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国連科学委員会への批判

5月23日に開催された”京都市民放射線観測所開設9周年記念の勉強会(講演会)で山本医師が国連科学委員である『UNSCEAR 2020レポート』を痛烈に批判している。その資料は以下からご覧いただけます。
https://firestorage.jp/download/bbaec16cf4f9d3daf8aaaa0d8b76aa4f64e040f8

又京都にある『甲状腺被ばくの真相を明らかにする会』でも6月6日にUNSCEAR 2020レポートの犯罪性を暴く講演会がある。
UNSCEAR 2020線量評価は奇妙な推定線量の切り下げがありました。いっぽう,そのデータを用いると,甲状腺被曝線量が増えると甲状腺がん発見率も増えるという明瞭な相関関係が浮かび上がってきます。これは,小児・若年性甲状腺がんの多発が,チェルノブイリ同様に被曝によるものだといえる証拠です。最新データをもとに,いまなにをすべきか検討します。

・テーマ「原発事故10年目の国連科学委員会(UNSCEAR)報告ー甲状腺被ばくを隠すカラクリ」
・14:00~14:50
 加藤 聡子さん「UNSCEAR 2020線量評価から明らかになった福島の被ばく由来甲状腺がん」
 (休憩)
・15:00~15:30
 大倉 弘之さん「地域の汚染と甲状腺がん」
・15:30~16:00
 藤岡 毅さん「国連科学委員会成立の経緯と国際機関を悪用した日本政府の被ばく被害隠蔽」
 (休憩)
・16:10~16:50 討論
・16:50~17:00 まとめ

申し込は以下から
http://fukushimakyoto.namaste.jp/akiraka/event/20210606gakusyukai.html


UNSCEARは放射線と甲状腺がんの関係性があるとした、加藤論文や山本論文、津田論文、土岐論文等を名指しで批判して。(山本医師の講演より)ただし、UNSCEARが甲状腺がんと放射線とは関係ないという理由は既に言い尽く された理由でしかなく、UNSCEARの中立・公平性はまったく無く、すでに原子力ムラや放医研(日本政府の出先!)に汚染された機関という事が言える。

放医研・明石氏(UNSCEAR日本代表)や放医研が牛耳るUNSCEARの実態が見えてきた。原発事故当時の甲状腺のスクーリングの判断ミス(1080人と少なすぎるスクリーニング数と測定結果に対する基準値の変更等)を覆い隠す為の工作が実施された『UNSCEARの完全犯罪を許していいのか』といった過激なタイトルの私見も交えた以下ブログをご覧ください。(国会等に是非検証すべき問題)

『UNSCEARの完全犯罪を許していいのか』
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2021-04-10

『UNSCEARレポートを捻じ曲げた黒幕は誰か』
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2021-04-07
詳細は東京新聞の榊原記者の著書『福島が沈黙した日』をお読みください。
https://www.chunichi.co.jp/article/197839


小生から個人線量測定の過少評価(英文のパワーポン”Underestimation Issues onPersonal Dosimetry”)についてUNSCEARに問いあわせていたところ、以下の回答が届いた。

今後『the UNSCEAR 2020 reporthas taken into account the so-called “zerodoses”,when the total measured TLD dosewas less than the fixed value of theassumed background dose.』の意味するところについて再質問の予定です。

詳細は以下ご覧ください。
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2021-05-23

小生が送付したパワーポイントは以下のブログからご欄ください。
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2021-04-22

又避難地区住民の個人線量値の矮小化(浪江町赤字木地区は2011年3月14日頃には270μSv/hもの高線量)についても質問したい。

UNSCEARは2020レポート内容を崩すのは非常に困難かもしれないが、『明らかにする会』等との連携・協力を得ながら、是非UNSCEARに対し公開質問を出したい。

尚、同じパワーポイントをIAEA及びICRPにも送付していたところ、3つの国際機関・組織から回答を得る事ができた。

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