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電力需要の落ち込み!~原発はいらない~

以下はたんぽぽ舎からのメルマガを転載


「電力需給のピークを乗り切った」本当の理由
   もはや右肩上がりの電力需要環境ではない
 
原発の正当性はもはや何も無い!
  

◎ ピーク時において電力が設備利用率90%さえ超えないことが紹介されている。
  実際に最も厳しかった日の8月7日(金)をみても東電は92.29%に止まっている。
  この日は記録的猛暑で、気象庁(千代田区大手町)で酷暑日(最高気温が35度を
  超えること)が8日続いた最終日、金曜日はもともと電力消費量が高く出やすいうえ
  酷暑日と熱帯夜が1週間以上も続く中だった。
  なお、熱帯夜は13日連続続いていた。それでも4957万kwで、5000万kwを超えない。
  これは驚くべきことだ。同様の状態が2011年以前に起きていたら6000万kwを超えていた。
  最も大量の電力を使う時間帯で少なくても1000万kwもの電力需要が落ちていることになる。

◎ 「理由は節電」これが電事連の八木会長のコメントだそうだが、八木会長は関電の社長でもある。
  この説明は十分ではない。節電だけがこれほどの使用量減少は説明が付かない。
  答えは9電力離れがすすみ、他の電力に顧客が移ったことも、大きく減少した理由である
  ことは間違いない。
  この傾向は全国的なものだ。8月7日は北海道を除くと全国的に猛暑だったが、
  使用率は90.4%、1億5386万kwである。2010年の1億7872万kwだったから、
  2500万kwも減っている。

◎ 東電は全国の約3分の1なので東電の落ち込みは他電力よりも大きい。
  東日本の3電力と西日本の6電力を比較すると、電力消費量の低下は東日本が大きくなっている。
  原発事故の影響から、9電ばなれと、電力消費を減らしても原発に依存したくないと考える人が
  多いからかもしれない。
  料金値上げは他電力に移る大きな原因になる。それは、9電力で唯一3.11以後も
  値上げをしていない北陸電力が、電力需要が落ちていないことでも分かる。

◎ 他の電力会社は、軒並み電力需要が減少している。
  値上げは短期的に利益を増やす効果はあるが、その後に顧客離れを起こし結果的に
  売り上げの減少に繋がっていく。
  安易に値上げした電力会社はこれから厳しい環境になるであろう。一方、設備の見直しなどで
  値上げせずに、あるいは小幅な値上げで乗り切った電力会社は有利になる。
  既に9電力の供給エリアを越えた顧客獲得合戦が始まっている。


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