だけを選ぶ人々は食料を通した線量がほとんどないか、とても小さいと思います。一方、政府の勧告や規制を無視して大量の野生のものを食べた人々は、この評価より多くの線量をうけるでしょう。

それにもかかわらず、委員会は報告書に示されている線量の範囲は実際に人々が受けた量を十分カバーしており、外部被曝および内部被曝について利用可能な個人に関する測定データと一致すると結論しています。あなたがmailの中で指摘した全部とはいえないが、ほとんどの問題点(食べ物中のヨウ素量、屋内にいることによる遮蔽)、特に、それぞれのパラメータの平均や分布を定める根拠となるデータや情報についてはattachmentsで取り上げられています。


1. The rate of uptake into the thyroid gland was halved compared to Westerners. (Questions by email on March 21st) Paragraph 148 and A64 A-2, A-4 (not issued).
1.甲状腺に取り込まれたヨウ素量が西洋人に比べて半分にした事。(3月21日のmailにおける質問) 148節 A64 A-2, A4(未発表)


Scientific basis for selection by the UNSCEAR expert group of the Japan-specific dose coefficients for inhaled or ingested radionuclides of iodine by persons of different age with different types of diet is presented in the electronic attachment A4  (see  https://www.unscear.org/unscear/uploads/documents/publications/UNSCEAR_2020-21_Annex-B_Attach_A-4.pdf ).


異なる年齢や異なる食習慣の人々における呼吸や食事からとりこまれた日本における放射性ヨウ素線量係数についての、UNSCEARの専門グループが選んだ科学的根拠はattachment A-4 に示されている。

Furthermore, the uncertainty in the Japan-specific dose coefficients for iodine has also been addressed, see the following paragraph 21 from electronic attachment A-12 “21. The uncertainty in the Japan-specific dose conversion coefficients for iodine and tellurium isotopes was explicitly modelled by assuming a triangular distribution with minimum value = dose coefficient for Kelp-rich diet, peak value = dose coefficient for typical Japanese diet, and maximum value = dose coefficient for Western pattern diet.”
It is crucially important that thyroid doses in Japanese people of different age groups assessed by the way of modelling are in close agreement with thyroid doses estimated from the available radiation measurements of human thyroids done by Japanese experts in March–April 2011. The modelling and comparison of two methods are presented in the electronic attachment A2.  


さらに、日本におけるヨウ素の線量係数における不確定性についてもすでに説明されている。例えば、attachment A-12のパラグラフ21に、「日本におけるヨウ素およびテレルの線量係数は、最小値をKelp(昆布)を多く食べる食生活の線量係数、ピークを典型的な日本の食生活、最大値を西洋人の食生活とする三角分布でモデル化されている」と書かれている。

この方法で評価された、日本人の年齢が異なるグループの甲状腺線量が、日本の専門家が2011年3月から4月にかけて測定したデータから評価された甲状腺線量とよくあうことが決定的に重要である。モデルと二つの方法の比較はattachment A-2 に示されている。


2. The indoor evacuation effect was halved from the average value
2.屋内退避効果は平均値の半分にしたこと。


The uncertainty in the reduction factor for the exposure when staying indoors has explicitly being addressed, see the following paragraph 19 in the electronic attachment A-12: “19. For the reduction in exposures from being indoors, the Committee has used new data experimentally derived for Japanese houses [Hirouchi et al, 2018]. The measured reduction factors ranged from less than 0.1 to approximately 1. The Committee has used a reduction factor of 0.5 as a central estimate, with an uncertainty described by a triangular distribution with minimum = 0.1, peak = 0.5 and maximum = 0.95 (as proposed by [Ohba et al, 2020]).” (see  https://www.unscear.org/unscear/uploads/documents/publications/UNSCEAR_2020-21_Annex-B_Attach_A-12.pdf ).


屋内にいることによる被曝量の減少する程度の不確定性については、しっかりと考慮されている。Attachment A-12の以下のパラグラフをみてほしい。「19.屋内にいることによる被曝量の減少については、委員会は日本の家屋についての実験によって求められた新しいデータ[Hirouchi et al,2018]を用いている。測定された減少は0.1より小さいところからほぼ1までの範囲であった。委員会は、(Oobaたちの論文 2020で提案されている)ように中心値を0.5とし、三角分布の最小値=01、ピーク=0.5、最大値=0.95を用いている。


3. For oral ingestion, ignore the ingestion of contaminated agricultural products from the beginning of the explosion to the shipping restrictions until March 22nd. Initial internal exposure due to ingestion is not considered at all.
3.口からの食料摂取において、原発の爆発から3月22日の流通禁止までの期間の汚染され
た農産物の摂取が無視されている。食事からの初期の内部被曝が全く考慮されていない。


For the assessment of internal doses from ingestion of foods and drinking water containing I-131 and Cs radionuclides during the 1st year after the accident the Committee used published works of Japanese scientists, i.e. [Murakami, M. and T. Oki 2014] combined with other papers focused on the diet intake. This approach and its results are presented in electronic attachments A-2 “The Estimation of Thyroid Doses Resulting from the Accident at the Fukushima Daiichi Nuclear Power Station and their Validation” for I-131 (see link above) and A-3 “The Estimation of Whole-Body Doses from the Intake of Radiocaesium Following the Accident at the Fukushima Daiichi Nuclear Power Station” for Cs-137 and Cs-134. (seehttps://www.unscear.org/unscear/uploads/documents/publications/UNSCEAR_2020-21_Annex-B_Attach_A-3.pdf).
It is important that effective doses in Japanese people of different age groups assessed by the way of modelling of ingestion Cs-137 and Cs-134 are in close agreement with effective doses estimated from the numerous whole-body measurements done by Japanese experts in 2011. The modelling and comparison of two methods are presented in electronic attachment A-3.

