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政府発表のウソ

福島原発事故の規模をチェルノブイリの事故と
比較し放射性物質の飛散量から1/10程度と小さいとし
甲状腺がんの発生も放射能の影響は考えにくいとされる
理由の一つにされている。

しかし、その政府発表には疑問がある。
以下は元北海道がんセンター長の西尾さんの
HPの一部を掲載する。
詳細は以下をご覧ください。
(甲状腺がん多発に関する私見記事・前半部分のみ)
http://www.com-info.org/ima/ima_20160126_nishio.html


『米国政府はCs(セシウム)放出量を計算した結果、チェルノブイリ原発事故の
セシウム放出量は10.5京Bq(ベクレル)であったが、福島原発事故では1.8倍の
18.1京Bqだったと報告し、人類が今まで爆発させた原爆や水爆を全て足した数よりも
桁違いに多く、「人間を含めた地球上の生物に悪影響を与えるかもしれない」と
報告している3)。


渡辺悦司氏と山田耕作氏は福島事故のヨウ素(I-131)放出量は、
政府・マスコミの事故直後からの評価のようにチェルノブイリ事故の
「10分の1の規模」ではなく、
米国政府発表のチェルノブイリの数値と比較を行い、
①大気中+② 直接海水中の放出量の合計値で、
福島の方がチェルノブイリよりも大きく、「2倍超から20数倍」の
放出量であると報告している。


具体的には、政府は事故当初はヨウ素(I-131)の放出量は
160PBq(P:ペタは1015)としていたが、
東電は2012年5月に500PBqであったと放出量を改訂している。
こうした数値をヨウ素(I-131)とセシウム137の比率を考慮して再計算し、
放出量は約2,500PBq (最大値)であり、
政府推計の16.7倍、チェルノブイリ事故の1.42倍だっ たと報告している4)。
ちなみに国連科学委員会の推計は1,760PBqである。

このため、甲状腺がんのリスクは充分に高いと考えて対応する必要がある。
ただ、甲状腺がんの発生は主に摂取された放射性ヨウ素による
内部被ばくが原因であり、甲状腺の等価線量という概念だけでは
発がんのリスクは語ることはできない。』

 


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