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コロナ禍の長期的出口戦略の答えはここにある

【コロナ禍の長期的出口戦略の答えはここにある】

80%おじさんのシミュレーションに対する批判は多くのネット上で見られる。このシミュレーションは市中感染者が自由に外出したり自粛したリする場合のシミュレーションで、政府や行政は何もしないという前提にたっている。
政府は何もしないで国民の自粛だけに頼っていては、第2波、3波に国民は耐えきれないし、経済も廻らない。いずれ経済も財政も破たんする。子ども達の学力も低下し、日本は後進国へと奈落の底に落ちこむ事になる。

九州大学の小田垣名誉教授が検査率(隔離率)を 2 倍に増やし、接触自粛を 5 割程度にするだけで、都市封鎖より効果的であることが分かる。PCR検査を4倍にすれば更なる効果が上がる事が分かる。

PCRを検査し陽性者を隔離する政策に転換するようなシミュレーション結果を科学者が提出し、無恥・無能・無策・無責任な政府を説得させる必要がある。

武漢で20日間で1000万人のPCR検査をしたように、日本でも日本製のPCRキット(フランスで使用でき日本では厚労省が認可していないとう厚労省の利権構図)を使用し1日50万人ぐらいを優先順位をつけて(医療従事者、介護従事者や入院患者、そして水商売人あたりを優先)PCR検査すれば、自粛しなくとも感染を防ぐ事ができるはず。

先ずは東京都でPCR検査を1日当たり1万人、5万人、10万人、50万人実施し、 陽性者を隔離した場合で、接触率を50%減らした場合、接触率を30%減らした場合、接触率は減らさないで従来の生活のままの場合の 15通りぐらいのシミュレーションを研究者にお願いした。東京モデルができれば、他の自治体は参考に自主的な政策を打ち出せる。

これはまさに以下の小生の提言の方向性(ブログ)に一致するもの。
https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2020-05-08

命を最優先するのは自粛するしかないが、人間の限界もあるし、人間らしい生活もしたくなる。状況が変化し新しい知見や技術の進歩によって新たな施策を考え活用する必要もある。市民の心の安心が生産活動や社会活動を復活させる。高齢者も安心して(個人差はありますが)外出
もできるようになる。政府は長期的出口戦略を語らねばならない。専門家会議メンバー以外の科学者の出番。

小田垣名誉教授の論考は以下ご覧ください
https://plaza.rakuten.co.jp/techmfg/diary/202005080001/
http://mercury.yukawa.kyoto-u.ac.jp/~bussei.kenkyu/wp/wp-content/uploads/2020-082101v4.pdf

小田垣名誉教授の論考の一部を以下掲載する。

『もちろん全員検査は物理的にも、時間的にも、極めて難しいであろうが、「発熱後4日間待って検査する」という当時の方針を改め、発熱、咳・痰、味覚障害、倦怠感など感染症の兆候が一つでも出た人(できればその接触者全員を含めて)は、即日 PCR 検査を行い、陽性者の (ホテル・自宅での隔離を含めた) 隔離を行うことが有効であったと考えられる。

図4の曲線(4)で示したように、検査率(隔離率)を 2 倍に増やし、接触自粛を 5 割程度にするだけで、都市封鎖(2)より効果的であることが分かる。検査数、隔離数を増やすと、医療関係者や行政の担当者、隔離される人とその家族は大変であろうが、すでにいくつかの自治体が取り組んでいるように、うまく機能する隔離の仕組みを導入し、市中感染者の隔離の効率を上げるために PCR 検査あるいは抗原検査を増やすべきである。』

是非、多くの科学者が多方面からのシミュレーションし議論する事が、2波、3波でも自粛生活無しでも暮らせる最善の方策の提言を期待したい。専門家会議メンバーだけの議論では間違った方向性を是正できない。

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