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世界一危険な浜岡原発

太平洋に面した静岡県御前崎にある浜岡原発は世界一危険な原発。近々発生するであろうマグニチュード9クラスの東南海地震と津波に耐えられるのか?浜岡原発が爆発すれば、横浜や東京にも大きな影響を与える。関東から中部、関西地区の日本の人口の7割程度の住民は住めなくなる可能性もある。

御前崎市には太平洋に突き出た御前崎半島の住民もいる。ここの住民は津波が来れば灯台のある高台に一時避難する事になるが、低地の住宅地に押し寄せた津波で,灯台のある高台が孤島状態となり、ここに一時避難した住民は原発から逃げ出す事は不可能な危険な場所だ。


浜岡原発に近ずくと、道路は片側2車線の立派な道路が出現。原発によって潤っていた事がよく分かる。3年前に浜岡原発構内に入って見学をした。近づいてみると堤防の上は車が通れるほどの幅があるが、上空から見る薄っぺらなトタン板のようにも見える。22mを超える津波には耐えられるとは思えない。


以下はたんぽぽ舎のメルマガの一部を転載。
「浜岡 最大津波高22.5m提示へ」中部電力防潮堤越える想定
運転停止から10年半、中電の浜岡原発維持費が1兆円超え。御前崎市の危険な動き
 (浜岡原発を考える静岡ネットワーク)

11月29日「浜岡 最大津波高22.5メートル提示へ」と大きな見出しが地元紙の一面を飾った。
中部電力(以下、中電)が原子力規制委員会の審査会合に提示することを決めた。福島第一原発震災を受けた政府の運転停止要請による全炉停
止から10年半。中電が安全性向上対策工事として建設した防潮堤(海抜22m)を津波が越え、構内の一部が浸水する想定になる。
中電は越流に備えた多重の津波対策があり、追加対策は必要なく、今後新規制基準に適合するかどうか議論したい考え、規制委の判断を待つ。
そもそも中電は、福島第一原発事故直後、浜岡原発と海の間にある砂丘は、他の原発にはない天然の「堤防」と言って、海抜10~15メートルの立地条件を半ば自慢し、私たちの不安を一蹴した。その後、最大津波高を20.3メートルとし、砂丘の強度も指摘され、その砂丘に加え防潮堤を建設したではないか。その場限りとも言える中電の安全対策に、私たち住民の不信感は募る一方で、「何を今さら言っているのだ!」と怒りに震えた。

運転停止から10年半、この間、中電の浜岡原発維持費が総額で1兆円を超えた。巨額の安全対策費は、私たち国民や消費者が支払う電気料金・税金に跳ね返ることになる。

原発の経済性を研究している龍谷大学の大島堅一教授は、浜岡原発の3ー5号機が仮に今すぐ再稼働した場合、1キロワット時間当たり3号機21.0円、4号機14.3円、5号機12.1円で、国が2015年に発表した原発の発電コスト10.1円を上回ると試算し、再稼働が遅れるほど「発電コストは上昇する」と分析、浜岡原発が経済的に成り立たなくなっていると指摘した。

中電の原発依存度は10%と他会社と比べ一段と低い、世界一危険な浜岡原発を巨額な資金を投入し、再稼働することは許されないことなのです。

 
本年6月の静岡県知事選挙では、リニア工事から南アルプスの「命の水を守る」ことを大きな争点に川勝知事は四選(~2025年まで任期)を果たした。この間知事は、浜岡原発再稼働は核のゴミ問題と避難計画の実効性を指摘し、「任期中の再稼働は認められない」との発言を続ける。

県知事選・国政選挙での知事の失言演説が続き県政は混乱、その背景には川勝知事にストップをかけたい勢力の存在が見え隠れする。浜岡原発の再稼働は「ここ数年がヤマ場」と中電社長は発言、次回の知事選が大きな意味を持つことになろう。

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