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福島医大への再質問

福島医大からの回答はあまりにも無責任な回答であった為に、再質問を提出した。

医大への質問とその回答は以下をご覧ください。
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2023-03-04

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公立大学法人福島県立医科大学
  放射線医学県民健康管理センター長殿

以下のご回答ありがとうございました。

しかしながら、以下の回答には原発事故以来12年間医大が実施してきた事とは大きな乖離と矛盾があるのではないかと考え、以下再質問いたします。

3月4日に開催された福島医大のシンポジウムでは志村教授はじめ多くの演者が、県の検討委員会の評価とは関係なく、独自の研究結果を発表しておりました。

但し、殆どが非科学的なUNSCEAR2020/2021報告書を前提としたものであり、福島医大独自に,当時の甲状腺被ばく線量の検証をしていない事が石川氏の回答でも明らかになりました。石川氏の回答はあまりにも酷いもので、福島医大の無能ぶりを露呈したと言って良いでしょう。

全てのデータ、論文は基本データである甲状腺被等価線量が正しく検証されているかにかかっています。この基本データ崩れれば、すべてのデータ、論文の正確性・正当性・信ぴょう性は崩壊します。

石川氏の発言で、福島医大にその検証能力があるのか疑わしくなってきました。その事は先日頂いた、以下の回答からも判明しました。

そこで以下再質問いたします。

以下の質問は、主に3月4日のシンポジムの要旨集と発言に対するものです。福島県民の命と健康を衛る責務がある福島医大からは、是非責任ある回答を頂きたく重ねてお願いいたします。

【神谷センター長】

「99.8%の住民は5mSv未満であった」とありあますが、これはどのようにして測定した数値でしょうか?以下質問致します。

① 5msvの吸入摂取の内部被ばく、経口摂取の内部被ばく、外部被ばく線量の内訳は?
② 1年間の被ばく線量値はいくらか?

③ またそのデータは何に基づいてものか?その精度を福島医大はどう評価したか?
④ ヨウ素の吸入被ばく。特に3月15日~16日に襲ったプルームによる内部被ばくはどのように評価しているか?
⑤ 避難場所や避難するまでに居住地で摂取した露地野菜による経口摂取内部被ばくはどのように評価しているか?

【キャリー・M・キタハラ研究員】

1.過剰診断は福島医含め誰もWelchの過剰診断定義を満たす証明はしていない。医大はUNSCEAR報告書かIARCの技術報告書No.46に頼るだけのようです。

但しIARCの報告書にもUNSCEAR2020/2021報告書にも過剰診断の証明はしていないし、逆に過剰診断の反証と「過酷事故原因説」の証明は多数ある。福島の甲状腺がんは過剰診断とは言えない事は明らかですが、如何お考えでしょうか? 

2.日本政府がヨウ素剤を予防投与とあますが、三春町住民等限られた住民だけで、ほとんどの住民はヨウ素剤を摂取していませんし、日本人のヨウ素欠乏症が少ないというのは数十年前のデータによるもので間違っています。

3.日本の放射線放出量がチェルウエリの1/10も間違いです。福島住民んこ被ばく線量はチェルノブイリとほどんど変わりありません。  
 本行論文 「 UNSCEAR 2020/2021 報告書の問題点」 
 http://natureflow.web.fc2.com/HP/paper/HTUN1.pdf

 

【志村教授】

1.①大量のプルームによる個人のヨウ素の吸入摂取による内部被ばくがUNSCEAR報告書では
二桁以上も過小評価されています。個人の甲状腺等価線量はどのように調査しているのでしょか?

②具体的な交絡因子は何でしょうか?③様々なマッチングパターンとは具体的に何でしょうか?
事故後12年も過ぎています。あまりにも遅すぎませんか?

2.福島医大は甲状腺がんの因果関係を明らかにする方法を知らない為に、事故後12年過ぎても曖昧な言い方をしているように感じます。福島医大は非科学的なUNSCEAR報告書にのみ論拠し、自らの検証はしていないようです。まずはUNSCEAR報告書の全文は読んだのでしょうか?

「因果関係がない」との証明もできていません。福島医大は因果関係を実証する事は不可能(実証能力がない?)と、正直に言うべきではないでしょうか?このままの状態が続く事が福島県民にとって不幸な事です。ご意見賜れば幸甚です。

3.甲状腺検査に関する以下のHPの『検査の目的』に 『福島県においては、チョルノービリに比べて放射性ヨウ素の被ばく線量が低く、被ばくによる健康への影響は考えにくいとされていますが』とあり、本件に関し質問したところ以下のような回答が届きました。

『ご質問いただいた、甲状腺検査に関する該当部分は、県の検討委員会の評価に基づくものであり、医大としての評価ではありません。 また、UNSCEAR報告書に関しては、医大で解説する立場にはありません。』
 本件と福島特集の論文集とは大きく乖離していませんか?ご見解頂ければと思います。
いったい福島医大は12年間、研究・実証してきたのでしょうか?

4.被ばく線量が低いとする根拠となるエビデンス(論文・文献・データ)を教えてください。

 ①その被ばく線量は、特に3月15日~16日のプルームの吸入摂取による内部被ばくは考慮されていますか?

 ②UNSCEAR2020/2021報告者はプルームによる内部被ばくを二桁以上も過小化されている事が国内の専門家から指摘されています。本件について福島医大はどのように評価してますか?

その被ばく線量は浪江町民が一時避難した津島で炊き出しに出された、汚染されていた露地野菜や沢水等を摂取した口径摂取内部被ばくは考慮されていますか?


④政府や福島県及びUNSCEARは3月16日までは避難勧告が出された住民は、全員避難完了したとしていますが、避難が遅れたりその地にとどまっていた住民の被爆はどのように評価しましたか?

UNSCEAR(40の避難シナリオ)が3月15日までには避難完了したとされた避難区域住民は、必ずしも全員避難したわけではなく、また避難途中に高線量地域に駐車した車内で過ごした住民も多い。高線量の浪江町津島住民は3月16日までには全員避難していない。

【島袋教授】

1.「99.8%の住民は5mSv未満であった」とありあますが、これはどのようにして測定した数値でしょうか?
以下質問致します。

① 5msvの吸入摂取の内部被ばく、経口摂取の内部被ばく、外部被ばく線量の内訳は?
② 1年間の被ばく線量値はいくらか?

③ またそのデータは何に基づいてものか?その精度を福島医大はどう評価したか?
④ ヨウ素の吸入被ばく。特に3月15日~16日に襲ったプルームによる内部被ばくはどのように評価しているか?
⑤避難場所や避難するまでに居住地で摂取した露地野菜による経口摂取内部被ばくはどのように評価しているか?

原発事故から12年になろうとしている段階でも、未だに甲状腺がんの因果関係を調査中としていますが、あまりにも遅すぎませんか?300人以上の甲状腺がん患者に対しての非道さを感じていないのでしょうか?

上記について2週間以内にご回答頂きたくお願いいたします。

 

尚、3月3日に福島大学で開催した『日本疫学学会誌「福島特集」&UNSCEAR2020/2021レポート検証シンポジウム』に関する講演要旨、記者会見・緊急声明、とシンポジウムの動画をご覧ください。

動画は以下からご欄ください。
https://www.youtube.com/watch?v=BNgGbA-f8OY&t=1020s

緊急声明や講演要旨は以下をご覧ください。
Microsoft Word - 検証ネットワーク・プレスリリース(2023.3.3発出)Ver.5.docx (fc2.com)
Microsoft Word - 要旨集20230222 Ver.5.docx (fc2.com)

http://natureflow.web.fc2.com/HP/indexa.html


 

 


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