ヨウ素131と放射性セシウムを含む食品と飲料水の摂取による最初の1年間の内部被曝の評価について、委員会は日本人研究者の論文[[Murakami, M. and T. Oki 2014] と、食品からの摂取についてのその他の論文を用いている。この方法と結果は、attachment A-2 「福島第一原発事故による甲状腺線量の評価と確証」(上のlinkをみてほしい) においてI-131について、A-3 「福島第一原発事故からの放射性セシウムの摂取による内部被曝の評価」においてCs-137とCs-134について示されている。

日本のことなる年齢グループのCs-137 とCs-134の摂取のモデルを用いて評価された実効線量が、2011年に行われた専門家による数多くの全身測定(注:whole body measurementの訳)から評価された実効線量と、とてもよく合うことは重要である。Attachment A-3にこのモデルと、二つの方法の比較が示されている。

4. Residents who have been delayed to evacuate or stayed are not eligible (ignored). How did you evaluate the exposure dose values (internal exposure + external exposure) of the following residents ((1) to (5)) after the Unit 1 vent and hydrogen explosion?
4.避難が遅れた住民や避難しなかった住民が無視されている(注:eligibleは翻訳不能)。(1)から(5)のような住民の1号炉のベントや水素爆発による被曝線量(内部被曝+外部被曝)をどのように評価したのか?

All 40 scenarios evaluated by the Committee considered external and internal exposures to various groups of evacuees from the FDNPS accident. The expert group did not operate with single events like the Unit 1 vent and hydrogen explosion but considered radiation conditions, e.g., dose rate and radionuclide concentrations in the air, resulting from all accidental events together, including the Unit 1 vent and hydrogen explosion.

福島原発事故からの避難者の種々のグループの外部および内部被曝線量を委員会は40の避難シナリオとして考慮している。専門家グループは1号炉のベントとか水素爆発というような個々の事象を考察しているのではなく、被曝の状態、すなわち、1号炉のベントと水素爆発を含む、すべての事故の事象による被曝線量率と大気中の放射性核種の濃度を問題としているのである。
 

5.Most ratings in the report are average. Shouldn't it be evaluated at the maximum value?
5.ほとんどの評価は平均値によっている。最大値によって評価すべきではないか?

The estimated dose distributions are presented in detail in the electronic attachments, e.g. see A-21 “Distributions of Doses in Municipalities and Evacuation Groups” (https://css.unscear.org/unscear/uploads/documents/publications/UNSCEAR_2020-21_Annex-B_Attach_A-21.pdf) See also introductory part of this email as above.


評価された線量の分布はattachments、例えば、A-21 「市町村と避難グループにおける線量分布」に示されている。
 
I hope that the detailed explanation above with references to recently published electronic attachments to the UNSCEAR 2020/2021 Report, annex B containing all the details of the dose reconstruction process answers your questions.


最近出版された、UNSCEAR 2020/2021 Report, annex B のattachmentsは線量の評価についての詳細を含んでおり、それらを参照した上に示した説明は、あなたの質問に対する十分な回答であると考えます。
 
Best regards,
                             敬具
Borislava Batandjieva-Metcalf
Secretary






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国連科学委員会からの連絡

国連科学委員会(UNSCEAR)事務局長より、日本でのアウトリーチ(説明会)の開催日は、7月19日~22日の4日間になったと連絡があった。アウトリーチの開催は当初昨年12月、そして今年3月に2度延期している。その理由はコロナの感染拡大としているが・・・?

場所、時間、進め方、質問への対応、事前質問の受付可否等は今後発表するようだが、この期間にUNSCEAR 2020レポートの内部被ばく線量の矮小化や欺瞞を明らかにさせ、レポートを見直しさせる必要がある。
(UNSCEARは見直しはしないと言っているが・・・)

【国連科学委員会への公開質問と回答(前半)】
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2022-01-20

【国連科学委員会への公開質問と回答(後半)】
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2022-01-20-1

そして、メデイアや日本政府、県民健康調査検討委員会にも、その事を知ってもらう事が必要。この事が3.11子ども甲状腺がん裁判を支援する事に繋がる。アウトリーチに向けた組織的な対応する為に準備する必要がある

――以下UNSCEAR事務局長からの返信―――

Dear Mr T

Thank you very much for your email and I trust that this email finds you well.

The agenda for the UNSCEAR outreach activities is being finalized for the 19-22 July 2022 in Japan and further information will be available on our website www.unscear.org.

With best wishes,

Borislava Batandjieva-Metcalf




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されど野の花

自宅の敷地やその周辺の野の花が可憐で愛しい・・・
野の花侮れない・・・されど野の花・・・
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クマガイソウの群生

福島市水原にあるクマガイソウの群生。
杉林に差し込む光がクマガイソウにスポットライトのように当たると、そこだけが輝いて見える。

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国連科学委員会批判の冊子

国連科学委員会(UNSCEAR)2020レポート批判冊子】
福島甲状腺がん多発~被ばく原因はもはや隠せない~

京都の『明らかにする会』(福島原発事故による甲状腺被ばくの真相を明らかにする会)は、UNSCEAR2020レポート批判に関する冊子を出版し、4月29日に出版記念討論会を開催した。小生は冊子及び討論会で主に以下について話題提供した。

1.UNSCEAR2020レポート作成までの経緯
2.UNSCEARの構成員
3.日本作業グループとUNSCEAR会合参加者
4.UNSCEAR国内対応委員会の位置づけ
5.UNSCEARへの公開質問
 ①初期の経口摂取線量の過小評価
 ②吸入摂取量の矮小化
 ③線量推計値の矮小化
  ・ヨウ素の体内取り込み率を1/2に
  ・屋内退避効果の50%の疑問
 ④内部被ばく線量係数の矮小化
 ⑤外部被ばく線量値の矮小化
 ⑥日本作業グループの役割・ミッション
 ⑦UNSCEARの中立性への疑問
 ⑧UNSCEARへのお願い

