福島県への情報提供
福島県・県民健康調査課の佐藤課長宛に送付しました。
今後も継続的に福島県には情報提供していく。
福島県に献本した冊子『チェルノブイリ並み被ばくで多発する福島甲状腺がん』(福島原発事故による甲状腺被ばくの真相を明らかにする会発行)は課長はじめ課員(どこまで読みこんでいるかは不明も)は読んでくれているようだ。
この冊子はUNSCEAR2020/2021報告書の被ばく線量値の矮小化・歪曲・改竄等を暴いている。さらにどのように鈴木元氏や明石眞言氏ら日本側の御用学者がUNSCERA報告書作成で裏工作していたかを情報公開をもとに暴いている。
ーー以下転載(主幹以上は実名を記す)ーー
福島県
県民健康調査課
佐藤課長殿
菅野主幹殿
関係各位殿
日頃のご尽力に感謝いたします。
2023年11月 3日(金・祝)~4日(土)に福島テルサ「3階」にて、東京で開催されるICRP総会(11月6日~9日)に対抗する形で、『放射線防護の民主化フォーラム』が開催されました。
その中で、大阪大学名誉教授の本行忠志さん(『明らかにする会』のメンバー)から、国連科学委員会(UNSCEAR)2020/2021報告書には、100以上の問題点(被ばく線量矮小化・過小評価、改竄、間違い等)がある事が報告されました。
このUNSCEAR2020/2021報告書は鈴木元氏や明石眞言氏らの御用学者らのUNSCEARへの工作活動によって、歪められ、矮小化され、『福島の甲状腺がんは放射能被ばくが原因ではない』とされている事が、誤りである事が明らかとなりました。(詳細以下URL)
3-1_20231103_Hongyo.pdf (ccnejapan.com)
主な線量の過小評価は以下の通り。
1.甲状腺ヨウ素取り込み率を1/2にした
2.屋内退避効果を1/2にした
3.避難者の飲料水以外の経口摂取被ばくを無視した
4.プルーム(放射性雲)による吸入被ばく推定に用いたATDMは、2桁以上の不確実性を伴う
5.推定値は平均値で表され、肝心の最大値が不明
一昨日開催された放射線影響学会でも、本行名誉教授がポスター発表しており、前福島県の甲状腺がん評価部会の座長の鈴木元氏もこのポスター発表を聴いています。
特に質問は無かったとの事で、彼自身もUNSCEAR報告書のデタラメを認めた事を意味します。
今後、鈴木元氏は公の立場で、デタラメなUNSCERAR2020/2021報告書を公言する事は出来なくなったという事です
少なくとも放射線影響学会ではUNSCEAR2020/2021報告書のインチキぶりが公表・認知されたという事です。
今後、UNSCEARには2020/2021報告書に代わる、科学的な改訂版の刊行を求めていく必要があります。350人もの甲状腺がん患者を、原発事故による放射能被ばくでは無いとする訳にはいかないのです。
甲状腺がんの真相を明らかにすることが福島県の責務です。福島県としての、この事実を検証してください。UNSCEARの事務局長には小生から5回にわたり問題提起をしており、今後新たな論文等が出されれば、改訂版を出す事も可能との回答も得ています。(詳細以下)
★UNSCEAR事務局長からの返事 (2か月遅れてアップ)
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2023-11-04
★フォーラム当日の資料は以下
http://www.ccnejapan.com/?p=14287
または
放射線防護の民主化フォーラム 2023-2030 with 飛田晋秀写真展、減思力展、原子力災害考証館furusato | 原子力市民委員会 (ccnejapan.com)
★フォーラムに関する小生のブログは以下
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2023-11-06
今後もUNSCEAR議長と事務局長には2020/2021報告書に代わる改訂版の刊行を要望していく予定です。
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