キショウブとマーガレット
自宅周辺にキショウブとマーガレットが咲いている。いずれも繁殖力が強い植物。マーガレットは種を飛ばし周辺で増殖していく。
【キショウブ】
ヨーロッパから西アジア原産のキショウブは、1897年ごろ園芸植物として日本に渡来した。その鮮やかで美しい黄色い花が好まれ、ビオトープなどに使用され、現在は北海道から九州まで広い地域で野生化している。
しかし、繁殖力が非常に強く、甚大な被害が予想されるため、「生態系被害防止外来種」の中でも対策の必要性が高い「重点対策外来種」に指定されている。
同じアヤメ科のカキツバタ(準絶滅危惧種)などと交雑してしまったり、水辺に棲息する他の在来種と競合した結果、駆逐してしまったりする恐れがあるので、そのような場所で見かけた場合は積極的な防除が呼びかけられているのだ。
【マーガレット】
カナリア諸島が原産地で、17世紀末にヨーロッパへ渡る。日本には明治時代末期に伝わり、大正時代から幅広く栽培されるようになった。3-7月に花をつける。白色の一重咲きが普通であるが、黄色やピンクのもの、八重咲き、丁字咲きのものもある。本来は宿根草であるが、日本では温暖地でないと越冬できない。
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