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IAEAは海洋放出のお墨付きは出していない!

IAEAは 最終判断は日本政府と逃げている。IAEAは海洋放出のお墨付きは出していない!

〇IAEA事務局長序言の最後の部分
「福島第一原発に貯蔵されている処理水の放出は、日本政府による国家的決定であり、この報告書はその方針を推奨するものでも支持するものでもない事を強調する。」

Finally, I would like to emphasise that the release of the treated water stored at Fukushima Daiichi Power Station is a national decision by the Government of Japan and that this report is neither a recommendation nor an endorsement of that policy.

◯本文「2.4.正当化」の結論部分
「ALPS処理水の排出を正当化する責任は、日本政府にある。」

The responsibility for justifying the decision to discharge the ALPS treated water falls to the Government of Japan. (P.19)


2.4正当化には以下の記載がある。
今回のIAEAの安全審査の 範囲には、日本政府がたどった正当化プロセスの詳細に関する評価は含まれていない。
       【中略】

処理水をどのように扱うか、またその決定がどのように正当化されるかを決定する最終決定権 は日本政府にある。
とはいえ、FDN
PSに貯留されるALPS処理水の管理方法の最終的な選択の 正当性は、多くの利害関係者にとって極めて重要であり、日本政府から明確な説明がなされる べきものである。

この説明は、20214月に日本政府が発表した基本方針、および利害関係者 に提供されたさらなる説明と明確化を通じて提供されている。I
          【中略】

 この正当化決定は、放射線防護の範囲をはるかに超えており、経済的、社会的要因など、技術 的な側面以外の考慮事項も多く含まれているため、IAEAがこの決定の非技術的側面について コメントしたり分析したりすることはできない。
NHKも他のメデイアも間違った歪曲報道をしている。但し、日本経済新聞だけが正しく記事にしている。これは2年前のUNSCEAR2020/2021報告書のプレス発表時に英文の報告書全文を精査せずに、一斉に日本語のプレス内容を報道した時と同じ。NHKはじめ日本のメデイアが劣化している(涙)

以下は最近の小生のツイートを転記
★IAEAが原発汚染水の分析を「裏付け活動」(corroboration activities)と称している。
科学で「裏付け」はさらなる証拠で従来の主張を補強することに焦点を合わせるもので、主張が事実かどうかを確認することに焦点を合わせる「検証」(verification)とは異なる。
★IAEAと日本政府及び国会こそ、海洋放出の『正当化』や『最適化』を議論した経過が見当たらない。日本政府は海洋放出ありきでIAEAを賄賂で手中に収めながら、別の意味での正当化を計ろうとしている。韓国を見習ったらどうか?

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