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福島医大へ質問提出

福島医大の甲状腺検査に関するHPの『検査の目的』に 『福島県においては、チョルノービリに比べて放射性ヨウ素の被ばく線量が低く、被ばくによる健康への影響は考えにくいとされていますが』との記載がある。この記載事項について福島医大に質問を提出した。

福島医大には自らん検証能力は無い。事故後12年経っても未だに被ばくと甲状腺がんとの因果関係を科学的に立証もできないでいる。

  ーーー以下転載ーーー

福島医大

 健康管理センター長殿
 部門長殿

日頃のご尽力に感謝申し上げます。

甲状腺検査に関する以下のHPの『検査の目的』に 『福島県においては、チョルノービリに比べて
放射性ヨウ素の被ばく線量が低く、被ばくによる健康への影響は考えにくいとされていますが』とあります。

https://fukushima-mimamori.jp/thyroid-examination/outline/purpose.html

そこで以下質問します。
1週間以内に、ご回答いただければ幸甚です。

「質問」

1. 被ばく線量が低いとする根拠となるエビデンス(論文・文献・データ)を教えてください。

2. その被ばく線量は、特に3月15日~16日のプルームの吸入摂取による内部被ばくは考慮されていますか?

3. UNSCEAR2020/2021報告者はプルームによる内部被ばくを二桁以上も過小化されている事が国内の専門家から指摘されています。本件について福島医大はどのように評価してますか?

4. その被ばく線量は浪江町民が一時避難した津島で炊き出しに出された、汚染されていた露地野菜や沢水等を摂取した口径摂取内部被ばくは考慮されていますか?

5. 政府や福島県及びUNSCEARは3月16日までは避難勧告が出された住民は、全員避難完了したとしていますが、避難が遅れたりその地にとどまっていた住民の被爆はどのように評価しましたか?

 ※UNSCEAR(40の避難シナリオ)が3月15日までには避難完了したとされた避難区域住民は、必ずしも全員避難したわけではなく、また避難途中に高線量地域に駐車した車内で過ごした住民も多い。高線量の浪江町津島住民は3月16日までには全員避難していない。

6. UNSCEAR 2020/21 報告は 2013 報告に比べ、甲状腺の係数を日本人はヨウ素摂取 が多いからと ICRP 基準値の1/2に、屋内退避効果は殆どないにも関わらず1/2に、 そして、経口摂取被ばくはほぼ無かったことにし、吸入被ばく推定値も大幅に下げ、 甲状腺の平均推定吸収線量を一桁以上減らしている。

 
避難者スクリーニングでの多数の高濃度汚染や事故直後の高濃度被ばくの実測値などは無視され、半数以上がゼロかマイナスの値であったわずか 1080 名の甲状 腺実測値が最も被ばくが高い地域の最も価値あるデータとして採用され、UNSCEAR の被ばく推定値の拠り所となっています。

このような非科学的で被ばく線量値が矮小化されているUNSCEAR2020/2021報告書を福島医大としては独自に検証はされているのでしょうか?

7.一方『子どもたちの甲状腺の状態を把握し、健康を長期に見守ることを目的に甲状腺検査を実施しています。』とあります。上記の『被ばくによる健康への影響は考えにくい』と矛盾しますが、被ばくの影響は否定できない可能性があるから継続するという理解します。

本件に対する解説をお願いいたします。

詳細は以下をご覧ください。

参考資料1:
  加藤論文 「福島甲状腺がん医大論文を検証する」  
  http://natureflow.web.fc2.com/HP/paper/KTFMU.pdf

参考資料2:
  本行論文 「 UNSCEAR 2020/2021 報告書の問題点」 
  http://natureflow.web.fc2.com/HP/paper/HTUN1.pdf

参考資料3:
  ①UNSCEAR2020/2021報告書に日本側はどう関与したか(完全編・前半)
  
    https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2023-02-12

  ②UNSCEAR2020/2021報告書に日本側はどう関与したか(完全編・後半)
     
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2023-02-13

 

以上1週間以内にご回答いただければ幸甚です。

 

 

 

 

 

 


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