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廃炉までの30~40年は単なる政治的目標

NPO放射能安全フォーラムの定例研究会。
今回は東大教授と原子力損害賠償・廃炉等支援機構(NDF)から、
福島第一原発の廃炉の現状と今後の課題等についての
講演と意見交換を実施。

廃炉までの30~40年はメドが付いている訳ではなく、
単なる政治的な目標である事。
燃料デプリの取り出し方法の確定が2018年上半期としているが
これも目標であり目途がついている訳ではない。
多くの課題の洗い出しさえできていないのが現状。
あと2年半で燃料デプリの取り出し方法が決まるとは思えない。

しかし取り出しが遅くなればなるほど
塩水腐食や鉄筋腐食等でリスクも大きくなるという。
時間との闘いでもある。
取り出しの期間はどれほどかかるのか?
やってみないと分からない。

デプリの搬送や保管方法、原子炉の解体等は何も検討が進んでいない。
『もんじゅ』のように、10年後には、更に30~40年、
また10年後には30~40年と
廃炉の日程がずるずると延長されないようにと
NDFの執行役員には伝えたが・・・

ロボット技術や解体時の放射能飛散についても
これからの検討課題。

デプリ取り出し時に大地震が来ても、
大災害にならないようにも考慮しなければならない。

住民を帰還させても本当に大丈夫なのだろうか???




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