その時のパワーポイントは以下からご欄ください。
尚、冊子は以下よりご注文ください。



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食料安全保障を考える

【食料安全保障を考える】
 ~ダーチャが日本を救う~
 
ロシアのウクライナ侵攻によって、世界中の食料、エネルギー価格が高騰し、食料安全保障やエネルギー安全保障について、国民が意識し始めた。
日本の食料自給率(エネルギーベース)年々は低下し続けている。とりわけ日本人の食事の西洋化によって、米から小麦の需要が高くなってきている。農水省は米作から小麦や大豆への転換を図るべき、支援策を打ち出してはいるがその効果はほとんどなく、小麦の作付け面積はここ12年間でほとんど増加していない。

小生が考える施策に対し、農水省は施策を打ち出してはいるが、効果がほとんどでていないのが実態。以下記憶と記録の為に、完璧ではないがまとめておく(間違いがあるかもしれないが・・)

提言1:休耕田の小麦畑作農地への転用に対する補助制度
→ 小麦を含む、いわゆる転作のための補助制度は、既に各種行われている。具体的には、例えば以下の農水省資料のp.21~26辺りに記載。
提言2.国産小麦の政府買い取りと補助制度
→ 輸入小麦については政府が買入・売渡を行い、国産麦振興のための施策を講じている。麦に関する施策の概要については、以下の資料をご覧下さい。
なお、廃止された米の食管制度のような政府買取りについては、膨大な財政負担が生じもちろん現実的ではないとの意見も・・・国民(消費者)が負担してくれるという総意があれば実現可能か?

提言3.米粉を使ったパスタ、パン、うどん等の研究開発に対する政府の支援
→ 米粉については、研究開発を含めて様々な施策を講じている。詳細は以下の資料をご覧ください。
提言4.ダーチャ村の全国展開による自給率アップと地産地消の促進(なんらかの補助制度必須)

2022年5月14日池上彰のニュース解説番組『ウクライナ侵攻のまとめ』の中で、ロシアは自給自足ができる国で経済制裁には強い。その中で『ダーチャ』(菜園つきセカンドハウス)が食料の自給率を上げている事に言及。リモートワークが可能となった現在、移住や二地域居住で通勤時間が空いた時間を農業にも振り向け可能となった。

ダーチャには以下の様々な効用がある。
無農薬の安全な食料の自給・自足。
食糧自給率アップ。
耕作放棄地の有効活用。
交流人口増、地域活性化
豊かな自然の中での健康な暮らし。
都市の大きな天災、人災の時安全な避難場所。
食料安全保障にもつながる

提言5:スーパーなどで販売する野菜や肉、果物には、ある程度規模以上のスーパーにはマイレージの数値の表示の義務化
→ かつて一部の企業・生協等においてマイレージ表示の取組みが行われていたが、消費者の関心や支持が乏しく、現在は行われていない??制度として義務化するのは如何かとの意見も・・・

上記農水省作成の資料(政策)をみても問題だらけ。その問題をまとめるてみた(一部のみ)
問題:
1. 小麦の作付け面積はここ12年間ほとんど増えていない。小麦の経営体数は逆に1/10に減少。(農業従事者は半分以下に減少)

2. 小麦は半分が北海道で生産(全体の57%程度)され、そのほとんどは畑作。(それ以外の地域は田作が多い・・・)

3. 小麦(戦略作物)への転作で3.5万円/10aの支払い金額は妥当か?(増えない理由は経営が成り立たないから??)増えない要因を農水省は調査・検討しているのか?

4. 農林省は色々と対策をしているが、実績が上がっていない・・・成果どころか益々自給率が低下し、日本の将来に危機感を抱かざるを得ない。政治はプロセスも大事だが、結果が最も大事。

5. 食料安全保障の観点から『ダーチャ』を国策として推進必要。2022年5月13日放送の『ウクライナ侵攻のまとめ』で池上彰氏がロシアは自給自足ができる国で経済制裁には強い。その中で『ダーチャ』(菜園つきセカンドハウス)が食料の自給率を上げている事に言及。日本も農水省が率先して『ダーチャ』を推進すべき事を自信をもって言えるようになったはず。
ちなみに原発事故以前から二本松市で『ダーチャ村』をつくり、都市農村交流(原発事故前まで)や地域コミュニテイの活動拠点にしていた。今後は廃校となる安達東高校(農場あり)の有効活用の一例としてダーチャ村をつくるように福島県にも提案中
原発事故前に作成したダーチャ村のプロモションビデオが以下。
6.食料安全保障の観点から、もっと農水省はメデイアを使った広報・宣伝をすべき。農水省の広報宣伝が一般国民には届いていない。アメリカとの通商交渉においても、農水省は経産省の犠牲にされている。(生贄にされている)これからは経産省に遠慮する事なく対等に対峙すべき?(とは言っても農水関連のGDPは数%程度)

尚、農水省においては広く一般国民等からのご意見や政策提案を受け付けている。以下から投稿すれば担当課に回付される。

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新緑の湯川渓谷と四季の里

安達太良山から流れでる湯川渓谷と福島市郊外にある四季の里の新緑と川の流れ、そして花たち・・
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吾妻山に咲くヤマツツジの群生

吾妻山の中腹にある土湯温泉から細い山道を車で10分程度登って行くと、ヤマツツジが群生するツツジ山公園がある。雪で覆われた安達太良と吾妻山を望み、眼下の女沼をバックに咲くヤマツツジの群生とのコントラストが美しい。
最後の3枚は土湯温泉での写真と近くのビッキ沼の写真。

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県民健康調査検討委員会は機能不全!

 5月13日に久ぶりに開催された県民健康調査検討委員会の機能不全ぶりには、いら立ちと失望。以下小生のFBから転載。

【県民健康調査検討委員会は機能不全!】 

問題は国連科学委員会(UNSCEAR)2020レポートの概要を説明した元放医研(UNSCERA日本代表)の明石真言の一方的で偏った(不都合な事には一切ふれず、正しくない)説明に、他の委員からのまともな質問もなく、受け入れてしまった事。

ほとんどの委員はUNSCEAR2020レポートを読んでいず、UNSCEARが言っているから検討委員会はどのような立場にあるべきかと、ある委員が質問するといったお粗末・無能ぶりには呆れる。それなら検討委員会はいらない。

明石真言の応援団長が鈴木元で、副団長が座長になった高村といった構図で、その他の委員は無能者?ばかり。明石真言氏の説明の中で『日本固有の情報を考慮し、より現実的※』に、他の委員会からの質問にも具体的説明もしないありさま。彼の説明は抽象的で具体性がなく何を言っているのかまたく理解不能だ!不都合な真実※は隠したまま、誠意がまったく感じられない態度!

