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凄まじい内部被ばくを追求せよ!

甲状腺がんの患者6名が東電を相手に提訴する。患者にとっても辛い長期間の闘いが始まる。今後は放射線(ヨウ素131)の内部被ばくと甲状腺がんの因果関係で争われる。黒い雨裁判でも結局内部被ばくで争われ、原告が勝訴した。福島の甲状腺がん裁判も内部被ばくで争われるはずだ。その中で重大な証拠が出てきた。

今までのアワプラネットが入手したデータ(3月19日)よりも更に2~3倍の汚染状況のデータを発見。

③葉菜(3/15 17:58)   ④葉菜(3/15 18:21)
 I-131 1,190,000Bq/kg I-131 1,230,000Bq/kg
 Cs-137 109,000Bq/kg Cs-137 169,000Bq/kg

もしも、幼児が1日100gを集荷制限の22日まで摂取し続ければ、甲状腺等価線量は2.31sVとなり、100mSvの20倍にもなっている。大人が1日200mg摂取した場合は0.96sV。

隠されているデータを掘り起こす事や、「UNSCERAR2020レポートへの公開質問」によって、UNSCEAR2020レポートの内部被ばく矮小化を追求する事が原告や弁護団を支援する事に繋がるはずだ。


  ―――以下福島県に提出―――


福島県広聴室御中

日頃のご尽力に感謝申し上げます。
原発事故当時(3月15日)の野菜等に付着したヨウ素やセシウムの測定結果(添付)が見つかりました。以下についての検証と調査をお願いいたします。

1. 2011年3月15日に野菜に付着し放射線を計測した添付の「環境放射線測定結果」データは福島県としての公式データとして公開されているのでしょうか?詳細は以下のブログと添付(以下の写真)の「環境放射線測定結果」をご覧ください。
地図上の②~④の場所は以下と判断しますが、正しいでしょうか?
②:田村市新舘・大倉周辺
③:川俣町山木屋周辺  
④:川俣町市街地周辺(北側数Km地点)

★データより
③葉菜(3/15 17:58)   ④葉菜(3/15 18:21)
 I-131 1,190,000Bq/kg I-131 1,230,000Bq/kg
 Cs-137 109,000Bq/kg Cs-137 169,000Bq/kg

2. 昨年12月28日に2011年3月22日のデータを送付していただきましたが、爆発したのは3月12日で、いつから野菜等のモニタリングは実施したのでしょうか?3月13日から開始したとすれば、3月13日から出荷制限の3月23日までのモニタリングデータ(ヨウ素とセシウム)を開示ください。

3.上記1のデータによれば、川俣町市街地周辺や山木屋の住民が露地野菜を3月13日から出荷制限がかかった3月23日まで、毎日200g摂取していれば、経口摂取による内部被ばくは以下のようになります。
1100万Bq(11日間の1kg当たりのI-131の総量)×0.2kg=2200万Bq


例1:幼児が毎日200g摂取した場合
2.2×10⁶Bq×2.1×10⁻⁶(注1)=4.62sV(100gの場合は2.31sV)
 例2:大人が毎日200g摂取した場合
2.2×10⁶Bq×4.3×10⁻⁷(注1)=0.95sV
注1:ICRPによる換算係数


いずれも甲状腺等価線量は100mSvを大幅に超えています。セシウムや他の放射性物質を考慮すれば、更なる経口摂取による内部被ばくした可能性があります。現在、県民健康調査検討会や甲状腺評価部会(UNSCEAR2020レポートを参考に評価)では内部被ばくがほとんど無かった事にされていますが、上記に対する福島県の検証結果とその見解をお聞かせください。


尚、UNSCEAR2020レポートに関する公開質問と回答(2022年1月19日現在)は添付資料(以下のURLを参照ください)をご覧ください。


3.経口摂取については、出荷制限がかかった3月23日までの間に、どの市町村に、どれだけの量が出荷され、どのような人(小売店)が消費したかの調査が必要です。福島県が卸市場から得ている情報を開示ください。もし情報保有していなければ卸市場に調査依頼ください。


4.スーパーには、農家が直接持ち込み販売するケースも多いので、主なスーパーに対し、当時の取引状況の調査必要です。又、道の駅や農産物直売所では、農家が直接持ち込んで販売していた為、野菜の種類や販売量の調査必要です。
スーパー、道の駅、農産物直売所での放射能の測定データと、それぞれの葉物の取り扱い量の調査はしていないでしょうか?もし、実施していないとすれば調査をお願いいたします。


5.添付の『国連科学委員会(UNSCEAR)2020レポートへの公開質問と回答』(改訂版:以下のURL)に関する福島県としての見解をお聞かせください。


【国連科学委員会2020レポートに対する公開質問と回答(改訂版)】
【環境放射線測定結果】
環境放射能測定結果2013100101.jpg

尚、甲状腺がんの訴訟に関する弁護団の記者会見は以下。
今回の弁護団は最強の弁護団のようです。(海渡雄一弁護士のFBの一部から)

【弁護団】
福島原発事故後、東電刑事裁判や東電株主代表訴訟において、東電の責任を追及してきた弁護士のほか、子ども被ばくや避難基準をめぐる訴訟に関与した弁護士を中心とした17人で構成。弁護団長は、金沢地裁裁判長時代に「志賀原発運転差止訴訟」で差止め判断をし、滋賀県湖東病院事件の再審裁判で西山美香さんの無罪判決を勝ち取った井戸謙一弁護士。

◉弁護団長
・井戸謙一(元裁判官、子ども脱被ばく裁判、湖東記念病院再審事件。原発差止訴訟)
◉副団長
・河合弘之(脱原発弁護団全国連絡会共同代表ほか、平和相互銀行事件等、映画監督)
・海渡雄一(脱原発弁護団全国連絡会共同代表、東電株主代表訴訟、東電刑事裁判被害者代理人、原発運転差止訴訟等)

◉事務局長
・大河陽子(東電株主代表訴訟、東電刑事裁判被害者代理人、原発運転差止訴訟等)

◉総論班(因果関係論)
・田辺保雄(薬害エイズ事件、薬害肝炎事件、原発避難者京都訴訟、子ども脱ひばく裁判)
・崔信義(子ども脱被ばく裁判、放射線取扱主任者資格等取得)
・中野宏典(大間原発差止市民訴訟、伊方原発差止訴訟、東海第二原発差止訴訟など全国の脱原発訴訟)

◉各論班(原告担当)
・北村賢二郎(東電刑事裁判被害者代理人ほか)
・柳原敏夫(遺伝子組換えイネ野外実験差止訴訟、子ども脱被ばく裁判)
・光前幸一(元裁判官、子ども脱被ばく裁判)
・古川健三(子ども脱被ばく裁判・安保法制違憲訴訟、種子法廃止違憲訴訟)
・福田健治(福島の子どもを守る法律家ネットワーク、南相避難20mSv撤回訴訟)
・斎藤悠貴(福島の子どもを守る法律家ネットワーク、南相避難20mSv撤回訴訟)
・熊澤美帆(結婚の自由をすべての人に訴訟、福島の子どもを守る法律家ネットワーク)
・畠山瑠璃(福島の子どもを守る法律家ネットワーク、南相馬避難勧奨地点訴訟)
・河潤美(労働事件、ヘイトスピーチ関係の事件)
・只野靖(浜岡原発差止訴訟、東海第二原発差止訴訟、東電株主代表訴訟ほか)

【提訴期日予定】(いずれも2022年)
1月27日 木曜日
13時 入廷行進 東京地方裁判所正門前
16時 支援集会 衆議院第一議院会館多目的ホール(終了17時半めど)




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