放射線審議会の欺瞞
【放射線審議会の欺瞞】
伊達市の個人線量測定に関する早野・宮崎論文が
個人情報の扱いに関する不正や、データの捏造問題がメディアで報道された。
しかしながら 原子力規制庁主管の第141回放射線審議会の資料(141-4-1)には
この早野氏らの捏造データや不正利用のデータが使用されている。
以下の審議会の資料のP16をご覧ください。
http://www.nsr.go.jp/data/000235881.pdf
個人線量当量を採用した場合は、同じ家族であっても被ばく線量値が異なる。
家族間の分断、地域間の分断、職業毎の分断等、大きな社会問題が発生する。
このデタラメ論文を元に放射線審議会が議論している事自体欺瞞と言わざるを得ない。
そこで規制庁企画課に質問提出した。 (一部のみ掲載)
原子力規制庁御中
第141回放射線審議会の資料(141-4-1)についてお尋ねいたします。
4.P16のグラフについて
①なぜ平均値で議論しているのか?
②周辺線量当量(青色の線)を超えて被ばくしている人もいる。
この規準が間違っているとの論拠を示して欲しい。
③個人線量当量を採用した場合は同じ家族であっても被ばく線量値
が異なる。家族間の分断、地域間の分断職業毎の分断等、大きな
社会問題がでてくる可能性があるが、なぜ、個人線量当量の議論
をしているのか?
④伊達市の個人線量測定に関する早野・宮崎論文は個人情報の扱
い方に不正があった。研究倫理に詳しい東京大学の井上悠輔准教
授は「一義的に責を負うのは、杜撰な情報提供を行った伊達市
でしょう。一方、これを受け取った研究者も、この状況を看過し
たばかりか、仮に約束違反と知りながら漫然と使用を継続してい
たならば、一方の当事者であるといえます」と厳しい。「個人情
報が社会にとって重要な知識をもたらしうる場合、どこまで本人
の同意を厳密に得る必要があるか。これは法解釈上の大きな課
題です。しかし、今回はそれ以前の問題ではないでしょうか。
この研究は、個々人や地域にとって重要な意味を持ちうる情報を取
り扱うものであり、『個人情報ではない形での情報の取り扱い』
と『同意の取得』を市民に約束していたにもかかわらず、これら
の約束は疎かにされてしまいました。調査は市民の生活と深くか
かわるものですが、今回のようなことがあれば、人々は自治体や
研究者による説明を信頼できなくなるでしょう。
また、こうした雑な運営のもとで生み出された成果を我々は信用できるでしょう
か。情報を出した自治体側もこれを受け取った大学側も、組織的
な反省と今後の対応策を目に見える形で提示してほしいと思いま
す』とコメントしている。
原子力規制庁としての見解を教えてください
⑤早野・宮崎論文の捏造について
捏造が疑われ、不正をした早野・宮崎論文を141回審議会に使
われています。このようなデータを使用している理由を教えてく
ださい。
又、3分の1に過小評価した内容を確認し教えてください。
本日(12月28日付け)の毎日新聞の記事
【個人被ばく線量論文、同意ないデータ使用か 東大が予備調査】
東京電力福島第1原発事故後に測定された福島県伊達市の住民の
個人被ばく線量のデータを基に、早野龍五・東京大名誉教授らが
英科学誌に発表した2本の論文について、東大は27日、「本人の同意
のないデータが使われている」などとする住民からの申し立てを受けて
予備調査を始めたことを明らかにした。
個人線量は、同市が2011~15年ごろ、「ガラスバッジ」と呼ばれる線量計を
住民に配布して測定。論文では、市の人口の約9割にあたる約5万9000人分の
データを解析し、生涯にわたる被ばく量の予測などをしている。
同市は約2万7000人分について本人の同意のないまま研究者に提供したとして、
経緯を調べている。
申立書では、論文の著者の一人が所属する福島県立医大の倫理委員会に
研究計画書の承認申請を行う前の15年9月に早野氏が解析結果を公表
していることも国の医学系研究の倫理指針に違反していると指摘。
また、図の一部に不自然な点があり、「線量を過小評価するための
捏造(ねつぞう)が疑われる」としている。
早野氏は毎日新聞の取材に「適切なデータを伊達市から受け取った
という認識で対応していた」とメールで回答。
「計算ミスがあり、線量を3分の1に過小評価していた」として
出版社に修正を要請したという。(毎日新聞12月28日)
伊達市の個人線量測定に関する早野・宮崎論文が
個人情報の扱いに関する不正や、データの捏造問題がメディアで報道された。
しかしながら 原子力規制庁主管の第141回放射線審議会の資料(141-4-1)には
この早野氏らの捏造データや不正利用のデータが使用されている。
以下の審議会の資料のP16をご覧ください。
http://www.nsr.go.jp/data/000235881.pdf
個人線量当量を採用した場合は、同じ家族であっても被ばく線量値が異なる。
家族間の分断、地域間の分断、職業毎の分断等、大きな社会問題が発生する。
このデタラメ論文を元に放射線審議会が議論している事自体欺瞞と言わざるを得ない。
そこで規制庁企画課に質問提出した。 (一部のみ掲載)
原子力規制庁御中
第141回放射線審議会の資料(141-4-1)についてお尋ねいたします。
4.P16のグラフについて
①なぜ平均値で議論しているのか?