(※内部被ばくを、日本人は昆布を食べているから甲状腺への取り込みは西洋人の1/2に、そして屋内退避効果として、すべての住民の内部被ばくを1/2に。科学的根拠を無視し、2013レポートの約1/4に矮小化)

【国連科学委員会2020レポートの内部被ばく矮小化を問う】
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2022-03-25

検証委員は、このような矮小化に関する問題も追求せず、明石真言と鈴木元、そして座長となった高村の思惑通りに進行し、検証委員会の存在そのものが機能不全。もう10年以上開催しているが、まっとうな科学的・疫学的な検証などされていない。福島医大と鈴木元とそれに与する座長と福島県の思惑通り。そして更に新任の福島県の担当課長や司会進行役の説明や振る舞いも大いに問題。

機能不全(無能な)検討委員にUNSCEAR2020レポートの問題点(内部被ばくの矮小化)を知ってもらう方法はないのか?

 

 

 

 


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国連科学委員会2020レポートを全面否定

『甲状腺がんは放射線との関係は考えられない』とする、国連科学委員会(UNSCEAR)2020レポートを全面否定する『個人線量と甲状腺がんの発生割合とが相関がある』とする論論文が公開された。

Individual Dose Response and Radiation Origin of Childhood and Adolescent Thyroid Cancer in Fukushima, Japan

福島県における小児・思春期甲状腺がんの個人線量依存性と放射線被ばく起因性
DOI: 10.31487/j.COR.2022.02.02

論文は以下ご覧ください(日本語でも見れます)

https://www.sciencerepository.org/individual-dose-response-and-radiation_COR-2022-2-102

昨日、UNSCEARにこの論文を送付し、見解を求めた。UNSCEAR2020レポートの根幹にかかわる内容なので、すぐの回答は無いはず。
数年後のレポート見直しまで(今後の見直しは無いと福島医大の国際シンポジウムで議長が強気の発言をしていましたが・・)は、内容が覆される事はないだろう・・・

 但し、UNSCEARのHP上で公開されるはずのQAに、掲載すべき事を再三に渡って今後も要請していく。更に日本で6月~7月に開催予定のアウトリーチについても、以下質問しているが、今のところ回答はない。 

  1. 開催日時
  2. 開催場所
  3. 開催方式(リアル+リモート?)
  4. 内容、特に質問(Q&A)の形式
  5. 事前質問の受付の可否
  6. 当日のUNSCEAR側の出席者、特に日本人

日本でのアウトリーチで質問攻めにあい、UNSCEARの信頼失墜(隠蔽がばれる?)を恐れて、アウトリーチを開催しない事を危惧。また、アウトリートに向け、日本側市民の組織的な準備が必要だろう

論文の結論は以下
2 巡目スクリーニングにおける個人線量群の甲状腺がん発生率が個人外部被ばく線量に比例して増える高い相関を示し たことは、甲状腺がん発生率の増加が原発事故による放射線被ばくによるものであることを示唆するものであった。

これは、福島原発事故後、小児甲状腺がん発生率と個人線量の間に線形関係があることを示す初めての知見である。線量群の甲状腺がん発生の相対リスクRRは平均外部被曝線量に比例して増加し、2.5 mSv以下の範囲ではERR/mSvは1.43 (95%CI: 0.87, 1.99)であった。

低線量域での強い線量依存性(例えば1-2mSv、2mSv 以上の線量群の相対リスクは非 被曝の群の3-4 倍)その結果としての高いERR/mSv は、「これまでの疫学研究で100mSv 以下の線量では有意な健康 影響はないとされてきたため、これまでに推定された放射線量は健康に悪影響を与える可能性は低い」というFHMS の 7 結論と矛盾する[1, 2]。

このFHMSの意見に基づき、日本政府は年間20mSv未満の汚染地域への住民の帰還を推進していることは極めて危険であることを示している。 個人線量群の甲状腺癌の相対リスクは換算甲状腺線量yに比例して増加し(y = 0.0067x 、x は外部被ばく量)、ERR/Gy は 213(95%CI: 129, 297)であった。

福島の甲状腺がん発生率と個人線量との比例関係に見られたERR/Gy 213 の概算値は、チェルノブイリ事故後 5-14 年間の小児期の放射性ヨウ素被曝の研究による ERR/Gy= 5.25-23 の約 10-40 倍で ある[13, 17, 18]。

ERR/Gy が高い理由の一つは、UNSCEAR 2020/2021による甲状腺線量推定値が低すぎたためである可能性がある。 UNSCEAR 2020/2021は、被ばくした子どもたちの間で検出された甲状腺がんの大幅な増加は、超高感度スクリーニン グとその結果の過剰診断によって、これまで認識されていなかった集団における甲状腺がんの有病率が明らかになった 結果であると結論付けた([4]の268(q))。
UNSCEAR 2020/2021による過剰診断の定義は、症状や死亡に至らないよ うな診断であった。2 巡目の甲状腺がん発生率は、がん登録から推定される発生率の数十倍であった[3]。1 巡目でがん が十分に発見された後の 2 巡目での高い発生率は、甲状腺がんの増加が超音波スクリーニングとその結果としての過剰 診断の結果ではなく、原発事故による放射線被曝が原因であることを示すものである。

FMU 病院での術後病理診断で は、125 例のうち89%にリンパ節転移と肺転移を含む甲状腺外浸潤が認められ、過剰診断の証拠はないことが明らかに なった[19]。

