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電力卸市場価格高騰の裏側

日本卸電力取引所(JEPX)の市場価格高騰について昨年12月の後半から、JEPXのスポット価格(1日前市場)が高騰し始めた。今まで最高値で8円/kWh程度だったものが、だんだんと40円、60円、80円と上昇して、 1月15日には最高値250円/kWhに達した。1日の平均単価で見ると7円/kWhから、1月14日にはなんと22倍の154円/kWhに跳ね上がった。

この背景には、新型コロナウィルスや予期せぬ事故の重なりによって日本の天然ガス輸入が止まったということがありますが、これはあくまでも表向きの話。日本全体の供給予備力は一貫して10%以上あり、大停電の危機という状況では なかったのです。そして、この状況の中、日本卸電力取引所(JEPX)の価格が急激に上昇を続けました。


その背後にはやはり価格を釣り上げてきた影(たぶん東電あたりの電力会社や経産省?)の存在がありそうだ。卸している電力会社がぼろもうけする仕組み。これに対して経産省も監視すべき 電力・ガス取引監視等委員会も日本卸電力取扱所も意図的に?放置。

経産省は夏場の電力がひっ迫してる時のように国民に省エネを要請するが、今回はまったく要請しなかった。マスクがネット上で売買されて価格高騰した時は少なくともネット販売を禁止した。今回は新電力の小売業者を痛めつける(潰す)ために、電力会社とグルになって経産省が意図的にやったのだろうと言わざるを得ない。

背景にはやはり、原発を推進したい経産省や電力会社の思惑があり、エネルギー基本計画に原発を盛り込ませたい為に、東電や他の電力会社を使ってやらせたのだろうと考えざるをえない。経産省は上限を200円/kwではなく高くとも20円/kw程度とすべきだろう。この事を見ても経産省は意図的に新規参入した新電力小売業者を潰す事を目論んでいると考えるのが妥当。又同じ事が必ず起こり新電力小売業者は潰れていく・・・

本件について経産省・電力・ガス事業部・政策課にTEL}して確認したところ(担当者なので詳しい事は分からないので)調査してくれる事にはなったが、真っ当な答えは期待できないだろう・・

これが今の経産省の実態です。彼等は国民ではなく、電力会社を向いて仕事している。


実は、それにはカラクリがあったのです・・ここから先は、グリーンピープルズパワー社のホームページをお読みください。
日本卸電力取引所(JEPX)の市場価格高騰について
~当社は、電気料金を値上げしません~
https://www.greenpeople.co.jp/information/3335/


『いったい誰が、この状況を是正できるのでしょうか。日本全体の需給状況を管理すべき電力広域的運営推進機関(OCCTO)は、何も手を打っていません。また、電力・ガス取引監視等委員会は、小売や発電、送配電会社が不正な行為を行うことを監視し正す役目であるはずです。

JEPXの入札の仕組み自体が価格高騰を生み出してしまうとすれば、監視委員会はそれを見逃したことになります。市場とはそういうものだと放置しているとしたら、その責任はあまりに大きいと思います。』


『エネルギー政策は国家の欺瞞なり』は以下ご覧ください。
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2020-05-20

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