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日本科学者会議の「海洋放出中止」要請の声明

日本科学者会議・近畿地区が「汚染水海洋放出の即時中止」を求める声明を出した。また記者会見も実施。https://jsa.gr.jp/d/statement/20230913_kinki_statement

公正・中立の立場のアカデミズムからの発信はメデイアを動かす為には重要で、国民・市民へ浸透させるには、メディア(TVも含め)がどう反応し、どう伝えたかが重要。反応が気になる・・(関西地区の方教えてください)他の支部や学会等でも同様の動きを期待したい。
公正・中立の立場の「科学者会議」が科学的・倫理的立場で声明文を出した事に価値がある。ツイッターで経産省、外務省、環境省のコメント欄に以下貼り付けた。
【日本科学者会議・近畿地区が『汚染水海洋放出の即時中止』を求める声明文を出した。『IAEA報告書は、「海洋放出決定に係るプロセスを推奨・支持するものではない」と、政府の海洋放出を支持したわけではない。海洋放出は、ロンドン条約議定書に違反する。』詳細は以下ご覧ください↓ https://jsa.gr.jp/d/statement/20230913_kinki_statement 】

是非、SNS等での拡散や、知り合いの記者(県庁記者クラブ等にも)やジャーナリスト、弁護士達にも伝えて欲しい。

ーーー内容の一部を以下貼り付ける。ーーー

ALPS(多核種除去設備)処理とは、原発事故でメルトダウンした原子炉下部のデブリ(溶融核燃料)と接触し汚染した冷却水、地下水、雨水などを凝集・沈殿・沪過処理するものであり、浮遊粒子(SS)に含まれた放射性核種を一定量除去できるが、水として存在しているトリチウムはALPSでは処理できない。また、ヨウ素129、ストロンチウム90、セシウム137、プルトニウム239、カドミウム113など62種類に及ぶ放射性核種を100%除去できるものではないため明確に放射性汚染水である。

しかし、政府と東電は、「処理水」が「汚染水」ではないとして、汚染水との表現を避けて処理水と言っているが、「処理汚染水」と言うべきである。 原子力利用を推進するIAEA(国際原子力機関)報告書は、「ALPS処理水の海洋放出計画のトリチウム濃度が国際安全基準に合致している」とするが、「海洋放出決定に係るプロセスを推奨・支持するものではない」としており、政府の海洋放出を支持したわけではない。

ALPS処理水には、トリチウム以外の多数の放射性核種が含まれており、希釈しても放射性物質の総量は変わらず、50年以上前の公害多発時代に明確に否定された希釈放出方式が総量規制方式に変えられた教訓を捨て去るものである。また、汚染水の海洋放出は、放射性廃棄物などの海洋投棄を禁止しているロンドン条約の1996年議定書に違反するものである。








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