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原子炉倒壊の危機?

今年5月1号機内部調査がされ、福島第一原発の1号機格納容器内のペデスタル壁は、縦筋と床から立ち上がったL型筋と重ねあわせ部分のコンクリ-トが溶け鉄筋がむき出しになっている事が明らかとなった。

これだけで建築構造物の全壊と認定される。通常ならコンクリートを介して壁の地震力を床に分散させる荷重伝達機構が完全に喪失しており、震度
強(440ガル)で倒壊の可能性があるという?ALPS処理水やデプリ取り出しの前に優先して耐震強化をする必要があるのではないか?

福島県・原子力安全対策課は本件どのように判断しているのか問うていく必要がある。福島県が主催する関連自治体や専門家や国、東電で構成されている『廃炉に関する安全確保県民会議』で、どのような議論がされているのか?

9月2日に開催された『廃炉に関する安全確保県民会議』の資料が以下https://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/530305.pdf (注)

 

鉄筋がコンクリートから抜けるのは6300TM(0.44G)で、震度6強の地震で転倒するという。鹿島の耐震評価には高さが高い原子炉(高さ:10m、直径7mφで約1500t)の“曲げ”対する評価はしていないという。

この倒壊のリスクを全く無視し、住民帰還を進めていいのか?今後、東日本大震災並みあるいはそれ以上の地震や津波も近々あるとも予想されている。
原子炉が倒壊すれば、3.11以上の被害も想定される。日本崩壊の危機であるにもかかわらず、誰も真剣に取り組もうとしない。原発の安全神話が繰り返させている。


この情報は以下の森重氏からの警鐘・報告会から得た情報。
その報告会が再び9月4日に開催された。

『東京電力(株)福島第一原発 現状把握と対策案』が 元三菱重工 伊方3号機建設機器班長森重 晴雄氏 が報告している。

概要
今年5月に、1号機内部調査がされ、6月東京電力、鹿島建設、IRID から福島第一原発の耐震評価が出されました。しかし、その耐震評価に対して、耐震構造開発者でもある森重晴雄氏から疑義がだされた。

・330ガル(震度6弱程度)で、汚染水タンク滑落
・440ガル(震度6強程度)で、原子炉倒壊

★本件に関する詳細な情報は『福島事故対策検討会』の以下のサイトをご覧ください

★前回(814日)の学習会の動画は以下↓ 

  1. https://youtu.be/1pupJTV9Kiw
  2. https://youtu.be/cqRRKX0X9As

    ★“激しい損傷 新たな「内部映像」公開
    https://youtu.be/mTiEMPtMsFs
★東京新聞記事


【小生のツイッター】
★1号機格納容器内のペデスタル壁の縦筋と床から立ち上がったL型筋と重ねあわせ部分のコンクリ-トが溶け鉄筋がむき出し。これだけで建築構造物の全壊と認定。コンクリートを介して壁の地震力を床に分散させる荷重伝達機構が喪失。震度6強(440ガル)で倒壊の可能性?住民帰還を進めていいのか!

★地震毎にペデスタル壁のコンクリートや鉄筋が劣化し、地下水が建屋下に溜まり、地盤が緩んでインナースカートの役割(強度)が弱くなって、440ガル(震度6強)以下でも格納容器や圧力容器の倒壊の可能性も。福二も東海第二も女川も、柏崎も避難地域となり、次々制御不能に。東日本は壊滅状態に。

【SN氏のツイッター】

★ぺデスタルの強度が落ちていて、強い余震がきたら圧力容器が倒壊して燃料プールも巻き添えで核燃料飛散、ってシナリオの可能性が無視できなくなったから、全部冠水させちゃうと見た。これまた世紀の大工事で、ゼネコンさん大喜び?https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220901/k10013799381000.html

注:東電の資料を見て驚いた。廃炉の定義を以下のようなあいまいな表現にしている事だ。この事についても福島県に確認していく必要がある。

廃炉とは:
『地域のみなさまや作業員の方々、周辺環境の安全確保を最優先に福島第一原子力発電所の放射性物質のリスクを継続的に低減していく作業』としている。
廃炉とは建屋を壊し、放射性物質を完全に取り除き、更地に戻す事では無かったのか?すべてがいい加減なのだ。廃炉も完全にできないうちから、原発を新増設していくという岸田総理の宣言には呆れる他ない。

このリスクに関する議論もされず、
ALPS汚染水の処理やデプリ取り出しだけが廃炉として議論されているようだ。福島県への軌道修正も必要であろう。この倒壊の議論は風評被害だといって封印するなら、津波の議論を避けた結果に原発事故を起きてしまった二の舞にならないのか?







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