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原子炉倒壊危機に関する東電からの再回答

福島第一・1号機原子炉が震度6強(6弱でも)の地震での倒壊の可能性について、東電のシミュレーションに偽装の疑いがあるのではないかと再度質問したが、『ご指摘いただいた「偽装」につきましては、当社として承知しておりません』との回答で、安全に関しての真摯な対応が見られない。

今後は国会や超党派の『原子力ゼロ・再エネ100の会』から、直接東電や原子力規制庁を追及してもらうしかない。東電への再質問は以下をご覧ください。
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2022-12-27

以下が1月5日に届いた東電からの回答。

【東京電力エナジーパートナー(株)】お問い合わせへの回答

×× ×様

私どもの福島第一原子力発電所の事故により、今なお、福島の方々をはじめ、広く社会の皆さまに、多大なるご負担とご心配をおかけしていることを、心より深くお詫び申し上げます。 

このたびお問合せいただきました件につきまして、主管部門に確認した結果を以下のとおりご回答申し上げます。

ーーー

Q1.国際廃炉研究開発機構(IRID)が事故後に評価を行っており、ペデスタルが一部欠損していたとしても、RPVを支持する機能が維持される旨の確認を行っております。』に対する実際のシミュレーション条件とその結果データの開示

A1.以下URLを参照願います。

IRID 圧力容器/格納容器の耐震性・影響評価手法の開発 平成28年度成果報告
https://irid.or.jp/wp-content/uploads/2017/06/20160000_11.pdf

Q2.『仮にペデスタルの支持機能が低下した場合であっても、周辺の公衆に対し、著しい放射線被ばくのリスクを与えることはないと考えております。』とする根拠と科学的なデータの開示

A2.以下URL掲載の資料を参照願います。

第100回特定原子力施設監視・評価検討会https://www.nra.go.jp/disclosure/committee/yuushikisya/tokutei_kanshi/140000136.html

資料3 1号機原子炉格納容器内部調査の状況について

Q3.『PCV内部調査を慎重に継続し、新たな知見の拡充、評価を実施するとともに、着実かつ安全な廃炉作業を進めてまいりたいと考えております。』の具体的な調査手法と日程の開示

A3.現在実施しております「1号機PCV内部調査(後半)」の一環として「ペデスタル内調査」に向けたROV投入を、順調ならば2022年度末頃に計画しております。

Q4.規制庁や経産省に対してはどのような説明しているのか、上記と同じ説明をしているとすればとても受け入れられるものでは無いと考えます。3.11の原発事故が起きた状況と同じような危機意識の無さ、無責任さが感じられます。規制庁や経産省への説明をどのようなしているのかも開示ください。

A4.特定原子力施設監視・評価検討会における議論等につきましては、上述A2で示したURLに掲載されている議事録等をご確認願います。

Q5.IRIDの評価は鹿島建設の耐震シミュレーションの偽装が明らかになっています。(詳細下記)偽装した結果を安全だとする事にはなりません。以下に対する科学的な説明をお願いします。(以下はある技術からの情報です)

A5.ご指摘いただいた「偽装」につきましては、当社として承知しておりません。

以上

何とぞご理解を賜りますようお願い申し上げます。

 


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