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鈴木元・甲状腺評価部会長への批判

9月1日に開催された県民健康調査検討会において、甲状腺評価部会長の鈴木元氏のUNSCEARへの関与と、彼の発言が一部の委員会から批判されている。その発言内容について詳しく記載されている記事をツイッターで知った。(以下の記事)

http://fukushimavoice2.blogspot.com/2022/09/202291.html?m=1

記事の一部が以下。

『ちょうど1ヶ月前の81日に開催された第19回甲状腺検査評価部会(以下、評価部会)の開催報告もされ、鈴木元部会長がUNSCEAR20202021年報告書について解説した。しかしこれは、明石眞言氏がすでに、前回の検討委員会でかなりの時間を割いて報告しており、そのスライド資料が第19回評価部会で資料として報告され、また開催報告として検討委員会に戻って来たもので、通算、三度目の説明となる。

この重複報告は、議事として形式的なのかもしれないが、UNSCEARの、線量が低いので放射線の影響が見られる可能性は低く、今見つかっている甲状腺がんはスクリーニング効果だろうという見解(UNSCEARプレスリリース)を強調しているように見受けられた。

 案の定、産婦人科医の室月淳委員が、UNSCEAR20202021年の最終報告が出る前から、専門家の間では、福島原発事故後の線量では健康被害がないだろうというコンセンサスができていたと思うが、そもそも甲状腺のスクリーニングは過剰診断が多いので推奨されていないこともあり、現体制の検査を続行すべきなのか、希望者のみを検査すべきではと問いかけた。

これに対し、福島大学の富田哲委員は、UNSCEARの報告はかなり断定的だが、検討委員の中には過剰診断については慎重な考慮が必要との意見が多く、独自の委員会である検討委員会は、福島県の甲状腺がんの実態を見た上で、UNSCEAR報告書が科学的絶対的価値を持っていると評価をして良いのかを踏まえて、評価をすべきだと発言した。

 東京農工大学の澁澤栄委員は、UNSCEAR20202021年報告書で、日本人におけるヨウ素の甲状腺取り込み率が、日本固有の食生活に基づいて、ICRPモデルの30%の2分の1となる15%とされていることについて、日本の食材は多種多様で食事からのヨウ素摂取が必ずしも多いわけではないのに「なぜ2分の1なのか?」と疑問を呈した。

これに対し、鈴木部会長は「2分の1にしたのは鈴木だと言う噂があるが、自分ではない」と断りを入れた上で、日本人の古いデータでは甲状腺への取り込み率が1040%で、必ずしも30%という一点ではない、UNSCEAR15%を採用したが、自分の研究班では18.6%と出ている、と説明した。(ちなみに、2分の1にしたのは自分ではないと言う発言は、何度も繰り返された。)また、ヨウ素の甲状腺への取り込み率は、ヨウ素摂取量で決まるものではなく、ヨウ素を甲状腺に取り込むナトリウム・ヨウ素共輸送体(sodium iodide symporter, NIS)や、腎臓からの排泄が大きな役割を占めているとの説明もあった。

 UNSCEAR20202021年報告書で甲状腺取り込み率が15%、ヨウ素被ばく線量が2分の1と大きく下方修正されたことには、鈴木班の研究成果が大きく貢献している。この研究では、避難区域等7市町村のデータ解析に、低減されたヨウ素の甲状腺取り込み率(18.6%)が用いられ、甲状腺被ばく線量が下方修正されており、20201月に論文報告(抄訳)された。

しかし、現代の日本人の食生活は必ずしもヨウ素が豊富であるとは言えないのに、その前提で取り込み率が低くなり、その結果として甲状腺への線量も低くされているという状況に、納得しない人は多い。

 「2分の1にしたのは自分ではない」と何度も主張していた鈴木部会長だが、鈴木班の研究の多大な貢献により数値が低減されたことには変わりない。そもそも、そのような研究に携わっている人物が評価部会の部会長に就任すること自体がおかしいのである。しかしその時点で、このような展開になるであろうことは簡単に予想され、それが環境省の思惑だったのだろうと思わざるを得ない。』

上記と同じ事を小生のグログでも書いていた。

【県民健康調査検討会での呆れた発言】
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2022-09-01-1


小生の鈴木元氏、明石眞言氏の批判ツイッターが以下

★政府は2013年と2017年に『放射線の影響に関する過度の不安を払拭すべく、客観的な情報発信』目的で、UNSCEARに約7千万を2回拠出。放医研を事務局とし明石眞言や鈴木元ら18人の「国内対応委員会」を組織し報告書案を精査しUNSCEARにコメントや必要な追加情報を提供。二人グルで歪曲・捏造!

UNSCEAR内の日本作業グループは放医研の明石、赤羽、青野とJAEAの茅野、放影研の小笹。彼らはレポートを執筆していないが、日本の論文や情報を執筆者に提供し提言するのがミッション。明石は国内対応委員も兼ねて、都合の良い論文や鈴木元の線量矮小化論文を優先し執筆者に提供・提案する事は容易。

★その事はいわき市のパブリック・ミーティングで執筆者のボロノフ(ロシア人)が、甲状腺への取り込み率を1/2にしたのは鈴木元の提言を採用したと暴露。屋内退避効果を1/2にし内部被ばく線量値を過小化したのはやはり鈴木である事が、ある講演会の質疑応答で判明。鈴木の内部被ばく矮小化への強い関与が実証された。

★2020年11月のUNSCEAR第67回会合に先立ち開催された国内対応委員会案が第67回会合でほぼ了承。鈴木や明石らが事務局にまとめさせた日本案がほぼ通ったと見て良い。明石は国内対応委員と日本作業グループも兼務しており、明石氏が鈴木氏と組んで、恣意的に被ばくを線量を矮小化している構図。

 

 

 

 

 


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