日本における10~24 歳の診断時若年層のがん罹患率が、2005~2010 年の平均罹患率1.03/10万人から事故後(2011~ 2018 年)の平均罹患率2.06/10万人に急増したことは、福島など東日本の汚染県で原発事故の放射線被ばくにより甲状 腺がんの発生率が上昇したことを示唆した。

UNSCEAR 2020/2021では、被ばく時年齢による甲状腺がんの年齢分布が福島とチェルノブイリで3カ国の平均分布が異なることから、甲状腺がんの過剰は放射線被ばくと無関係であろうとした([4]のXXI、226(c)図)。

しかし、チェル ノブイリ事故後 10 年間の被ばく時、子ども青年であった人の甲状腺がん患者数と(UNSCEAR1008 より)、9 年間の福島 8 での患者数を比較すると、福島、ウクライナ、ロシアでは被ばく時年齢が最も高い層(15~18歳)で甲状腺がん発生率 が高く、ベラルーシでのみ最も低い年齢層(0~4 歳)でがん患者数が多くなっている(図 3)。

UNSCEAR が甲状腺がんの年齢分布で放射線被ばくの影響を判断したのは間違い(むしろ被ばく由来でないことを主張するために無理にチェ ルノブイリ3国の平均値を出して福島と比較した意図的なものと考えられる)。

福島における甲状腺がん患者の被ばく時年齢別分布は、1 巡目の平均年齢(最小-最大)14.9(6-18)から4巡目+25歳 節目検診(2017-2021 年度)の9.9(0-18)へと若年化した[1, 20].放射線による甲状腺がんは小児や思春期に多く発 生するが、自然発生する甲状腺がんは年齢とともに徐々に増加し、65歳前後で最も高い発生率になる。ウクライナやロ シアと同様に、福島でも甲状腺がん発生率の低年齢へのシフトが観察されたことは、甲状腺がんの放射線由来を示唆し た。

なお注意すべきこととして、福島県の小児甲状腺がん患者数は、ロシアの3汚染州の合計より多く、ベラルーシ・ウクラ イナ全土の患者数の約 3 分の 1 にも上った。このことは、福島原発事故後の日本における全放射線関連甲状腺がん患者 数が、チェルノブイリ事故後のベラルーシとウクライナの患者数に匹敵していた可能性を示唆している。

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蛇の鼻のツツジとふじ

福島県本宮市にある蛇の鼻に行ってきた。
ヤマツツジ、キリシマツツジ、ふじ、ぼたん、そしてスイレンが数輪咲き始めていた。
以下パンフレットから
吹く風に花の香り、
こもれ日の優しさ、
鳥のさえずり、
湖面のすがすがしさ。
うつろう季節を
贅沢に味わえる。



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甲状腺がん多発は『放射線影響か否か』で激論

科学史学会年会シンポジウムで、原発事故後の甲状腺がん多発は放射線の影響かどうかについて、真っ向から意見の対立している、津田敏秀岡山大学大学院教授と鈴木元国際医療福祉大クリニック院長の公開討論会が開催される。ここで決着つく事を期待したい。

今後の3.11子ども甲状腺がん裁判等の判決にも影響を及ぼす可能性もある。科学史学会会員でなくても25日までに登録すれば、無料で参加できる。

参加希望者は科学史学会の参加登録サイト:https://sites.google.com/view/kagakusi2022/ から、5 25 日までにご登録ください。9行目の“こちら”をクリックください。または→ こちら


以下はシンポジウム事務局からのメールを転載。

529日(日)1540分からネット開催される日本科学史学会年会シンポジウム「原発事故後の小児甲状腺がん多発問題をめぐる歴史と現在 〜被ばく影響か否か〜」のご案内です。

チェルノブイリ原発事故で小児甲状腺がんが多発したのは原発事故による放射線被ばくの影響であることが国際的に確認されました。この歴史的過程を第1部で扱い、第2部で津田敏秀岡山大学大学院教授と鈴木元国際医療福祉大クリニック院長の講演を軸に、福島の小児甲状腺がん多発が放射線の影響と考えられるかどうか討論をします。

コメンテータは津田教授推薦の山内知也神戸大学教授と鈴木院長推薦の柴田義貞長崎大客員教授です。鈴木元先生は放射線の影響ではないと主張し続けている県民健康調査検討委員会甲状腺検査評価部会の部会長で、対する津田先生は環境疫学の専門家で因果推論の第一人者として放射線影響を主張しています。このガチな討論はいわば甲状腺被ばく問題における関ヶ原の戦いのようなものです。

科学史学会会員でなくても25日までに登録さえしたら無料で参加でき、予稿集(電子版)もいただけます。

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<シンポジウム・プログラム>

開催趣旨説明 藤岡 毅(大阪経済法科大学)  /  司会 柿原 泰(東京海洋大学)

<第一部> 歴史的視点から〜チェルノブイリ原発事故 

1. 日野川静枝(拓殖大学人文科学研究所、科学史)「歴史家ケイト・ブラウンのチェルノブイリへの視点」

2. 吉田由布子(「チェルノブイリ被害調査・救援」女性ネットワーク)「チェルノブイリ原発事故後の小児甲状腺がんをめぐる議論の歴史的経緯」

 <第二部> 現代の視点から〜福島原発事故

3. 鈴木 元(国際医療福祉大学クリニック・院長、放射線疫学)「福島原発事故後の小児甲状腺がん「多発」に関する論点整理」 

4. 津田敏秀(岡山大学大学院環境生命科学研究科教授、環境疫学)「福島県での原発事故と甲状腺がん多発に関する因果推論」 

5.コメント 柴田義貞(長崎大学客員教授、放射線疫学) / 山内知也(神戸大学大学院海事科学研究科教授、放射線計測学)

6. 討論 

 


