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食料安全保障を考える

【食料安全保障を考える】
 ~ダーチャが日本を救う~
 
ロシアのウクライナ侵攻によって、世界中の食料、エネルギー価格が高騰し、食料安全保障やエネルギー安全保障について、国民が意識し始めた。
日本の食料自給率(エネルギーベース)年々は低下し続けている。とりわけ日本人の食事の西洋化によって、米から小麦の需要が高くなってきている。農水省は米作から小麦や大豆への転換を図るべき、支援策を打ち出してはいるがその効果はほとんどなく、小麦の作付け面積はここ12年間でほとんど増加していない。

小生が考える施策に対し、農水省は施策を打ち出してはいるが、効果がほとんどでていないのが実態。以下記憶と記録の為に、完璧ではないがまとめておく(間違いがあるかもしれないが・・)

提言1:休耕田の小麦畑作農地への転用に対する補助制度
→ 小麦を含む、いわゆる転作のための補助制度は、既に各種行われている。具体的には、例えば以下の農水省資料のp.21~26辺りに記載。
提言2.国産小麦の政府買い取りと補助制度
→ 輸入小麦については政府が買入・売渡を行い、国産麦振興のための施策を講じている。麦に関する施策の概要については、以下の資料をご覧下さい。
なお、廃止された米の食管制度のような政府買取りについては、膨大な財政負担が生じもちろん現実的ではないとの意見も・・・国民(消費者)が負担してくれるという総意があれば実現可能か?

提言3.米粉を使ったパスタ、パン、うどん等の研究開発に対する政府の支援
→ 米粉については、研究開発を含めて様々な施策を講じている。詳細は以下の資料をご覧ください。
提言4.ダーチャ村の全国展開による自給率アップと地産地消の促進(なんらかの補助制度必須)

2022年5月14日池上彰のニュース解説番組『ウクライナ侵攻のまとめ』の中で、ロシアは自給自足ができる国で経済制裁には強い。その中で『ダーチャ』(菜園つきセカンドハウス)が食料の自給率を上げている事に言及。リモートワークが可能となった現在、移住や二地域居住で通勤時間が空いた時間を農業にも振り向け可能となった。

ダーチャには以下の様々な効用がある。
無農薬の安全な食料の自給・自足。
食糧自給率アップ。
耕作放棄地の有効活用。
交流人口増、地域活性化
豊かな自然の中での健康な暮らし。
都市の大きな天災、人災の時安全な避難場所。
食料安全保障にもつながる

提言5:スーパーなどで販売する野菜や肉、果物には、ある程度規模以上のスーパーにはマイレージの数値の表示の義務化
→ かつて一部の企業・生協等においてマイレージ表示の取組みが行われていたが、消費者の関心や支持が乏しく、現在は行われていない??制度として義務化するのは如何かとの意見も・・・

上記農水省作成の資料(政策)をみても問題だらけ。その問題をまとめるてみた(一部のみ)
問題:
1. 小麦の作付け面積はここ12年間ほとんど増えていない。小麦の経営体数は逆に1/10に減少。(農業従事者は半分以下に減少)

2. 小麦は半分が北海道で生産(全体の57%程度)され、そのほとんどは畑作。(それ以外の地域は田作が多い・・・)

3. 小麦(戦略作物)への転作で3.5万円/10aの支払い金額は妥当か?(増えない理由は経営が成り立たないから??)増えない要因を農水省は調査・検討しているのか?

4. 農林省は色々と対策をしているが、実績が上がっていない・・・成果どころか益々自給率が低下し、日本の将来に危機感を抱かざるを得ない。政治はプロセスも大事だが、結果が最も大事。

5. 食料安全保障の観点から『ダーチャ』を国策として推進必要。2022年5月13日放送の『ウクライナ侵攻のまとめ』で池上彰氏がロシアは自給自足ができる国で経済制裁には強い。その中で『ダーチャ』(菜園つきセカンドハウス)が食料の自給率を上げている事に言及。日本も農水省が率先して『ダーチャ』を推進すべき事を自信をもって言えるようになったはず。
ちなみに原発事故以前から二本松市で『ダーチャ村』をつくり、都市農村交流(原発事故前まで)や地域コミュニテイの活動拠点にしていた。今後は廃校となる安達東高校(農場あり)の有効活用の一例としてダーチャ村をつくるように福島県にも提案中
原発事故前に作成したダーチャ村のプロモションビデオが以下。
6.食料安全保障の観点から、もっと農水省はメデイアを使った広報・宣伝をすべき。農水省の広報宣伝が一般国民には届いていない。アメリカとの通商交渉においても、農水省は経産省の犠牲にされている。(生贄にされている)これからは経産省に遠慮する事なく対等に対峙すべき?(とは言っても農水関連のGDPは数%程度)

尚、農水省においては広く一般国民等からのご意見や政策提案を受け付けている。以下から投稿すれば担当課に回付される。

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