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規制委員会の存在に疑問

大飯原発の設置許可取り消しの判決が大阪地裁であった。規制委員会の存続そのものに疑問を持たざるを得ない重大判決だ。以下のたんぽぽ舎のメルマガの一部を転載。


◆誰がための規制委か 大飯許可違法

関西電力大飯原発3、4号機(福井県)の安全性に問題があるとして、大阪地裁は国の原子力規制委員会が関電に与えた原発の設置許可を取り消した。国の原子力政策を根元から揺るがす判決だ。

「原子力規制委員会の判断に看過しがたい過誤、欠落がある」-。
大阪地裁は、強い言葉で規制委を指弾した。(中略)今回の司法判断は、国の原発政策そのものにも、疑問を投げかけているようだ。  
 (12月7日東京新聞朝刊5面「社説」より抜粋)
 詳しくはこちらを
https://www.tokyo-np.co.jp/article/72853?rct=editorial


◆原子力規制委の問題点を指摘した-柏崎差し止め訴訟原告

関西電力大飯原発3,4号機の設置許可を取り消した4日の大阪地裁判決について、新潟地裁で係争中の東京電力柏崎刈羽原発運転差し止め訴訟の和田光弘・原告弁護団長は「全国の原発訴訟に影響する大きな判断だ」と歓迎した。

大飯原発訴訟で争点となった地震動の評価方法については、柏崎刈羽原発を巡る訴訟でも原告側が指摘し、争点となっている。和田氏は「国の原子力規制委員会の審査手法は柏崎刈羽原発も同じ。規制委のやり方では駄目だと判決は言っている」と強調。

「耐震対策でこれ以上投資したくないのが電力会社の本音で、地震動の過小評価につながっている。その電力会社の評価を是認した規制委の問題点を、判決は指摘した」と分析した。柏崎刈羽原発の安全性を議論する県技術委員会委員の立石雅昭新潟大名誉教授(地質学)は「判決は規制委の検討が不十分との指摘で、(確定すれば)柏崎刈羽を含む全国の原発の審査結果がひっくり返るような話。今後、県技術委でも耐震問題をあらためて取り上げたい」と語った。
  (12月5日「新潟日報」29面。紙面のみでネット上に掲載なし)

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