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野鳥と暮らす

新緑の時期は野鳥の活動も活発になる。
野鳥がつがいになり、巣作りに励む・・
 
エサ台を置くと、毎日シジュウカラ、ヤマガラ、ホオジロ、ヤマバトが来る。ただ、敷地内に巣食ったエナガはエサ台には来ない。まだ巣作り(内装工事)の真っ最中のようだ。
そしてたまに来訪するのが、メジロ、キジ、ジョービタキ・・・
姿をなかなか見せないで、大きな甲高い声で鳴くのはウグイス・・・
早朝はこれらの野鳥たちが、オーケストラとなって一つの曲?となる。
まさにシンフォニーが奏でられる。
但し、キジとウグイスは勝手に独奏・・・
 
そんな野鳥たちと、野の花や野の樹木に包まれながら暮らしている。
時折現れる野生動物も愛嬌だ・・・
 
コゲラ(体長15cm)が枯れ木に穴を掘って、巣穴にしたり
エナガのつがいが敷地内の木に特徴的な巣を作ったりと・・・


コゲラには数年前に軒天に6か所も穴をあけられた。
軒天の板に小さな穴があいていた為に、逆さになってあけたようだ。

穴の無い板に変えたが、今度はアオゲラ(体長29cm程度)が破風板につかまり、軒天に直径10cm程度の穴を5か所あけられてしまった。穴にはシジュウカラが巣作りに励み、穴の中には、たくさんのコケが運び込まれていた。

今回は軒天と破風板には穴をあけられないよう板金を貼り付けた。穴はふさいでしまったので、代わりに巣箱を買って木にかけた。一度シジュウカラが入ったが気に入らないようで、すぐに出てしまった。野鳥と暮らすには、それなりの代償があるようだ。
 
『コゲラと暮らす』は以下をご覧ください。
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国連科学委員会の線量評価は正しいのか?

国連科学委員会の線量評価は正しいのか?国連科学委員会(UNSCEAR)の線量評価(大気拡散タスクグループ)に携わった方(M氏)に以下のメールを出した。

日頃のご尽力に感謝申し上げます。

お忙しいとは存じますが、以下の2つの論考に関し、ご意見賜れば幸甚です。以下の2つに対し、UNSCEARはどのように判断しているのでしょうか?

1.5月24日に黒川さんの『学習する会』で報告する案内文。詳細は5月24日に黒川さんから解説予定

『「検討委員会」やUNSCEAR(国連科学委員会)2020年/ 2021年報告(UNSCEAR2020/21報告)は福島の甲状腺線量が低いという推定のもとに多発を否定し「過剰診断」論(「がんもどき」)を唱えていますが、何のエビデンスもなく、甲状腺がんの実態に反しています。
それどころか、「福島の甲状腺線量は低いという推定」そのものを否定するエビデンスが明らかになりました。

平山英夫氏ら(高エネルギー加速器研究機構名誉教授)のグループは2015年に原子力学会和文論文誌上で発表した「福島県モニタリングポストのNaI(Tl)検出器波高データを用いた空気中I-131 放射能濃度時間変化の推定」という論文(「平山論文」)で、福島市のモニタリングポストに記録されていた精密な測定結果から、2011年3月15日から16日にかけて福島市を通過したプルームに含まれていたヨウ素131の大気中の濃度(Bq/m3)を明らかにしています。

高エネルギー加速器研究機構名誉教授の黒川眞一さんは最近、「平山論文」をもとに、福島市の1歳児の呼吸による甲状腺等価線量を60または26ミリシーベルトと推定しています。
UNSCEAR2020/21報告が推定している6.1ミリシーベルトとは大違いです。

さらに、「平山論文」の方法を用いることで、黒川さんは、福島を襲ったプルーム中のヨウ素131の沈着速度を求めました。結果は、湿性沈着では~10 mm/sec 程度であり、乾性沈着では 1~2 mm/sec程度です。
UNSCEAR2020/21報告では、沈着速度を2倍から数十倍に過大評価しています。
大気中のヨウ素131の濃度は、土壌へのヨウ素131の沈着量(Bq/m2)を沈着速度で割ることにより求められます。つまり、UNSCEARは、大気中のヨウ素131の濃度を1/2から数十分の1に過小評価しているということです。』

2.ヨウ素の放出量がチェルノブイリの1.5倍になる可能性を指摘している以下の論考(山田氏、渡辺氏)
尚、UNSCERAからは小生の質問には未だに答えてきていません。4月23日のUNSCEARからの回答は以下ご覧ください。
鈴木元氏と放医研からの回答は以下をご覧ください。
この2つの回答からも、UNSCEAR2020レポートが如何に非科学的である事かを、再確認した次第です。

【鈴木元氏からの回答】
【放医研からの回答】
お忙しいところ申し訳ございません。よろしくお願いいたします。

6月~7月実施予定のアウトリーチは具体的に日程、場所、形式等は決定したのでしょうか?

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放医研からの回答(2)

放医研に対し、UNSCEAR2020レポートの内部被ばくの矮小化の一例である、日本人の甲状腺への取り込み率を西洋人の1/2にしている理由を尋ねた。その結果は、UNCEARが参考とししている論文はサンプル数が少なすぎる事を認めた。
回答は4月12日に入手していて、すでにブログにアップしているものと思ってしたが、アップされていない為に記憶と記録の為に以下アップする。
放医研に対する質問は以下ご覧ください。
 
×××様
 
この度はお問い合わせへのお返事に時間がかかりまして申し訳ありません。
まずお断りしておきますが、お問い合わせ先となっております「UNSCEAR レポート日本作業グループ事務局」に相当する者は QST 内を含め、国内にはおりません。そこで、この度のご質問には放射線影響に関する専門機関の一つである QST としてご回答させていただくことといたしました。
 
ただ私どもは、日本の文献を英語に訳して UNSCEAR の専門家グループに提供するなどの支援は行いましたが、UNSCEAR 内でのデータの解析やその評価には参加しておりません。そこで、本回答も UNSCEAR 内での議論とは全く関係のない回答となりますことをご承知おきください。
 
