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日本の原発はこのまま「消滅」へ

【日本の原発はこのまま「消滅」へ】

以下はたんぽぽ舎のメルマガの一部を転載
田中俊一が今回は真っ当な事を言っている。


日本の原子力政策は嘘だらけでここまでやってきたから
田中俊一(原子力規制委員会前委員長)が月刊『選択』11月号で語る  

◎日本の原発はこのまま「消滅」へというビックリする見出し・内容の発言を原子力規制委員会前委員長の田中俊一氏がおこなっている。
最近発行の月刊『選択』11月号の巻頭言である。これは、東京理科大の橘川武郎教授(原発推進派)の発言「このままでは原発は野垂れ死にする-関電金品問題-原発推進のキーマンを失った」

小森敦司氏のインタビューに答えて-

日本の原発はこのまま「消滅」へ

-関西電力の幹部が原発立地自治体の元助役から多額の金品を受け取っていることが発覚しました。
 田中:福島第一原発での事故を踏まえて考えると、原子力業界が姿勢を徹底的に正さなければ、日本の原子力に先はない。残念ながら原子力政策の見直しもされないままなので、この国の原発はフェードアウトする道を歩んでいると眺めている。
(注:「フェードアウト」元は『徐々に暗くなっていく』『徐々に消えていく』を指す映像・音楽の編集用語でした。そこから派生して、『いつの間にか姿が消える』のニュアンスでも使われるようになったとされています。)

-原子力政策のどこが間違っていたのでしょう。
田中:日本の原子力政策は嘘だらけでここまでやってきた。結果論も含め本当に嘘が多い。最大の問題はいまだに核燃料サイクルに拘泥していること。使用済み燃料を再処理して高速増殖炉でプルトニウムを増やして一千年、二千年分の資源を確保するという罠に囚われたままである。一千年後の世界がどうなっているかなんて誰にもわからない。技術的にもサイクルが商用レベルで実用化できる可能性はなく、現に米国、英国、フランスが断念している。

-ではなぜ、いまだに核燃料サイクル路線を放棄しないのでしょう。
田中:いままで「数千年のエネルギー資源が確保できる」という嘘を言い続けてきたからだ。日本の原発はそうした嘘で世論を誤魔化しながらやるという風土があった。(後略) (月刊『選択』11月号より)

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