SSブログ

過剰診断論は科学ではない

福島で発見されている多くの甲状腺がんは『過剰診断』であるという国連科学委員会(UNSCEAR)を受け、日本の一部の専門家やメディアも間違った情報を発信している。
既に甲状腺がんに罹患し手術までしてしまった患者の思いや人権を全く無視したものである。
 
元福島医大に在籍していた緑川氏や大津留氏らのグループが盛んに甲状腺の検診を止めるような主張をネット上や学会・論文で主張しているが、まったくの無知と言わざるを得ない。
 
最近のツイッターでの発信をまとめてみた。
 
★ここ10年間、「過剰診断・過剰診断」って騒ぎ続けてきた。「何でもかんでも過剰診断なの?」って論文が出たようだ。緑川氏はちょっとは他人の論文や公衆衛生学んだらどうかね。過剰診断説には医学的根拠はないし、証明には今後20年も30年もかかる・・論文は以下のURLから



【過剰診断を主張する緑川氏に対し】
★UNSCEARの過剰診断の理由付けを全く読んでいない。病気が発生した時点で、曝露情報が失われていることが多く、その状態から因果推論をするという公衆衛生の原則を知らないことから来る間違いを犯している。過剰診断説には医学的根拠がないことは共著の大津留氏は気づいているはず。緑川氏は気の毒だ! twitter.com/MKoujyo/status…


★緑川氏はUNSCEAR2020 21報告書を根拠として、甲状腺ガンが過剰診断であるとの前提で論理を組み立て。同報告書の被ばく推計は矮小化・捏造である疑い大。甲状腺スクリーニングのアンケートで、利益が害を上回るとした人が最多にもかかわらず、回答結果を無視。害が利益を上回ると公衆に押し付ける罪。 twitter.com/MKoujyo/status…


★緑川氏やUNSCEARは非科学的で現場を知らない。UNSCERAは超高感度の超音波機器で見つかった甲状腺がんは過剰診断としている。超高感度の超音波機器では不要な細胞診を減らすことにつなる。逆に過剰診断は起こりにくくなる。福島では5.1mm以上のみ2次検査するので、超音波機器の特異度や感度は関係ない。


★UNSCERAは超高感度の超音波機器で見つかった甲状腺がんは過剰診断としている。超高感度の超音波機器では不要な細胞診を減らすことにつながり、逆に過剰診断は起こりにくくなる。福島では5.1mm以上のみ2次検査するので、超音波機器の特異度や感度は関係ない。UNSCEARは非科学的で無能な組織。


間違ったツイートに対し】
★【Aさんのツイート】原子力事故後の甲状腺モニタリングに関する提言」(国際がん研究機関原子力事故後の甲状腺モニタリングに関する専門家グループ:IARC)では、過剰診断を「スクリーニングがなければ未診断の、または生涯発症しないか、死因とならないはずの甲状腺がんの診断」としています。


この間違ったツイートに対し小生の反論
★言及しているIARCの2017年報告書では過剰診断が証明されたわけではない。全部大人や老人の話。子どもの話は1つもない。しかもIARCの報告書は子供の話であるかのように偽装し繰り返している。要するに福島向けキャンペーン。IARCもUNSCEARも、緑川氏も福島レポートも科学には程遠い反社会的存在。


★日本の疫学研究の権威者の言葉。『臨床研究は疫学のルールに従って研究を行うこと。人を対象とした研究を行い、人に関する科学的な主張をする場合は、疫学理論に基づいて研究を行って、その結果に基づいて主張する事が20世紀後半からの医学のルール』。疫学結果がすべて。






nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:地域

nice! 2

コメント 0