②周辺線量当量(青色の線)を超えて被ばくしている人もいる。
この規準が間違っているとの論拠を示して欲しい。
③個人線量当量を採用した場合は同じ家族であっても被ばく線量値
が異なる。家族間の分断、地域間の分断職業毎の分断等、大きな
社会問題がでてくる可能性があるが、なぜ、個人線量当量の議論
をしているのか?
④伊達市の個人線量測定に関する早野・宮崎論文は個人情報の扱
い方に不正があった。研究倫理に詳しい東京大学の井上悠輔准教
授は「一義的に責を負うのは、杜撰な情報提供を行った伊達市
でしょう。一方、これを受け取った研究者も、この状況を看過し
たばかりか、仮に約束違反と知りながら漫然と使用を継続してい
たならば、一方の当事者であるといえます」と厳しい。「個人情
報が社会にとって重要な知識をもたらしうる場合、どこまで本人
の同意を厳密に得る必要があるか。これは法解釈上の大きな課
題です。しかし、今回はそれ以前の問題ではないでしょうか。
この研究は、個々人や地域にとって重要な意味を持ちうる情報を取
り扱うものであり、『個人情報ではない形での情報の取り扱い』
と『同意の取得』を市民に約束していたにもかかわらず、これら
の約束は疎かにされてしまいました。調査は市民の生活と深くか
かわるものですが、今回のようなことがあれば、人々は自治体や
研究者による説明を信頼できなくなるでしょう。
また、こうした雑な運営のもとで生み出された成果を我々は信用できるでしょう
か。情報を出した自治体側もこれを受け取った大学側も、組織的
な反省と今後の対応策を目に見える形で提示してほしいと思いま
す』とコメントしている。
原子力規制庁としての見解を教えてください
⑤早野・宮崎論文の捏造について
捏造が疑われ、不正をした早野・宮崎論文を141回審議会に使
われています。このようなデータを使用している理由を教えてく
ださい。
又、3分の1に過小評価した内容を確認し教えてください。
本日(12月28日付け)の毎日新聞の記事
【個人被ばく線量論文、同意ないデータ使用か 東大が予備調査】
東京電力福島第1原発事故後に測定された福島県伊達市の住民の
個人被ばく線量のデータを基に、早野龍五・東京大名誉教授らが
英科学誌に発表した2本の論文について、東大は27日、「本人の同意
のないデータが使われている」などとする住民からの申し立てを受けて
予備調査を始めたことを明らかにした。
個人線量は、同市が2011~15年ごろ、「ガラスバッジ」と呼ばれる線量計を
住民に配布して測定。論文では、市の人口の約9割にあたる約5万9000人分の
データを解析し、生涯にわたる被ばく量の予測などをしている。
同市は約2万7000人分について本人の同意のないまま研究者に提供したとして、
経緯を調べている。
申立書では、論文の著者の一人が所属する福島県立医大の倫理委員会に
研究計画書の承認申請を行う前の15年9月に早野氏が解析結果を公表
していることも国の医学系研究の倫理指針に違反していると指摘。
また、図の一部に不自然な点があり、「線量を過小評価するための
捏造(ねつぞう)が疑われる」としている。
早野氏は毎日新聞の取材に「適切なデータを伊達市から受け取った
という認識で対応していた」とメールで回答。
「計算ミスがあり、線量を3分の1に過小評価していた」として
出版社に修正を要請したという。(毎日新聞12月28日)