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原発を止めた裁判長から学ぶ

「原発をとめた裁判長、そして原発をとめる農家たち」の映画を観てきた。

原発をとめた裁判長は樋口英明さん、原発をとめる農家たちは主に二本松市でソーラーシェアリングをしている農家たち・・・

 小原浩靖監督には次回の映画に「甲状腺がん患者」について、是非映画製作して欲しいと質疑・応答の中で要請したら、河合弁護士からも言われているとの事。

質後・応答の中で、小生から350人にも甲状腺がん患者が苦悩している事。UNSCEARや政府によって、被ばく線量が100分の1程度に過小評価されている事を聴衆にも伝えてきました。すぐに映画化するのは難しそうですが、いろいろな場面で「甲状腺がん患者」について発言する事を期待し、「明らかにする会」発行の冊子「チェルノブイリ並み被ばくで多発する福島甲状腺がん」を献本して、是非学んで欲しいとお願いしてきた。

樋口論理(耐震性が足りない。経済よりも人格権が優位)が原発を止めたた。非常の分かりやすい理論。裁判官には難しい論理は通じないようだ。このシンプルな樋口論理に他の裁判長が続く事を期待したい。

映画終了後、樋口英明さんのメッセージが読み上げられた。
その中で
「脱原発運動の最も強力な敵は、原発回帰に舵を切った政府でも電力会社でもない。最も強力な敵は「先入観」。「原発事故を経験しているから、
それなりの避難計画が立てられているだろう」 「規制委員会の審査に合格しているから、再稼働した原発はそれなりの安全性が備わっているだろう」との「先入観」。

「政府が推進しているから原発は必要なのだろう」 「原発は難しい問題だから、素人には分からない」という「先入観」

原発は私たちの常識が通用しない発電施設。原発は止めるしかないのです。我が国は自然エネルギーに満ちた国。原発止めても大丈夫。

能登半島沖の地震は自然界からの最後の警告かもしれない。自然界からの警告に真摯に耳を傾ける必要がある。

 ・・・ ここまでメッセージの一部・・・

この問題を福島事故時の放射能被ばくや甲状腺がんに置き換えれば、「世界中の専門家で構成されたUNSCEARが言っているのだから、間違いないだろう」とする「先入観」が、日本政府、福島医大、メデイア、市民の間に広まっている事。 環境省はUNSCEAR 2020/2021報告書の全文を読んでいなこともばれている。

「福島医大」が言っている事は正しいという「先入観」が地元メディアに広がっている事は危険な状況。
福島医大はUNSCEAR2020/2021報告書を詳しく読んでいない事が、福島医大の論文からも明らかになっている(岡山大学・津田教授談)

この「先入観」に風穴を開けるには、本命である政府(環境省、内閣府、復興庁、規制庁等、放射線審議会も?)に直接解説する事が早道だろう・・・

 当然、並行して、UNSCEAR、メデイア、市民、そして福島医大や福島県への情報提供・拡散も・・・海外及び日本のメディアに訴えるには、「外国人記者クラブ」での記者会見が最も効果がありそう・・


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