ご質問①:
最近の研究(2015年学術誌論文:K5)によると「特に若い人に食事パターンの変化に伴い、ヨウ素不足が徐々に増加しうる」ことについて
 
ご紹介くださった論文では、日本人の食事パターンと年代とヨウ素摂取量の関係については調べられているものの、欧米人のヨウ素摂取量との比較ではありません。つきましては、この論文は、××様(小生)が懸念されている、日本人と欧米人の「ヨウ素の取り込み率」が有意にちがうかどうかについて、直接的な知見をもたらすものではないと思います。
 
ご質問②:
「日本人が放射性ヨウ素を摂取した場合に甲状腺への取り込みは、16.1±5.4%や、12.8±5.7%とした。 この時の被験者は15人及び6人のみで、日本人全体の平均とは言えない」ことについて
 
おっしゃる通り、日本の代表値とするには被験者数は少ないと思いますが、UNSCEAR が報告書を取りまとめた時点で、2011 年の日本人の甲状腺への取り組み率を推定するにあたり、利用可能な情報は限られていたかと思います。
今後、新たな知見が得られましたら、取り込み率の見直しを行うこともあるかもしれませんが、今のところ、この値を修正する根拠となる論文は存じておりません。
 
なお、UNSCEAR 報告書において使用された ICRP モデルでは、ヨウ素の甲状腺への移行率が 30%の場合、一日のヨウ素摂取量が 190μg もしくは 130μg と仮定しています。これに比べて、厚労省が発表している日本人の 1 日のヨウ素平均摂取量や質問 1 において引用されている Katagiri らの論文で得られているヨウ素摂取量の中央値ははるかに大きく、こうした事実と日本人の甲状腺への取り組み率が 16.1±5.4%や 12.8±5.7%であることには矛盾がない、と考えております。
 
ご質問③
福島県によるとがん患者の尿中の安定ヨウ素は1Lあたり「100μg」台と少なかった。
(日本人は300μgと言われてきた。)ことについて
本行阪大名誉教授の資料にもあります通り、尿中ヨウ素濃度はばらつきが大きいので、福島県民健康調査で得られている約 200μg/day(中央値)という値と、××様が引用されている 300(単位不明)(注)という値との違いが有意かどうかは判断できません。
 
     令和 4 年 4 月 12 日
    量子科学技術研究開発機構
      放射線医学研究
 
注:単位不明としていあるが、単位はしっかり記載されている。

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コゲラと暮らす

新緑の時期は野鳥の活動も活発になる。
野鳥がつがいになり、巣作りに励む・・
コゲラ(体長15cm)が枯れ木に穴を掘って、巣穴にしたり
エナガのつがいが敷地内の木に特徴的な巣を作ったりと・・・

コゲラには数年前に軒天に6か所も穴をあけられた。
軒天の板に小さな穴があいていた為に、逆さになってあけたようだ。

穴の無い板に変えたが、今度はアオゲラ(体長29cm程度)が破風板につかまり、軒天に直径10cm程度の穴を5か所あけられてしまった。穴にはシジュウカラが巣作りに励み、穴の中には、たくさんのコケが運び込まれていた。

今回は軒天と破風板には穴をあけられないよう板金を貼り付けた。
穴はふさいでしまったので、代わりに巣箱を買って木にかけた。
一度シジュウカラが入ったが気に入らないようで、すぐに出てしまった。
野鳥と暮らすには、それなりの代償があるようだ。

エサ台を置くと毎日シジュウカラ、ヤマガラ、ホオジロ、ヤマバトが来る。
ただ、エナガはエサ台には来ない。
まだ巣作り(内装工事)の真っ最中のようだ。
たまに来訪するのが、メジロ、キジ、ジョービタキ・・・

今回はコゲラが木に穴を掘る様子と、完成後に住いにして顔を出している様子に絞る。


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カタクリと水芭蕉の群生

吾妻山の中腹の土湯温泉近くのびっき沼に群生するカタクリの花。
そして裏磐梯に群生する水芭蕉。
黄色い花は湿地に咲くリュウキンカ。
撮影日は4月中旬~下旬。


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国連科学委員会は公正・中立か?

4月29日に京都にある学者と市民で構成されている某団体主催の国連科学委員会

(UNSCEAR)2020レポート批判等をテーマとした討論会が開催された。小生も学者に

交じって発表した。そのほんの一部を掲載する。

 

1.UNSCEAR2020レポート作成までの経緯(首相官邸のHPより抜粋)

1)年次会合で課題を決定

(福島の原発事故調査レポート作成を決定。2011年5月国連総会でも承認

2)世界中の調査研究資料(主に論文)を収集・整理・評価

(明石真言氏ら日本作業グループが関与)  

3)指名されたコンサルタントと事務局が報告書案を作成

4)加盟各国にコメントを求める(明石真言氏ら放医研主体のメンバー18名で構成され

た国内対応委員会が関与)

5)年次会合でさらに精査(2019年11月に開催)(日本からの会合参加者、特に

明石真言氏らが関与

6)報告書最終案を取りまとめ

 

2.UNSCEARの構成員  (福島医大国際シンポより)

1)調整専門家グループ※(明石真言氏ら英国、ドイツから3名)※上級技術顧問

2)専門家グループ(ドイツ、英国、オーストラリア、フランス、米国等から9名)

3)公衆被ばくタスクグループ

(フランス、米国、ロシア、ウクライナ等から5名。オブザーバとしてIAEAと日本)

4)大気拡散タスクグループ

(日本4名※、ドイツ、フランス(2名)、英国(2名)から9名)

※森口氏、赤羽氏、茅野氏、永井氏

5)日本人作業グループ           

(明石氏、赤羽氏、青野氏、茅野氏、小笹氏)

6)批判的査読者

(ドイツ、米国、フランス、英国、スェーデン等から13名)

7)その他の寄与専門家

(オーストラリア、ドイツ、ノルウェー、ウクライナ等6名)

 

3.日本作業グループとUNSCEAR会合参加者

1)日本作業グループメンバー(UNSCEAR直轄)

(日本の論文やデータ収集提供し、技術的アドバイス実施)

量研:明石真言※、赤羽惠一、青野辰雄(福島再生支援研究所)、JAEA:茅野(理事)

