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汚染水海洋放出問題についての東電交渉

東電・福島復興本社のみなさんへ:この記事に問題ある場合はご連絡ください。

6月12日福島市で開催された東電と市民10団体との交渉に参加。主催団体は脱原発福島県民会議。他に原子力情報室、チェルノブイリ・ヒバクシャ救援関西等全国10団体。東電からは福島復興本社・復興推進室副室長など4名が参加。主催者側からの東電への事前質問に対し、東電は文書で回答準備せずに口頭での回答。市民が約35名程度、取材記者が6~7名。一部のTVで放送していた。

冒頭東電からは質問への回答が終了したらメデイアは退席して欲しいとの要求あり。更に、主催側から3時間を要求していたが東電からは2時間にしてほしいとの要求。結局メデイアは最後まで退席せずにOK。30分間の延長で2.5時間。

『関係者の理解なしにはいかなる処分も行わない‥‥』という福島県漁連との約束は『今も変わりはない』と断言。ならば、現在の海洋放出に向けた工事は約束違反ではないか、早急に真水を使った設備の確認試験を中断すべきではないのか?に対し、しばらくの時間、4名は無言のまま反論は無かった。反論が無い事は約束違反を認めた事かの主催者側から念を押すと、しばらく経過してから東電から苦し紛れに以下の発言。

2021年の『政府の基本方針』にもとづいて、福島県と2町の了解を得て工事を開始した。更に何の根拠も示さず『約束違反とは考えていない』と回答。東電からの言葉は実態とはかけ離れた、科学的根拠、政府の基本方針、丁寧に、真摯に・・・東電はこれらの重い本当の意味を理解しているのだろうか??彼らの回答は論理的にも矛盾だらけで破綻している。

小生の有機結合型(OBT)の危険性についての質問には、IAEAだ、UNSCEARだ、ICRPだ・・と言い出す始末・・・これに首を振ったら、しっかりそれを見ていたようだ。東電が直接安全性について研究・検証しないのかと念を押したが・・・東電も市民がIAEAやUNSCEAR、ICRPへの不信感を持っている事には気づいているようだった。

東電が回答できなかった工事中断要請等に関する回答は本社に持ち帰って今月末頃までに回答するとのいつものパターン。

「ALPS汚染水海洋放出に関する問題点と疑問」をまとめてみた。
以下のブログでも公開。

前半:https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2023-06-12
後半:https://nimosaku.blog.ss-blog.jp/2023-06-12-1

  ~~~参考情報~~~

【汚染水を海に流すな!6.20福島行動】

6月20日(火)
10:30~福島テルサ「あづま」にて集会
11:30~12:00県庁までデモ行進
12:00~13:00県庁前スタンディング
15:00~16:00県知事と議会に要請書提出

ご都合が合う方は、青いものを身に着けてご参加ください。

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