放影研:小笹晃太郎※明石真言氏はUNSCEARの上級技術顧問

2)UNSCEAR67回会合の参加者(参加者はそれぞれ専門分野を分担)

(2020年11月開催:2020レポートの最終的な決定)

量研:中野隆史、明石真言、神田玲子、放影研1名(たぶん小笹晃太郎)、

他に量研から4名、広島大から1名の計9名参加。

福島事故関連は明石氏と量研の2名が担当。明石氏らが中心となってまとめた日本案が

UNSCEAR事務局に提案された。

(他の2名も量研であり、明石氏の思惑でどうにでもなりそう

 

4.国内対応委員会の位置づけ (首相官邸のHPより抜粋)

•UNSCEAR事務局らが作成した報告書案に対するコメントが各国に求められる。

•文部科学省や原子力安全委員会事務局などの支援のもとに、18人の委員で「UNSCEAR

国内対応委員会」を組織。(他に100人近いコメンテーター)

•UNSCEAR報告書案を精査し、UNSCEAR事務局にコメントや必要な追加情報を提供。

•事務局は量研・放射線医学総合研究所

 

5.第29回国内対応委員会議事録 (2020年10月12日開催)

1) 福島報告書の改定について事務局より説明  (情報公開請求で入手。内容黒塗り)

・2019年までに受理された論文等のレビューが行われており、(67回)本会合に

承認を目指す予定。

・福島フォローアッププロジェクトのSenior technical advisorは明石前代表、

放影研から1名、量研から3名

・量研から1名UNSCEAR 事務局に派遣

・新しい報告書では、改定された放出量のデータ、個人線量や空間線量のデータを使用。

・日本人のヨウ素吸着率や屋内における空気中放射性核種のフィルター効果などを

考慮し、
より現実的な線量推定実施。⇒この結果、外部被ばく線量は若干上昇。

摂取による内部
被ばく線量は劇的に減少。

・健康影響については2013年報告書の見解は引き続き有効であるとした。

・14か国から723件のコメントのうち、63件のコメントを技術的検討。クリティカ

コメントは無かった。

2) UNSCEAR 67回会合の審査予定のドラフトに対するコメントを10月16日まで

提出するよう委員に依

3) アウトリーチ活動が2021年5月に予定(実際は2022年2月頃に延期か?

更に6月の延期の予定)

4) 国連総会議長への説明(2020年10月に予定(実施))

5) 各国代表への説明(2020年12月に予定(実施))

 

UNSCEAR2020レポートのパラグラフ219には以下記載されている。

『219. UNSCEAR2013年報告書 [U10] において、本委員会は、線量が本質的に低い

ため、チェルノブ イリ原事故後に観察されたような多数の放射線誘発性甲状腺がん

発生は考慮に入れなくてよい と結論した。

しかしながら、当該委員会は、線量がUNSCEAR2013年報告書で推定された線量範囲

上限に近い場合には、十に大きな集団では、放射線被ばくによる甲状腺がんの発生率

識別可能な 上昇につながるかもしれない、個人におけるリスク上昇が暗に示されて

可能性があると考えた。』

 

従い、2020レポートの内部被ばくの矮小化について追及し、2013レポートの上限

あるいはそれを超えてる住民が多数いた事が証明すれば、放射線による甲状腺がん多発

言わざるを得なくなる。これこそが、『3.11子ども甲状腺がん裁判』に勝利させる

為には、重要な活動。

 

具体的な活動内容案は以下を想定。

1.甲状腺等価線量係数(1/2)や 50%の屋内退避効果の検証と追及の継続

2.個々の公開質問(1~20)に対する回答とWeb上での公開請求の継続

3.6~7月に日本で開催予定のアウトリーチでの議論の為の組織的な準備

4.日本作業グループが都合のよい論文やデータを恣意的に集めて、専門家部会で公正・

中立に議論したとしても、結論は偏る事は明らか。⇒国内対応委員会や日本人作業グルー

プでの議事録等の再検証が必要。

(しかし、情報公開請求も黒塗り部分もり、解明は限定的か?)

 

5.事故当時の放射能プルームのヨウ素とセシウムの比率の追及・検証(放医研、福島

医大、福島県等からの情公開請求が必須)

6.経口摂取については、出荷制限がかかった3月23日までの間に、どの市町村にどれ

だけの量が出荷され、のような人が消費したかの調査。⇒中央卸市場への情報公開要求 

※福島県に調査要請も無いとの返事⇒情報公開請求が必須

https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2021-11-26

 

7.スーパーには、農家が直接持ち込み販売するケースも多い。主なスーパーに対し、

当時の取引状況の調査必要。又、道の駅や農産物直売所では、農家が直接持ち込んで販売

していた為、野菜の種類や販売量の調査必要

※福島県に調査要請も困難との返事⇒ 情報公開請求が必須

8.当時の経口摂取に関する(事故当時に汚染された露地野菜等を摂取したかどうか等)

のアンケート調査必要。(案は作成済。大学等の信頼おける機関でのアンケート調査が必須)

9.UNSCEARへ公開質問すると同時に、Q&AのHPへの掲載要請

 

★疑問点はUNSCEAR、原子力規制庁、放射線審議会、放医研、鈴木元氏らに直接質問。

★声を出さないと、どんな場合(事故)でも、被ばくは無かった事にさせられてしまう。

★3.11子ども甲状腺がん裁判等で被害者が有利に闘える環境作りが非常に大事。

 

続きは以下の『明らかにする会』をご覧ください。

http://fukushimakyoto.namaste.jp/akiraka/event/20220429soukai_touronkai.html

 またUNSCESAR批判の小冊子も販売中です。以下からご注文ください。
http://fukushimakyoto.namaste.jp/akiraka/20220429NO2.html

 

 

 

 

 

 

 


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吾妻山の雪回廊

ゴールデンウェーク連休の混在を避け、連休前の4月28日に磐梯吾妻スカイラインの浄土平へ行ってきた。
途中には雪回廊が・・・

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